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【23卒】新卒で就活エージェントを使ってみた感想

久しぶりに、就活のことを書いていきます。

私は、就活においてエージェントサービスを利用しました。エージェントサービスの利用ついては様々な意見があるかと思いますので、私が実際に使ってどうだったのか、述べていきたいと思います。

先に結論を述べると、私は、就活エージェントからご紹介いただいた企業に内定承諾をしました。新卒で就活エージェントサービスを使って良かったと思っています。


【私の基本情報】


・23卒
・理系
・大学院生(修士)
・地方国公立
・体育会〇
・留学×
・長期インターン×


【私の就活の流れ】

修士1年6月:就活エージェントとの出会い


就活エージェントに登録したきっかけは、『学内ポスター』です。
大学院に入学し、就活始めないとな~ とぼんやり思っているときに、学内のポスターを見かけました。

当時、「就活エージェント」というサービス自体全く知らず、「無料で相談できるサービスがあるのか~」くらいにしか思っていませんでした。
とりあえず登録無料だし、というくらいの気持ちで会員登録をしました。

この会員登録をしたのが修士1年の6月頃ですが、23卒のエージェントサービスが開始されるのは10月頃からということで、かなりの期間が空きます。
この期間に、就活エージェントに登録したこと自体忘れていました…。

そのため、サマーインターン等は自分で調べて応募し、参加していました。


修士1年10月:エージェントとはじめての面談


会員登録したことも忘れていたとき、エージェントからメールでの連絡がきました。
「23卒のエージェントサービスを開始するから、面談の日程調整をしたい」とのことでした。
自分自身、1人で就活をしていたので、相談できるならいいかなという思いで日程調整をし、電話で面談をしました。

そこで、
・自身の専攻内容(大学院で学んでいること)
・今現在、どのような業界を志望しているのか
などを聞かれ、それに合わせて今後、企業を紹介していく旨を説明されました。

私は、大企業に絶対入りたいという願望がなかったため、企業を紹介していただけるのは非常にありがたいと思いました。

修士1年11月以降:企業紹介→応募


ここからは、おおむね
①企業を紹介していただく
②応募するか、しないか返信
③応募する場合、選考に入る
の繰り返しでした。

【最終結果】

最終的に、
紹介していただいた企業:19社
応募した企業:8社
となり、2社からの内定が出た時点で、片方に承諾をし、就活を終了させました。


【就活エージェントを利用してよかったこと】


結論から述べると、就活エージェントは、
「担当者次第で満足度が大きく変わる」
と思います。

私は、担当者様との相性が良かったため、就活エージェントを利用して良かったと思えました。それを踏まえた上で、具体的に良かった点を紹介していきます。

①自力では探すことができない企業を紹介していただける・情報が得られる
就活サイトを見てみると、「人気の企業」「有名企業」の情報は多く載っていると思います。
しかし、必ずしも人気企業・有名企業に入りたいと思っていない私にとっては、
「自分のやりたいこととマッチしている中堅企業、優良企業」
が探しにくいと感じていました。

エージェントの担当者は、私のやりたいと思っていることを親身に聞いてくださり、企業を紹介していただきました。

また、私の話をいい意味で重くとらえず、
「もしかしたらこういった企業も興味を持てるのではないか」
という視点から、志望業界と必ずしもマッチしていない企業を紹介していただけるというのも大きかったです。

就活エージェントを利用している企業は、人材が不足している企業や、人気のない企業ばかりではないか、と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
少なくとも、私が紹介していただいた範囲内ではありますが、名前を知っているような有名企業やそのグループ会社、東証一部上場企業等も多く紹介していただけたので、そういったことはないかなと思います。


②選考のフィードバックをもらえる
選考を進むうえで、合格・不合格 の結果が出ます。
合格であっても、不合格であっても、その理由についての問い合わせは受け付けないという企業も多い中、
エージェントを通じてフィードバックをいただける、というのが大きかったです。

特に、あまり合格の手ごたえを感じられなかった面接が合格していた時に、エージェントの方との面談で
「実はあまり手ごたえなかったので、合格でびっくりしました」
というお話を出したら、担当者の方がすぐに相手企業と連絡をとってくださり、フィードバックをいただけた
というエピソードは印象に残っています。

面接や選考は、どうしても自分自身を客観的に評価することが難しいと思います。そんな中で、実際に面接をした面接官からのフィードバックをもらえることは、修正して次に活かすという点から非常に効果的だと思います。


③企業との連絡を直接しなくてよい
これは、紹介いただいた企業によりますが、基本的にエージェントを通じて紹介いただいた企業との連絡は、エージェントを通じて行われます。

この恩恵を一番感じたのは
「内定辞退するとき」
です。

内定辞退のように、なんとなくしにくい・気が重くなる連絡について、直接しなくて良いというのは精神的に楽でした。

また、「もう少し事業内容を知りたいから追加で社員面談がしたい」という要望についても、エージェントを通じてしていただけるので、自身で直接交渉するよりやりやすかったです。


④紹介した企業以外に応募したり、選考に進むことを許可していただけた
私の使用したエージェントサービス、および担当者の方は、
「自分たちが紹介した企業が絶対」
という態度が一切なかったのが良かったと思っています。

実際、私は自身が興味を持った企業へ個人的に応募していましたし、それを話したときに一切嫌な顔をされませんでした。

自分たちの利益だけを考えているという態度はなく、1人の就活生として私に向き合っていただけていることを感じられて、安心して就活を進めることができました。

また、企業の紹介も多すぎず少なすぎず、程よいペースだったのもよかったです。
また紹介した企業に対して興味が持てないため、応募しない旨を伝えた際も、今後の紹介の精度をよくするために、そう思った理由を伝えることができたのも良かったです。


【就活エージェントを利用するうえで気を付けたほうが良いと思うこと】


実際に、新卒で就活エージェントを利用した立場として、個人的な意見を述べます。
1人の意見ですので、あくまで参考程度にご覧ください。

①担当者との相性を確認する
先ほど述べた通り、エージェントサービスは
「担当者との相性」
がかなり重要になってくると思います。

・担当者が、自分のペースにあわせすぎず、こちら(就活生側)の話をきちんと聞き、その希望に応えてくれるか

これが一番重要だと思います。

分かりやすい指標としては、

・紹介した企業への応募を強要をしてくるか
・自分自身での応募(エージェントを介さない応募))に対してどのような態度をとるか

このあたりかなと思います。

②選考がすごく有利になる・優遇される訳ではない
就活エージェントを活用して思ったのは、「紹介してもらった後は意外と普通の選考ルートだ」ということです。

適性検査(SPI)が免除になったことはありましたが、それも1社だけで、他は基本的に普通の選考ルートでした。

選考の通過率については調べようがありませんので何とも言えませんが、もちろん、就活エージェント経由で選考に入り、途中で落ちた企業も複数あります。

私が利用したエージェントサービスは、特別な審査があるわけではないので当たり前かもしれませんが、

就活エージェントを使っても、特別な選考ルートに進めたり、優遇されるとは限りませんので、過剰に期待せず、しっかりと選考対策は進めたほうが良いでしょう。

③自分は、「大企業・有名企業に入りたいのか」確認しておく
先ほど、エージェントサービスに良かった点の中で、紹介される企業は中小企業だけでなく、大企業や有名企業もあった、と述べました。

ただ、大企業や有名企業をあわせて、中小・ベンチャー企業ももちろん紹介されます。

正直に言って、「大企業や有名企業に絶対入社したい」と思っている人は、エージェントサービスを利用しなくても良いと思っています。

大企業や有名企業は、倍率が高いことが多いため、基本的には多くの企業にエントリーすることが一般的でしょう。

名の知れた企業に入りたいのであれば、エージェントに紹介してもらわなくても自分で調べて応募できます。
エージェントとのやりとりでは少なからず時間をとられますから、そういった時間をより多くの企業にエントリーする時間に充てたほうが効率がよさそうです。


④エージェントとの連絡をおろそかにしない

エージェントを使うときめたならば、連絡はきちんと行うべきだと考えています。
例えば、メールの返信が遅い、これが何度も続くと、エージェントとの信頼関係が失われるでしょう。

そういった関係では、積極的に企業を紹介しよう、サポートしようという気持ちが起こりにくくなってしまうと考えています。

エージェントを利用するか否かを考え、使うときめたならば、しっかりと活用しようという覚悟を持ったほうが良いと思います。


就活エージェントを利用することについては、ネット上でも様々な意見が見られます。

新卒でエージェントは使わないほうが良い、という意見もありますが、私は使ってよかったと思っています。

新卒では大企業に行くべき、など、様々な意見がネット上にはあふれていますが、最終的に入社するのは自分自身です。

いろいろな意見を吸収することは大事ですが、最終的に判断するのは自分だというのは認識したうえで、活用するのが良いと思います。

私自身、23卒でありまだ社会人になってすらいない立場の人間ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。



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