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  • 英単語③ 接頭辞re recipe~reconstruct

  • 英単語② 接頭辞re reaction~recess

    英単語② 接頭辞re reactionからrecessまで

  • 英単語① 接頭辞re relief~reluctant

    英単語① 接頭辞re reliefからreluctantまで

最近の記事

restaurant

今日は、restaurantです。 発音は、レスタラントという感じで、つまりレストランのことです。 私はずっとレストランって「休む」という意味の rest から来てるんだろう、と勝手に誤解していました。 適当に根拠も調べずに、思い込みをしてはいけないと反省です。 ちなみに、正解の語源(フランス語(⇐ラテン語))は「回復する」という意味です。 偶然でしょうけど「休む⇒回復する」と、何となく、意味がつながって関連しているような気もしてきますね。 restaurntの意味re

    • restその2

      前回の記事でご紹介したrestその1につづいて、今日はrestその2です。 「restその1」はゲルマン語系のことばで、「休憩」といった意味でした。 「restその2」はラテン語系のことばで、「残り(もの)」という意味です。 発音も「その1」と同じく、レストという感じです。 同じ発音で、同じ綴りなのに、じつはまったく別のことばです。 なぜ英語にラテン語系のことば? ちなみに、どうして英語には、ラテン語系のことばがたくさんあるのでしょうか? いちおう、ごく簡単におさらして

      • rest その1

        今日はrestです。 発音は、レストです。 休憩 rest レストと聞くと、まず「休憩」という意味が思い浮かぶ人が多いと思います。 rest house レストハウス、restless レストレス(落ち着かない、不安な)とか、このrestの仲間ですね。 このrestの語源は、古英語のreste(休息、寝床)。 これはさらにゲルマン祖語のrasto-から来ています。 この語はもともとは距離の単位だったようで「一定の距離を進んで休む(場所、タイミング)」という使い方から「休

        • responsible

          今日は、前回のrespondの派生語としてご紹介した、responsibleです。 発音は、リスパンサボルという感じです。 ちなみに、response(レスポンス=応答)という単語も、おなじ仲間(respondの派生語)です。 「メールの返信」などの意味でよく使われる「レス」は、このレスポンスの省略形だろうと言われています(もちろん、この省略形は日本でしか通用しません)。 responsibleの意味re-(返す、見返り)+ spond(約束する)+ able(できる)

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        • 英単語③ 接頭辞re recipe~reconstruct
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        記事

          respond

          前回、respiteの記事を掲載してから、すっかりrespite(休止)状態になってしまいました。 お久しぶりの本日の記事はrespondです。 発音は、リスパンドという感じです。 respondの意味re-(返す、見返り)+ spond(約束する)  ⇒ 約束し返す、見返りを約束する 動詞 (言葉、手紙などで)応答する、回答する (刺激などに)反応を示す (機械などが)応ずる (治療・薬が)効き目がある 類義語 answer 答える 派生語 respon

          respite

          今日は、respiteです。 前回のrespectと同じ語源からきていることばですが、意味は違います。 発音は、レスパイト(レスピト)という感じです。 respiteの意味re-(後ろに)+ spite(見る)  ⇒ 振り返って見る ⇒ 止まって考えなおす ⇒ 休止する 名詞 一時的な中断、休止 延期、猶予 死刑執行の猶予(法律用語) 動詞 (執行などを)猶予する (取り立てなどを)延期する respiteの語源①13世紀中頃の英語   respite 追加

          respect

          今日は、respectです。 日本語でもカタカナでよく使われるリスペクトですが、英語の発音もそれにわりと近い、リスぺクトという感じです。 respectの意味re-(後ろに)+ spect(見る)  ⇒ 振り返って見る ⇒ 注目に値する ⇒ 尊敬する 名詞 尊敬、敬意 (深い)関心、尊重、配慮、(注目する)点 関連、関係 あいさつ、よろしくとの伝言 動詞 尊敬する 考慮する 注意する 類義語 regard (好意を含んだ)尊重 esteem (愛情を込

          Vienna

          今日はビリー・ジョエルのViennaという歌をご紹介します。 Vienna(ヴィエナ)というのは、ウイーンのことです。 ビリー・ジョエルが若いころに父親を訪ねてウイーンに行った経験がもとになっている歌ということらしいです。 急ぎすぎだよ 落ち着いてごらん まだ若いのに背伸びしすぎじゃないか そんなに頭が良いというのなら聞くが 何がそんなに心配なんだい? いったいどこで火事が起こってる? いったい何をそんなに慌てている? 燃え尽きないうちに、頭を冷やそう やりたいことを全部

          The Sound of Silence 5

          前回の記事(The Sound of Silence4)の続きです。 やっと、歌詞の最後までたどりつきました。 そしてひとびとは、 みずからが生み出した街灯の神に 拝跪づき、礼拝をささげた そのとき街灯の啓示は、 言葉としての姿をあらわしはじめ、 警告の光を一閃かせた 啓示は告げる 「預言は地下鉄の壁や共同住宅の会堂に記されている」 そして ひそやかに囁いた 静寂の音響につつまれて And the people bowed and prayed そして人々は跪いて祈った

          The Sound of Silence 5

          The Sound of Silence 4

          前回の記事(The Sound of Silence3)の続きです。 今回はちょっとこぶしの効いたサウンド・オブ・サイレンス 愚かなひとたちよ と、ぼくは言った 静寂とは 増え続ける癌のようなものだと きみたちはわかっていない さあ、あなたを教え導く ぼくの言葉に耳を傾けなさい さあ、あなたに差し伸べる ぼくの腕に掴まりなさい それなのに ぼくの言葉は音もせずに落ちた雨粒のように 静寂の源泉の中で こだました ※ いまさらではありますが、Silenceは「静寂」よりも「

          The Sound of Silence 4

          The Sound of Silence 3

          また前回の記事(The Sound of Silence2)の続きです。 さえぎるもののない光の中で、ぼくは見た 一万人をこえるほどの人々を見た ひとびとは、発語できないことを話しあい ひとびとは、聴取できないことを聞いている ひとびとは歌を 声を合わせることもない歌を創造っている そう、だれにもできはしない 静寂の音響を止めることは And in the naked light I saw そして裸の光の中で私は見た  naked 裸の、さえぎるものがない Ten t

          The Sound of Silence 3

          The Sound of Silence 2

          前回の記事(The Sound of Silence)の続きで、もうちょっと日本語訳をしてみたいと思います。 ねぐるしい夢のなかで、ぼくはたったひとり 狭い石畳の街路を歩いた 光輪を撒く街灯の下に 佇むと 冷たく湿る空気が身をつつみはじめ コートの襟を立てた そして 夜の闇をつらぬくネオンの閃光に 目を射抜かれた その瞬間ぼくは 静寂の音響に接触たのだ In restless dreams I walked alone. 気の休まらない夢のなかで私はひとりで歩いた  re

          The Sound of Silence 2

          The Sound of Silence

          今日は、前回の記事(resound)で触れたサイモンとガーファンクルの歌(The Sound of Silence)の歌詞を、最初のさわりだけご紹介しようかなと思います。 この歌は、題名からしてなかなかひねりが効いていて、 The Sound of Silence =「沈黙の音」とか「静寂の音」という、逆説的な表現ですね。 そういえば、あのThe Sound of Musicのミュージカル作品が初演されたのは、1959(昭和34)年です。 (The Sound of S

          The Sound of Silence

          resound

          今日は、resoundです。 なんとなく字面から想像できると思いますが、 re-(再び)+sound(音を鳴らす) の組み合わせで「鳴り響く」といった意味です。 英語の発音はリザウンドという感じで「ザ」と濁ります。 覚えないといけない重要な単語ではないのですが、この際、soundという単語についてもついでに調べてみようと思ってとりあげました。 resoundの意味re-(再び)+ sound(音を鳴らす) 動詞 (音や声などが)鳴り響く、共鳴する (場所などが)反響

          詩集 時間も旅をする

          最近は、先日記事にしたカルロ・ロヴェッリ著の『世界は「関係」でできている』に引き続き『時間は存在しない』を読んでいます。 記事にしようかと思いましたが、例によって何だかよくわからないので、しばらく思案中です。 で、今日はとりあえず、時間つながりで図書館から『時間は存在しない』と一緒に借りてきた、上野眞子の詩集『時間も旅をする』を、すこしだけご紹介したいと思います。 ここ何年も、あまり詩や小説なんか読んでいなかったので、ひさしぶりに読む詩集はなかなかじんと響くものがありま

          詩集 時間も旅をする

          resource

          今日は、resourceです。 カタカナで「リソース」と表記されますが、英語の発音はリィソァスという感じです。 resourceの意味re-(再び)+ source(上がる、立つ) 接頭辞のre-に、「源」という意味のsourceがついてできた語です。 sourceの語源 このsourceという単語は、日本でも「その報告のソースはどこ(誰)だ?」みたいに「情報源」「引用元」といった意味で使われていますね。 このsourceを、ラテン語の語源までさかのぼると 「直線的