resound
今日は、resoundです。
なんとなく字面から想像できると思いますが、
re-(再び)+sound(音を鳴らす)
の組み合わせで「鳴り響く」といった意味です。
英語の発音はリザウンドという感じで「ザ」と濁ります。
覚えないといけない重要な単語ではないのですが、この際、soundという単語についてもついでに調べてみようと思ってとりあげました。
resoundの意味
re-(再び)+ sound(音を鳴らす)
動詞
(音や声などが)鳴り響く、共鳴する
(場所などが)反響してこだまする
(名声などが響きわたって)評判になる、とどろく
反響させる、声高に言う、たたえる
派生語
resounding (形容詞)反響するような、目覚ましい
resoundの語源
①14世紀後半の英語
resownen 反響する
②古フランス語
resoner 反響する
④ラテン語
resonare 再び音を鳴らす、反響する
re-(再び)+ sunare(音を鳴らす)
soundの語源
ついでなので、soundの語源もみてみましょう。
でも実は、なんとsoundには同音異義語が二つ(ほんとは四つ)あります。ちょっとややこしいです。
日本語だと、同音異義語であっても、だいたい表記する漢字が変わったりするので、文章上は見た目で違いがわかりますね。
でも英語だと、本来はまったく違う単語なのに、発音も綴りもまったく同じというものがあるので、違いは文脈で判断するしかないようです。
ちなみに以前ご紹介したrecoverもそうで、①取り戻す、②再び覆う、という同音異義語があります。
もとは違う発音や綴りのことばだったのが、時代とともに変化していくうちにたまたま一致してしまった、みたいな感じだと思います。
というわけで、soundには次の2つの同音異義語があります。
(辞書をみると4つ出てきますが、2つは省略)
sound①
名詞:音、音響
動詞:鳴る、響く
<語源>ラテン語 sunare(音を鳴らす)
印欧祖語 swen-(音を立てる)
sound②
形容詞:健全な、正常な
副詞:深く、ぐっすり(熟睡する)
<語源>古英語 gesund(健康な)
ゲルマン祖語 sunda-(健康な、強い)
昔の歌ですが、サイモンとガーファンクルのThe Sound of Silenceは、もちろん①のsoundですね。
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