The Sound of Silence 4
前回の記事(The Sound of Silence3)の続きです。
今回はちょっとこぶしの効いたサウンド・オブ・サイレンス
愚かなひとたちよ
と、ぼくは言った
静寂とは
増え続ける癌のようなものだと
きみたちはわかっていない
さあ、あなたを教え導く
ぼくの言葉に耳を傾けなさい
さあ、あなたに差し伸べる
ぼくの腕に掴まりなさい
それなのに
ぼくの言葉は音もせずに落ちた雨粒のように
静寂の源泉の中で
こだました
※ いまさらではありますが、Silenceは「静寂」よりも「沈黙」と訳した方が、しっくりきたかもしれません。
"Fools"said I, "You do not know
Silence like a cancer grows.
「愚かな人たちよ」とわたしは言った
静寂とは増殖する癌のようなものだと、きみたちは知らないのだ
※前の行のknowとgrowsとで韻をふんでます。
like a ~ ~のようなもの
a ~ 「いくつかある~のうちの(どれでもいい)ひとつ」
※the ~ 「(聞き手が特定できる)その~のこと」
cancer 癌
Hear my words that I might teach you
わたしの言葉を聞きなさい
それはきみたちを教え導けるかもしれない言葉
might~ ~かもしれない
Take my arms that I might reach you."
わたしの腕を取りなさい
それはきみたちに差し伸べられるかもしれない腕
But my words like silent raindrops fell,
しかしわたしの言葉は無音の雨粒が落ちたかのように
And echoed
In the wells of silence.
そして静寂の源泉(井戸)の中にこだました
the wells of silence
ふつうwellsは「井戸」と訳すみたいですが、「静寂の井戸」だと何だかしっくりしないので、「泉」「源」の意味で訳してみました。
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