見出し画像

ニューヨークで一発を狙って失敗した人の話

前回の記事で、カウンターで起こった思い出話をした。

その中で面白いぶっ飛んだ話を聞いた。

オーナーの友達の友だちの話。

友達によると超がつくほどの阿呆なのだが

ある日、蓋のないマンホール穴に自転車ごと落ちて、画面強打
前歯無くしたと思ったら、そのまま仕事がなくなり、家族に縁切られて、住む家が消滅したらしい

落ちるところまで落ちていき現在はニューヨークで働いているそうだ

漫画のキャラクターに出てくるようなすごい人(ある意味)

過程は分からないが、ニューヨークで豆腐を売って一発当てようとしていた

商品作りに取り組もうとするが、家がないのだからキッチンもない

何を思ったのか

お店を経営している他の友達に頼み込んで、キッチンを貸してもらえるように頼み行った

友達は彼の頼みを承諾して、使えることに

さてとキッチンをゲットして商品開発だと大豆を用意した

豆腐の作り方は簡単

大豆つぶして、沸騰させてと手順を踏んでいき固めて完成

次は試食と食べてみるが

ボロボロボロrrrrrrrrrrrrrrr(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

豆腐は直ぐに形が崩れて、中はボソソボだった

彼はもう一回と試みるがまた失敗

次も失敗、次も失敗次も次も…と

失敗作の豆腐がゴミ箱に溜まっていく

この時、私はなぜかと尋ねたらあまりにもひどい理由だった

「彼は豆腐の作り方を知らなかったからね」

「え?」

「彼は豆腐の作り方を調べずに豆腐を売り出そうとしていたんだよね、
ニューヨークで。」

やばいだろと言わんばかりにオーナーの友達は笑っていた

そしてその後友達はお豆腐作りに失敗して、二度目の貧乏生活
今度はニューヨークで。

(今はバイトで生計を立ててるらしいけど、その日暮らしぽい。)


友達曰く、豆腐を固めるためのにがりの存在を知らない状態で、試作も計画もなしで挑戦しにニューヨくに行ったらしい

すごい人もいるなーと思っていたが

レベルを超えた話がもう一つ

現在、紆余曲折あってパスポートも渡航許可書もないらしく(落としたか何か)
日本に帰っても来れないし、身分も証明できず

とこれは違法入国でOKな状態ってこと??と整理してみた


たとえ、ニューヨークで死のうが何をしようが誰もわからない

彼が今どこで何をしているのか友達も誰も知らないのだろう

すごい話はこれにて終了。

ここまで読んで切れてありがとうございました。