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古本屋になりたい

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本や読書にまつわるあれこれ
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#読書感想文

古本屋になりたい:20 西崎憲「蕃東国年代記」

古本屋になりたい:20 西崎憲「蕃東国年代記」

 オールタイムベストとして、本ならば自分の中の永遠の10冊を紹介している人は多い。
 私もやってみようかと、同じようにピックアップしてみたが、どうしても11冊になる。寝て起きても、減らなかった。

 そこで、10冊に絞るのはあきらめて、自分の全部をうまく表せる本を、1冊紹介してみようと思う。

 もちろん面白くて、好きな1冊なのだが、だからと言ってこれまで読んだ本の中で一番面白い、一番好き、という

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古本屋になりたい:15 たんぽぽ主義者

古本屋になりたい:15 たんぽぽ主義者

 初めて手にとった辻邦生の小説は、「人形クリニック」だった。
 連作短編「ある生涯の七つの場所」の第4巻だ。

 「ある生涯の七つの場所」は中公文庫で全7巻、大きく二つの物語が交互に語られる。
 一巻ごとのつながりは緩やかだ。大きな二つの物語にはそれぞれテーマカラーが与えられていて、それぞれの物語を縦糸と横糸に見立て、物語のタペストリーを描くことが、辻邦生の目指したものだ。
 一巻につき7話、7話

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古本屋になりたい:14 ユースチス・スクラブという男の子

古本屋になりたい:14 ユースチス・スクラブという男の子

 寝る前にふと、「ナルニア国ものがたり」の登場人物で人気投票をしたらどんな顔ぶれになるだろうかと考え始めたら、眠れなくなってしまった。

 1位は、もちろんアスラン。異議なし!

 2位、偉大なるネズミ、リーピチープ。

 3位は…、ルーシィかな。エドマンドも好きだな。
 ビーバーさん、タムナスさん。白い魔女。
 カスピアン、トランプキン、いやコルネリウス博士?

 …ユースチスはどうだろう?あの

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