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自分を知るための4つの心構え』について④

今日は
『自分を知るための4つの心構え』について④

※まだ読んでいない方は
①②を最初に読むのがお勧めです


今日は改めて4つの心構えの
全体像を捉えてみましょう。

① 『ヴィヴェーカ』‥見極めのこと
 変わらないもの、変わるものの違いを知る、見極める力のこと
② 『ヴァイラーギャ』
冷静さ・ありのままに見ること
③ 『シャマーディシャッカサンパッティ』
6つの成熟、内的豊かさについて
④『ムムクシュットヴァン』
願望。悟り(自由、解放、自分自身の知識を得ること)に対して強い願望があること

今日はこの③の
6つの成熟について

6つの成熟とは
①シャマ
心を定めること
②ダマ
感覚・心を収めること
③ウパラマ
責任感
④ティティクシャー
寛容さ
⑤シュラッダー
開いた心
⑥サマーダーナン
集中力

があります。
※昨日お伝えした「ダマ」(感覚・心を収めること)はこの6つの成熟の一つに含まれます。

今日は
『シャマ』についてお話しします。
これは心を道具として自由自在に使う事が出来る力を言います。

感情や考えに振り回されそうな時、
よく心の振る舞いを見て
必要ならば修正するという意志を持つこと。
その為に普段から心の動きに気付き、
常に心に意識を集中させることが出来るように観察の力を養うことが大切です。

具体的には瞑想やヨガの練習で心の洞察力を養います。

ここで大切な事は、自分の心を否定しないようにすること。

怒り、執着、劣等感、憎しみや悲しみなど、どんな考えも全て心の動きです。

自然の秩序によって形成された思いとして受け止めて流していくこと。
感情や考えは川に流れてくる木の葉のように、川の流れによって
やがては視界から見えなくなります。

心を否定する、
それはつまり自分への暴力となり、
アヒンサーでは無いという事です。

辛い気持ちも鬱屈した思いも全て認め、心の外に出してしまうこと。
どんな感情も気持ちであっても、それを上手くコントロールすることもシャマと言えます。

誰かを犠牲にせず
自分の心は自分で扱い、
いつも清浄に保つ努力をするのです。

心の思いを発散すること。
その為に提案する方法の一つが
紙に感情や考えを書き出す事です。

自分にとって一番合ったやり方で構いません。
怒りや悩みを溜めず上手く流す術を
養っていくという視点で「シャマ」を実践していきましょう。


今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます😊🙏

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