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大學入試「90日戦争」突入!!

いよいよ受験シーズンに突入しました。
受験のすべては、この90 日間の闘いで決着がつきます。
 
言い訳・逃げ腰こそ最大の敵
 
秋風が吹いて、受験生の周辺の風も厳しく、冷たく、焦り、不安、漠然とした恐怖が押し寄せる時期になりました。 「緊張感」は、人生の貴重な価値の1つです。
すべての人に取って、人生は挑戦の連続なのです。
大人になるということは、常に何かに向かって「選択と挑戦」をすることです。
生命に至る道を選び、滅びに至る道を選択してはいけません。
 
受験生になるということは、人生の選択と挑戦をする人間になったということです。
受験という壁の前で、逃げても言い訳しても、避けることができないのですから、気概を燃やして、不安や緊張を「楽しむ強さ」をマスターして下さい。
 90日は、壁に向かってチャレンジする期間です。
 
90日を3段階に分けて合格しよう.

<第1期>11月中旬~11月下旬まで。これから約20日
 
この時期のテーマは、「不得意教科」の克服に置きましょう。
校外の模擬試験や、学校でやった演習問題を徹底して見直す期間です。
先を急がず、焦らず「できなかった問題」を見直して「復習」するのです。
特に、校外模試では解答・解説をチェックしてください。
 
模試のデータ判定や得点に気が走って一喜一憂しただけで終わっていたらもったいないです。
1回目H自力で解いて下さい。・・・以前より、簡単かな?
2回目は解説を読んで解いて、
3回目はもう一度自力で解く。・・・こうして、できない範囲を潰していくのです。
 
<第2期>12月初旬から12月20日ころまで。・・・20日間
 12月初旬になれば、公立高校でも「教科書の学習」を1通り終わるはずです。
ここから、一気に受験体制に入るのです。
中高一貫校は、高校2年生で、教科書での学習をほぼ終了させます。
一貫校では、高3の1年間は「復習と演習」時間になります。

この私立高校と公立高校の「演習量の差」が大きいのですね。

演習とは「机に向かっている時間」のことです。スマホをいじっている時間ではありません。

「共通テスト」の特徴を抑え「マーク形式」に慣れる期間です。
目的をもって、時間を無駄に使わないように・・・
友人とのラインも禁止です。長い話は疲れます。

マーク方式のクセに慣れましょう。
例えば、国語・世界史など文型教科の場合は、4択・5択から簡単に2択までは絞ることができますね。 次の2択の中からは「誤りをさがす」のです
解答が2つ以上ある問題がありますが、そんなものは気にしないでいいです。1つ選択する。どうしても絞れないときは、2つにすればいいのです。
滅多ににですから、「満点はいらない」と割り切ればいいです。
 
そのためには、設問をしっかり読む。
出題者が要求しているポイントを読み取るのです。
そして「課題文の中からヒントを発見する」のです。
ここで重要なのは「なぜ、こちらが正答なのか」を考えて読むことです。
 
② 共通テストは「教科書の範囲から」出題される
 
しかも、平均点が50~60%になるように工夫して作られています。 
出題量は多いですよ。これもリテラシーです。

全部やり切るには、「スピード」と「要点把握の正確さ」が要求されます。
「時間さえあれば・・・」という言い逃れはできません。
制限時間がありますから、ノロノロしていたらやり切れません。
インターバル練習が必要です。この問題は「何分でできるか?

10分以上かかるものは「解答不可」です。本番でも、やり切れないで
 
高校2年生は、いまから訓練して行くことを覚悟しましょう。
日本語でも英語でも、1分間に何文字読むことができるか、何文字書くことができるか。
計算できるか・・・「学力の基礎」とは、そんなものです。
数学は「共通テスト」になって、イントロの文章が長くなっていますから
注意しましょう。こういうことを承知して対策を組みましょう
 
③ 日常生活に繋がった出題が多いのですから、「出来るものからやる」のです。マークだけやっていると「記述」ができなくなるという人がいますが、これは「錯覚」です。 若い人は、共通テストが終われば、すぐに忘れて「次にすすむ」ので心配はいりません。

「これでは、私立大の対策ができなくなる」という人もいるでしょう。
  それが「大丈夫」なのですね。  ここが「若さの特権」です。
 くどいですが・・・
どんなにマーク式に学習訓練しても、試験が終わるとケロリと忘れてしまうのが普通なのです。スパッと切り替わるのが「若さ」なのです。年配者はそうはいきません。
徹底して努力できなかった人が、この錯覚に惑わされるのです。
 
 
 
出願戦略の考え方
 
1<基本方針>
私立大専願の人は、「現在の実力で65%」取れる大学をすべり止めにして、出願大学を5~6つ程度決めましょう。
 
注意するポイントとしては、私立大学の出題レベルは、大学と学部と専門でものすごい差があります。
典型的なものは、中央大学の法学部と他の学部の英語を見ればわかります。
 
2<挑戦校(チャレンジ校)>の考え方・・・「頑張れば、90日後、65%」
今から「90日間」で到達できる「挑戦校」を2つ決めてください。 
高校生の学力は、ここから「現状維持」はありません。

学力は、上昇するか、下降するかのどちらかです。
頑張れば頑張るだけ、サボればサボっただけの「成果」がついてきます。
 
 
 <実力相応校>の考え方・・・「日後、実力で65%」
次に「実力相応校」5つ選んでください。進学してもいいな!と思う大学です。多分同じようなレベルを選ぶでしょう・・・

これも、90日戦争の到達学力を基準にします
 首都圏の私立は、難しいようで、難しくないです。
 
<すべり止め校(安全校)>・・・「今、実力で65%」
最後に「滑り止め校」を2つ選択して下さい。
案外、このレベルを「実力相応校」にセットしている場合があります。
あくまで自分の実力を客観視すること。
 
自分では客観的判断がしにくいと思います。
その時は、模試結果と現状の学力をもって、進学した先輩をイメージすればいいでしょう。
 
<第3期>1月初旬から試験当日まで。センター試験が終わってから30日
 
①私立大学の一般受験は、2月1日がピークです。
ここから10日間の出願先を決定するにあたっては、先生。先輩の声を聴きましょう。独善はいけません。希望的観測もダメです。
受験カレンダーを見て、受験日が重なっている大学・学部には特に注意します。 この期間だけの、「特別な偏差値」がありますから、高校生が自分だけで決めるのは危険です。

ここを、今年の受験生も、来年の受験生もしっかり覚えておくことです
 
 
②この期間の勉強の基本は、「徹底して出願校」の過去問をやることです。
これは、私立大学でも国公立大学の受験でも同じことです。
過去問は、学校のidentityです。大学のめざす方向が表現されています。
 
合否は「総合点」で決まりますから、得意科目では「失点しない」ことです。
不得意科目では、できるところから「小さな得点を積み上げる」ことです。
出題の傾向をしっかり読んで受験対策を立てましょう。
 
私立大学の入試でも「年度ごとの極端な出題変更」は許されませんから、3年間は同じ傾向の下で作問されると考えていいのです。
 
例えば、数学で微分積分を毎年出している大学が、一挙に確率・統計に変更することはないということです。
 
「赤本」などで、5年間程度の傾向を見て、対策を立てるといいですね。
 
 
③多くの大学は、最高点と「最低点」を公表しています。
これを見ると、ほぼ「65%の得点がラインだ」ということがわかりますね。
 
だから、90日後、65~70%の得点が取れる大学・学部を目指すことが良いのです。
大学ごとに「出題に特徴」がありますから、過去問をしっかり見ることが重要です。
漠然と、模試結果で出願校を決定することがないように注意して下さい。
 
国立・公立学校の合否の75%は「共通テスト」できまします。
泣いても、騒いでも、結果次第で出願校が決まりますね。
ここでD判定以下が出たら、ほとんど不合格です。
C判定の下位が出たら、出願校を変更する必要があります。
この相談をしっかりやってくれる高校ばかりではありません。

ベネッセと。河合塾のデータが一番信頼できます、。他の予備校は
データーが少ないので、この2社のデータを、上手に借用していると考えるのはいいです

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