【母の看護と介護の7日間】介護中の母が新型コロナに感染しました(看護&介護するしかない…)
実家につくり置きの食事を持っていったら、あれ? 母が鼻声?
ふと、その日の午前中、土曜・日曜にショートステイで利用した施設からの電話が頭をよぎった。
「実はうちの施設の利用者とスタッフに新型コロナの陽性者が出まして…」
もしかして…と思い、体温を計ると、38.5度。
すぐにケアマネさんに電話し、訪看さんを通じてかかりつけ医に連絡してもらい、抗原検査を受けることに(私も風邪をひきかけだったので、一緒にお願いした)
車の中で検査を受ける。
母は陽性。私は陰性。
また、ケアマネさんに連絡し、今日のヘルパーさんと明日のデイサービスをキャンセルする。
ここで問題発生。
今、どこの病院も新型コロナの重症患者でベッドの空きがない。症状が軽い場合、自宅療養になる可能性がある。そして、新型コロナの検査で陽性となると、ヘルパーさんもデイサービスも利用できないのである。
ってことは、私が看護&介護するしかない!?
ケアマネさん「大変だと思うけど、頑張って」
反射的に思ってしまった。
えーーーー、そんなの嫌だー。
母はどこまで私の邪魔をするつもりなんだ! またまた、10代、20代のときに母に言われた言葉がフラッシュバックする。
とはいえ、自宅療養の場合、私が世話をするしかない。そして、母は自宅療養となった。私は正月休み返上で、嫌々、母の介護&看護をすることになってしまった。
その中で、いろんなことに気づいた。
母のことだけじゃなく、話を聞いてくれた友人のことや、助けようと手を差し伸べてくれた人のこと。そして、私がそれをスルーしていたこと。
自分だけが不幸だと思っている。
私は母に対して、そう思っていた。
しかし、私もまた、自分だけが不幸だと思っている人間だった。
自分のことで頭がいっぱいだった。
その結果、視野が極狭(ごくせま)になっていた。
だからだろう。たくさんの、たいせつなことを見逃していた。
なんだか、目から鱗がバリバリと剥がれまくることが次々に起こり、私は今まで何をやっていたのだろうと後悔し、反省した。
その詳細は、後日書くとして…
母の介護&看護は現在も続いている。
介護は密である。
大晦日からのどがイガイガ、気管支がムズムズ、今日はくしゃみとせきが出てきた。
処方された薬と合わせて、葛根湯を飲み、体温を上げて、毎日「私の免疫力は優秀!」と唱えている。とりあえず、あとは免疫力にお願いするしかない。
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