わたしごとサミット 社会学者・萩原なつ子先生の講演

6/17(土)に「わたしごと万博 in MIYASHIRO」を開催しました!

わたしごと万博は、見本市(マルシェ)とサミットの2部構成で、そのうちのサミットの部分は現在期間限定で7/9(日)まで有料配信中です。
もし良かったらご覧ください。

Peatixから購入できます。
https://peatix.com/event/3623624/view

サミット内の社会学者・萩原なつ子先生のお話は非公開でしたので、自分のなかで残った部分をメモしてここに載せます。
*の部分はわたしの個人的な補足

それに加えて会場でグラレコを撮っていただいてたのでその内容を少し加えます。

そもそも「わたしごと」とは、自分の好きなことや得意なことを等身大の小さな仕事にすることで、地域の小さな課題を解決することにもつなげていく、そういう取り組み・生き方をすることです。

●わたしごとJAPANはなつ子先生がトヨタ財団の補助金審査の審査員をしている時に出会った。民間は今はまだ何とも言えないけど化ける可能性のあるものにも投資することができる。わたしごとJAPANは化けた!

●クランボルツ理論
最初のキャリアの8割はくじ引きのようなもの。自分のしたい仕事に近づくには、偶然の出来事(チャンス)を待たずに自分から意識的に行動して自ら生み出す。

↓そのために必要なのは
好奇心
持続性(努力)
楽観生
柔軟性
冒険心

最初のキャリアはくじ引きみたいなものだからいくつになっても夢を諦めてはいけない。

●セーラームーンは「ごめんね、素直じゃなくって」だけど、キャリアは「ごめんね」と断るのではなく、素直に受けてやってみる。相手はあなたになら出来る、と思って頼んでいるのだから素直に受けてみることが大事。
*これについて思うに「自分では力不足では?と思ったときは」という前提がありそうな気がする。

●仕事と出会うことは人と出会うこと。

●ノープロフィットパーソン
儲けにならないことを率先してやる人がいる。
*これについては、これの何が良かったかをメモり忘れてしまった!
でもおそらく最初は価値があるかどうか分からないようなことってある。価値があるかどうか分からないのにチャレンジする人は少ない。
けど大丈夫。儲けにならないことでも率先してやる人っているんです。ってかんじの話だったと思う…たぶん。

●ゆるやかなネットワークとノットワーキング(ノット=結び目)が大事
ネットワークは固いと入っていけないから緩いのが大事。ゆるい繋がり(ネットワーク)と、結び目をつくっておくことが大事。
*ゆるやかに繋がって、手は結んでいることが大事?自立とはひとりでやることではない。誰かに頼れることも自立。
・『ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ』
・越境的で柔軟性のある結び目を作る活動。

●新しい働き方に必要な3つの資本
知的資本、人間関係資本、情緒的資本

●チャールズ・ハンティ4つのwork
有益な活動には4つある
・有給ワーク(生計)
・スタディワーク(学び)
・ギフトワーク(ボランティアなど)
・家庭ワーク(家事育児介護)

4つのワークを行き来することもパラレルキャリアのうち。
スタディワークとギフトワークの幅を広げることが創造性を広げることにつながる。


ダイバーシティ(D)×エクイティ(E)×インクルージョン(I)=イノベーション(I)

●うんこミュージアムのうんこはカラフル。これもダイバーシティ。うんこに対する勝手なデフォルトや先入観を壊す。
*…と、言われるとおおーと思うが、デザイナー視点から思うにリアルである必要はないので、あれをダイバーシティと捉えられることに衝撃とともに、プラシーボ効果でいつも気にしてる人ならではの気づきだと思った。

サミット全体で思ったことなど

・こうしてなつ子先生の言葉を書き出すと、アカデミックな内容が中心だったな、と。

・わたしごとになってる公務員の思いに触れて、応援したくなった。相乗効果でまちがよくなっていると思った。人と人とのエネルギーの交換ができた!

・人口減少している中で、自治体同士を比べ合ってヤキモチ妬いているよりも、仲間として連携して共有し合うと良い

・冒頭の、井東敬子さんの「みなさん、お気づきでしょうけど、自分の人生は誰も良くしてくれません!うちの町もっと良くならないかなぁなんて言ってても、何も変わらないんです。だったら自分でやる!」って冒頭の挨拶が刺さった!
本当にそう思う。

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