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詩 山々のこと

山々のこと 作:米田太郎


重たい荷物 きつい登り坂

嫌になるほど歩き疲れて

辿り着いた小屋の中で

人の話し声 山々のこと

悲しみなど知らぬような

嬉しそうな自慢話

僕も明日は風を集めて

遥かな尾根を歩こうか


朝日浴びた峰に立つと

頬をさす風 果してない雲

どうしようもないくらい

寂しいけど生きてゆくんだ

またどこかの山小屋で

誰かの話を聞くんだろう

山々のこと

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