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詩 銀の月

銀の月 作:米田太郎

いままで交わした約束も
君に届かぬことになる
その悲しみをあの月は
知っているのか銀色の
冷たい光が照らす道

ただただ祈ることのみが
ぼくを支えているような
弱き心を投げ捨てて
残る勇気を呼び覚まし
今このときを生きるべし

隣で眠る幼子の
寝顔に思う夢は風
君と出会えた偶然が
いとしきふたりを連れてきた
ぼくらは共に生きてきた

君に伝えることが今
たった一つでいいんだと
ぼくの心が言っている
ぼくの心が言っている
君の笑顔にありがとう

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