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昭和おじいちゃん ①

紳士



この言葉が似合う

おじいさんだった


昭和スター

のような出立


口調も穏やか




私「よろしくお願いします。」


昭和おじいちゃん「ああ、よろしく。」



あまり口数の多い方ではなかった



午前中は新聞を読み

午後は読書をされ

夕方からはTVをご覧になる

銀行マンだった昭和おじいちゃん


威厳が漂い

なんだか言葉に詰まってしまう私



他の方とは

いつも気にすることなくしていた

日常会話が

なぜだか出てこなくて


苦笑いして

退室した

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