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コピーかも知れない?


それぞれの違い

 いろんな人がこの世界にはいる。
健康な人、身体に障害を持つ人、裕福な人、貧乏な人、両親がいる人、そうじゃ無い人、頭が良い人、お馬鹿な人そんな数えきれない程の違いを持ちながら、ただ1つだけ“共通な時間”をこの世界で共にして動いている。

 双子ですら、同じじゃない無い。
この時間以外の共通点がない世界に、コピー、3Dコピー、DNA編集があたり前の様に存在している。
 貴方が紙のコピーを取る物と、僕が紙のコピーを取った物は、紙の質やプリンタの型やインクを同じ物を使用して、果たして全く同じ物なんだろうか?
 ふと疑問になる。


量産型DNA

 DNA編集で素晴らしい“人間のDNA”が、まるでコピーの様に量産が可能な時代が訪れ、“時間だけの共通”と“DNAが共通”になった。

 イギリス、フランス、ロシア、サウジアラビア、タイありとあらゆる場所でこのコピーDNAが使用される様になり、お近くの産婦人科医院でお手軽に実施する事が可能となった。
 ただ1つ違うのは身を削り産む母親だけが胎児発育上欠かせない理由で、コピーDNAを希望すれば誰にでも許可された。

 コピーDNAとは言え1人の人間で、産む母親の違いが有れば当然ながら家庭環境、住む国、母国語、習慣、宗教全て違う。
 DNAそのものはコピーなのに、育った環境は全て違うから顔や体型は似ていても“違う人間”が出来てしまう。
 やはり人間だから好き嫌いは有り、そんな中で恋愛、出産等もしてやがて住みたい場所も南の国だったり、寒い北国だったりと少しずつ移動を繰り返し、 これが何千年も繰り返す事で、全く違う人間が出来上が
る。


もうすでに…



 貴方はこんな経験は無いですか?
コピーのコピーが少しズレている事の様な、あたり前の様に見かける光景に鈍感になってはいないか?
 
 “遺伝子”とか“バイオテクノロジー”なんて言葉を普段見聞きしてしている“危うさ”の真ん中に暮し、既に“コピー羊のドリー”を目で見てしまっている。

 もしかすれば、今生きている人間はコピーなのかと思う様な事ばかり起きている。
 ほんの100年まで行かない過去にヒトラーが居たり、世界大戦が有ったはずなのに…、また繰り返す!!
 思考自体がコピーそのもので…!
哀しいくらいに繰り返している。


 もう既にコピーDNA人間は創られていたのかもしれないんだ、何千年も昔に……!
 僕自身がコピーDNAの末裔!?
そして貴方もコピーDNA末裔!?
なのかも、しれない!

…………………… END ……………………


 
 
 



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