寄付を通して「社会」を考えてみる
学生時代、社会学を専攻していたこともあり、「社会」という単語に、人より敏感なところがある。
「社会は厳しいぞ〜」とか「社会人とは…」って言われる度に、『それはあなたが所属してきたローカルな意味での社会でしょ、社会全体を包括してる訳じゃないでしょ』と心の中で思ってた。(生意気すぎて恥ずかしい😇)
そんな中でも、最も違和感を覚えた「社会」が就活の時だった気がする。
「〇〇を通して社会にどんな価値を与えたいですか?」
「社会にどんな影響を与える人になりたいですか?」
「社会」の実態がよく分かってない学生に対して、酷なこと聞くなぁって思ってた。
そもそも面接官側が「社会」をどう捉えていたんだろうか。
また就活生でも「社会貢献」が就活の軸だったり、「社会課題の解決がしたい」と考えている人は一定数いる。何ならそれがZ世代の特徴だとも言われていて、皆んながみんな「社会」に関心があるといつの間にか一括りにされていた。
今、就活が終わって社会人やってみて思うのは、働いて税金や社会保険料を納めているだけで、それが立派な「社会貢献」になっているという事。
適切な使い道という政治的なツッコミは一旦置いといて、一応は医療福祉や教育等の事業をはじめ、私たちの生活を身近で支えている。
そんな単純な社会の仕組みを、どれだけの人が意識しているのだろうか。
かくいう私も実は「社会課題」に興味があって、何となくソーシャルビジネスやりたいな〜と思っていた過去がある。
就活では思ったような企業や団体と縁がなかったため、今はソーシャルビジネスをやっている訳ではないが、就職してからも何かいい関わり方はないかな〜と模索していた。
そんな時にNPO法人ソウレッジが主催する「寄付バー」のイベントに出会った。
ソウレッジさんについてはこちらを↓
(望まぬ妊娠や性暴力などの課題解決に取り組んでいる一般社団法人さんです)
寄付バーとは、
参加費やドリンクの購入金額の一部が寄付になるキャッシュオン形式のBARイベントです。(引用: https://kifubar-official.studio.site/ )
バーとはいいながらも実際は和気あいあいとお話ができて楽しかったし、ソウレッジさんのことも知れて有意義な時間だった。
行動力のある情熱的な人だったらそこで、「仲間にしてください!」的な展開になるんだろうけど、
「あれ、無理して自分が頑張らなくてもいいんじゃん?」
と不思議と肩の力が抜けたのが印象的だった。
今回のソウレッジ代表のつるたまさんこと、鶴田七瀬さんをはじめ、自分よりも情熱も頑張れる才能がある人たちが沢山いて、寄付でその人たちを応援するという形でもいいんじゃないかって。
寄付をする事で、社会課題に関わりたい、関心はあるという「態度」を示す、とりあえず今はそれでいいと思った。
むしろ、個人が「社会」に貢献しているというリアルさや、「社会」から恩恵を受けている実感、この辺がぼやけているのに、社会貢献だ! 社会課題の解決が大事! だなんて、何だか健全じゃない気がした。
私たちがより良い「社会」を作っていくには、高校の政治経済の内容も踏まえて、本当の意味での「社会」を捉えていかなければならないと思う。
そうして「社会」とつながっている実感を持った状態で社会貢献に踏み出した方が、結果として良いものになるんじゃないだろうか。
「とりあえずやってみる!」の精神が大事なのも分かっているけど、周りに急かされて意義も分からないままではもったいない気もする。
社会課題解決が流行化している今だからこそ、「一旦落ち着いて考えてみよう」と言う人が1人くらいいてもいいのでは? と思って今回のnoteを書いてみた✏︎
というわけで、今年は寄付を頑張ってみようかなと思っています。
でも1人でやるのは、なんだか面白くないので一緒に付き合ってくれる人を募りたいです。
・寄付に興味がある人
・社会課題に関わりたいけど、何したらいいか分からない人
・「社会」にモヤっとしてる、「社会」をもっと知りたい人
こんな方は何か通ずるものがありそうです。
特別何かやるとは決めていませんし、寄付がなんたるかもまだ全然理解していません。
「寄付先にこんな団体良さそう!」「こういう社会課題に興味がある!」みたいな話をフラットにできたらなと思ってます。
私がどんな人間かを知るところからスタートだと思いますが…笑 よろしければお気軽にお声がけください☺️