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「平手友梨奈の真実。」

本当は、あまり何も感想とか書くつもりは無かったのですが
あまりにも個人的には、衝撃を受けたので書いておこう思います。

日向坂ドキュメンタリーとのギャップがすごすぎて。。。
日向坂の映画のまとめも、実は下書きをしたのですが、、、、
それどころではない、インパクトがありまとめておこうと思います。

一部の平手友梨奈及び欅坂46にささやかれる噂は
一瞬で真実じゃないことは、映画をみれば分かる。

※注意※以降はネタバレが含まれます。

■率直な感想

映画を見たあとの感想は、「疲れた。」という感覚でした。
映画の構成や欅坂らしい音楽とライブ中心で本当に面白かったのですが、
本当に終わった直後はぐったりとしてしまい、
疲れました。

この正体が何なのか、分からずに思わずカフェにはいり
メモを書き記していくと、なぜ疲れたのか少し分かった気がします。
確かに、衝撃的な内容が多かったです。
・2018アリーナツアーの欠席理由
・「ガラスを割れ」のてちのパフォーマンス
・9ThシングルのMV撮影が実はされていた
・2019アリーナツアーの避雷針のてち
・東京ドームのてちの「角を曲がる。」


という事もそうだったのですが、僕は映画をみていて
疲れてしまったのは、平手友梨奈が戦っていたものの、正体です。

■平手友梨奈が戦っていたものは?

結論をいうと、彼女は「自分」と戦っていたのでした。
色々プロ意識に欠けるとか、なんとかあまりファンではない人が
良く彼女を叩いていましたが、そんなことは関係ないのです。
ライバルは、自分。
競争相手は、自分。
比較対象も、自分。


彼女は常に「自分の理想とする表現」と戦っていました。

映画冒頭のてちの、様子のあどけない感じがありつつも
カウントライブ後
「なんかやっぱり納得してないんですよね、
納得してたら自然と涙が出ると思うんで。あぁいつか納得できるのかな」
というニュアンスを話していました。

これは実は個人的には伏線になっていて、
彼女は、常に「自分が理想とする表現」と戦っている
そしてそこに妥協がないからこそ、歌詞の表現力・魅力があるのである。

欅坂のライブには数回行ったことがあるが、正直確かに
ずっと、てちを目で追ってしまう。

彼女は、ずっとずっと「自分」と戦っていたのです。

なぜ、自分と戦っている様子を見ると「疲弊」をしてしまうのか。

■人は比較をする生き物

前に、ここもで書いたのですが
人間は、本来他人と比べてしまい「比較」をすることで疲弊をするのである。
ぼくも一度メンタルをやられた経験から、人と比較することをやめた。
昨日の自分より少し出来たら、それでいい。
他人じゃなくって、自分が少しでもいいと思ったらそれでいい。

と比較対象を「自分」にすることで救われた。
メンタルの弱さを克服したのです。


実際に、映画中でも小池美波がTAKHIRO先生に
「平手のセゾンと比べるとかじゃなく、自分が前回と比較して何が出来る様になったかを考えてごらん」というニュアンスのことを言っていたが
まさにその通りで、そうすると気持ちが楽になるのである。

しかし、平手友梨奈が戦っていたのは、「自分」なのである。
競争相手が他人ではない、価値基準も比較しているわけでもない
単純に自分の理想においつくために、必死で。
それを表現しようと必死なのである。


つまりもうなんとも言えないのである。
「自分」が主語になってあれだけ理想が高いと
1曲の不協和音という曲を紅白で歌うだけでも疲弊してしまうのです。


ただ重要なのは、彼女は誰よりも欅坂46というグループ思いで
「自分」が表現を追求することで、グループに還元できる
ということが分かっているからこそ、苦しんでいたのである。

今回の映画の影のMVPともいえる、石森虹花もそう言っていた。
今回、石森さんが好きになった笑
のは余談である
グループのメンバーは平手友梨奈を愛し
また平手友梨奈もグループメンバーを愛していたのです。


僕が疲れてしまった原因はここにある。
彼女の妥協しないパフォーマンスの原動力が「自分の納得する表現」
それがグループの為になるという「献身的な思い」。
こんな悲しくて、難しい問題はない。
ファンも含めて、彼女を楽にする方法はないのである。

■欅坂46のピリオド

そう、これはおそらく欅坂46のイメージを作った
平手友梨奈から開放されたいという、想いよりは
平手友梨奈を開放してあげたいというグループメンバーの
気持ちの表れではないだろうか。

もちろん、欅坂46のまま続けられる可能性もあったけど
平手友梨奈の印象が強いまま続けるとどうしても比較をされてしまう
苦しさからの開放もあったのだろう。

でも、それ以上に平手友梨奈に「自分を表現する」ことで欅坂46を強くしたかったという彼女の想いにもピリオドを打ってあげたのである。

日向坂46の映画を見たあとの涙とは違う種類の涙が出た。

僕はこれからも平手友梨奈を応援しようと思う。
30代のおじさんより。

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