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「表現スキル 批判的思考」 ポカリスエットの夏編の広告が苦手。

さて、後世に残すスキルということで本当は
「健康スキル:肉体編 食事は痩せる上で大事」3カ月で16KG痩せた方法
を書こうと思ったのですが、色々本を読んだりして今日の気分のものを書こうと思いました。
基本スキルと書いている中の3番目の要素、これは
自分を「表現する」というスキルで何も表現と書いているが難しいことではなくて、自分の意見を持ってきちんと発言をする。という事である。

ぼくは適応障害になった原因のひとつに、昔から
「等身大の自分を表現する」という事が非常に苦手でした。
社会人になっても、なんとなく同調しなくてはいけない空気が苦手で
結果的に転職をキッカケに、その課題が浮き彫りになりました。

そんな自分が、自分を表現する勉強・訓練も含めてまとめています。

さて、まずは「表現スキル:批判的思考」ですが批判的思考というのは
英語では、「クリティカルシンキング」という思考方法である。
なにも、「批判をする」ことが大事である。
ということではなく、
あくまでも批判的な思考を持って常識を疑うということである。

まずは、このクリエティカルシンキングについて書きたいと思う。

■日本の教育に足りない「クリエティカルシンキング」

様々な教育の本に出ているが、子供が精神的に強く育つためには
物事を多角的に見て、自分なりの意見を持ち発言をする。ことである。

とあるが、まさにこれは本当に大事なことで
海外の教育の現場と日本の教育の現場では、この筆者も
質問の量が違うし、海外では授業というか議論が巻き起こると書いていたが
これはまさに今後の日本の教育に必要なことである。

日本の今の教育制度・社会的風潮の良い大学=成功という教育の場合
ゴール設定が、大学受験なのでどうしても、先生の言うことは絶対で
与えられた科目を解いていくことに終始してしまう。

つまり、先生・社会・世間に同調をすることが「正しい」とされそこから外れると「正しくない」とされてしまうのである。

本当は、「批判的思考」を持って「なぜそれをしなくてはいけないのか?」
「ものの見方を変えるとどうなのか?」という部分を教育しないと
自分の意見を表現する子供がどんどん減ってしまう。

■批判的思考の注意点

これは、もっとも気を付けなくてはいけないのは、何も世間を
「批判」しろと言っているのではない。

世間に対して疑問を持ち、
「批判的な思考」を持って「自分の考えを述べる」という事が重要なのである。

広告業界で有名な箭内道彦さんも下記の様に言っているが
批判的な思考を持つ際には必ず代案はセットなのである。

「代案なき否定を禁ず」

今の日本の政治やtwitterを見れば明らかであろう、この「批判的思考」が
かけている人物が多いのは。
僕もまだ、その中のひとりではあるが。

■ポカリスエットの広告の夏編:批判的思考

前提として、この広告は非常に素晴らしいと思っています。
コロナという苦境の中、制作のハードルの高さ・いくつのもの苦難を乗り越えた表現に関しては、本当に素晴らしい作品である。

間違いなく、コロナ期間中の企業の広告で印象に残った、勇気をもらったナンバーワンの広告である。

ただ、、、、、、「僕はこの広告を見たときに苦手」だなと思った。

それは、広告業界に関わっているクリエイターの方々の絶賛と
クリエイターを目指す若者が「感動した!!」という空気も含めて
苦手である。。。

これを、「クリティカルシンキング」をして表現をしたいと思う。

ちなみに、この夏編の前の
3月の自粛期間中に作られたこの広告は非常に好きであるし、わくわくした。 いいなぁこんなの作ってみたいなと思った。

■「何」が苦手なのか?

まずは、何が苦手なのか?ということで苦手な点と心の声を列挙しよう。

<広告の中身>
・今の高校生の気分ってこんな感じなのかな?
・元気でいなきゃだめなのかな?
・この気分でいないと、だめ?
・総体も甲子園の無い夏に、なんの意味を見出しているのだろうか?
・これでポカリスウェット飲みたくなるのかな・・・?

<広告業界の方々>
・コロナの中で苦労して作りましたって、関係あるかそれ?
・感動して涙出そうになった、って本当?

言っておくが、僕はそもそも高校時代2から3軍に属していたので
この広告で表現されている様な1軍の人間ではない。
むしろ世の中って、こんなキラキラしている
高校生ばっかじゃなくないか?と思う。

という感じである、「苦手な点をシンプルにまとめると」

・「高校生の気分」は本当にこんな気分なのか?
・これでポカリスエットを飲みたくなるのか?
(自分たちのことが分かっているというブランドなのか?)
・「同調圧力」が強くないか?
という点です。

まずは、コロナで政府がこんな感じの中で
そもそも高校生の気分はこんな感じなのか?元気の強要をしていないか?

という感じ。。。。
ここで終わっては、単なる「批判」であり「批判的思考」をするとどうなるのか?を考えてみる。

■「僕」はどう考えるか?

さて、自分ならどうするか?
この時期にポカリスエットを飲む・自分たちのブランドである広告にするにはどうしたらいいかを考えてみたいと思う。
クリエイターでもないので、面白い・面白くないとかは本質的な議論ではなくあくまでも、「僕」ならどう考えるかという点である。

それを考える上で、緊急事態宣言明けに出会った2人の高校生について書きたいと思う。

■1:おそらく弱小広告の野球部高校生

緊急事態宣言明けに、毎朝の日課であるウォーキングをしていると
ある高校で野球部の練習前のミーティング前の風景を見かけた。

甲子園がなくなり、(この高校関係ないだろうなと思いながら・・・笑)
行き場のないくやしさを滲ませながら、おそらくキャプテンらしい人が
こう言ってた。
「俺達には夏がないけど、お前らには来年がある。
 俺は受験もあるけど野球が好きだから練習を続ける。
 正直なんのための練習かは分からないけど、お前たちに教えられること
 もある練習するから引き続きよろしく」

おそらく、何日前からかこのセリフ言おうって考えていたんだろうなと思いつつ、この高校生たちは本当に今の時代の空気に腹が立っているけど
前に歩いていかないといけないんだろうな、大変だなと。

今の高校生の空気は、日常に戻りくだらないこととかで楽しみながらも
どこかに苦難・葛藤はあるだろうな。

■2:ミスドで出会った、欅坂のヲタ高校生

たまにミスドで勉強をしていて、集中が切れると人の会話を聞くのが
もはや日課になっている。
基本的には取り留めもない、会話が多いが一人の欅坂ヲタの高校生が
言ったことばが面白かった。

「先週の欅のリモートライブみた? 
 なんかライブ会場行った並みに汗かいたし、
 菅井様のスピーチで一人でパソコンの前で涙したわ」
「リアルライブに行くのは恥ずかしかったけど、
 リモートで見ていきたくなったー」

ただのN=2であるが、今の高校生の空気はこんな感じであるのかなと思う。

■「僕」はどう広告を作るか?

さて、クリエイターでもない自分が広告をどう作るかを考えてみた。
このコロナの時代、如何に「自分たちのことが分かっているか?」というのがブランドを作るうえで大事だと思っているのでこの2人の高校生を使って広告を考えてみた。

ー高校野球部編
・総体が中止/甲子園も中止何をモチベーションに頑張ればいいか
 分からない高校生

・自粛明けのミーティングで、キャプテンが
 「正直どうしていいか分からないけど、
  後輩のお前たちには来年の夏がある、それの為にも一緒に頑張ろう」と
 苦しみながら言う。

・ミーティング後、キャプテン以外の高校三年生が言う
 「ああ言ってるけど、正直なんなんだろうな俺ら・・・」
それをこそっと聞いているキャプテンが言う。
 「そんなの俺だって、そう思っているよ」と汗を垂らしながら
 つぶやきながら水飲み場にいる

・すると後ろから、森七菜「よく頑張ったね、と言う。」
ラストカット「また夏はやってくる」。 ポカリスエット

ーアイドルヲタク編
・教室で3人のヲタクが会話をしている。
「握手会中止か・・・・いつになったら、菅井様に会えるんだよ」
「そもそも、お前握手会行ったことないじゃん」
「今週なんか、リモートでライブやるらしいよ!」
へーーー、家で見よう!

・場面は、自宅。家で欅坂のライブを見ているヲタク。
 「リモートライブに家で盛り上がる」
そして、欅坂の改名が発表されて、涙をするヲタク。
欅坂のリモートライブでは、汗をかいたアイドルの横に
ポカリスエットが置いてある。
そして、ヲタクも汗を自宅で欠きポカリスエットを飲んでいる。

・ラストカット「離れてたって、汗はかく」 ポカリスエット

ま、、、、、正直つまんないかもだけど

こんな感じですかね・・・・・・。 
ま「批判的思考」とはこういうことである。

■まとめ

別にポカリの広告がどうとかそういう問題ではなくて、
「批判的思考」を持って自分を表現することが大事である。
ということが伝えたいのである。

ぼくは精神的には強くないし自分を表現することが本当に苦手ですが
勉強をして、こういったことをすることで
人と意見を交わすことが怖くなくなってきました。

人と違ってもいいんです。
ただそれには、「自分ならどう考えるか?」という事がセットだと思う。

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