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【8/24発売】ミステリー新刊3冊を一挙紹介!|ジャーロ編集部

花火、セミの鳴き声、かき氷……夏の風物詩は数あれど、編集部にとっての風物詩は「新人賞」かもしれません。
毎年、日本ミステリー文学大賞新人賞の二次選考に向けて、編集部員も原稿を読ませていただくのですが、光文社の場合はこれが8月に重なるのです。

定められた期間内に応募作品を読み進めるのは特別な緊張感がありますが、とても貴重で印象深い、夏の風物詩です。
二次選考の結果は光文文化財団のウェブサイトなどでお知らせします。また、次回第27回の応募要項もサイトで公開中です。


さて、今月も新刊見本が完成しました。8月新刊は、8月24日(水)ごろに全国発売です。既に店頭に並べていただいている書店さんもございます。

3作まとめて、読みどころをご紹介します!


01.『録音された誘拐』阿津川辰海

彼女は誰より耳が良い。すべての音が手掛かりになる。
――この真相は、たぶん、あなたには聞こえない

大野探偵事務所の所長・大野糺が誘拐された⁉ 耳が良いのがとりえの助手・山口美々香は様々な手掛かりから、微妙な違和感を聞き逃さず真実に迫るが、その裏には15年前のある事件の影があった。誘拐犯VS.探偵たちの息詰まる攻防、二転三転する真相の行方は……。新世代本格ミステリーの旗手が描く今年最大の逆転ミステリー開幕。 本当に騙されていたのは誰だ?

『透明人間は密室に潜む』
『入れ子細工の夜』
『阿津川辰海 読書日記 ~かくしてミステリー作家は語る<新鋭奮闘編>』
と合わせて、青依青さんが装画を手掛けてくださいました。

そうなんです。なんと9月には『透明人間は密室に潜む』の文庫版発売も控えています。

ミステリーファン必見のフォーカード、ぜひお見逃しなく。



02.『阿津川辰海 読書日記 ~かくしてミステリー作家は語る<新鋭奮闘編>』阿津川辰海

大好物のミステリーを食べて、こんなに大きくなりました

一日一冊以上のペースで爆読する若手屈指の本読み作家が語り尽くした大好きな本の話。アガサ・クリスティー、綾辻行人、エイドリアン・マッキンティ、伊坂幸太郎、ジェフリー・ディーヴァー、恩田陸、ディック・フランシス、法月綸太郎、ヘニング・マンケル、山田正紀……など総勢362名、1,018作品を取り上げた偏愛ミステリーガイド。
この熱量と文字量、どうかしてるぜ。

最新刊2冊同時発売に合わせて、阿津川辰海さんにサイン本を制作いただいています。
現場レポートはこちらから。



03.『ロスト・ドック』酒本 歩

あなたはペットの命に、いくら払えますか?

愛犬が心臓病になった。手術費用は200万円。
ペットショップでは売れ残った犬が鳴き、
セレブが集う動物病院では、名医の診察を待つ行列ができている。
――発見された人間の遺体の周りには、無数の犬の骨が散乱していた。

動物医療の在り方を問う長編ミステリ!

思わず考え込んでしまう、ペットとお金の問題。
あなたなら、どう考えますか? ご感想ぜひお寄せください。



【8月新刊予約受付中!】


《来月予告》

9月は3作品を刊行予定。カバーデザインなども完成間近です。
どうぞお楽しみに!

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