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【DAY9】愛の100コメント特別公開

青山美智子さんの新刊『リカバリー・カバヒコ』に各地の書店員さんから寄せられた、愛の詰まった感想コメントをみなさまに公開する特別な1か月。

コメントをくださった書店員のみなさま本当にありがとうございます!

本日は9日目!今日も素敵なカバヒコメントに癒されてください♡
※ネタバレは自己責任で閲覧をお願いいたします。


愛のカバヒコメント第9弾!!

#81 心の奥のトゲを抜くカバヒコ

カバヒコはソコにいるだけなのに、誰もが隠し持っている心の奥の小さなトゲを引っこ抜いてもらえたような気分です。
自分らしく生きるコトが難しいこの時代でも何かを取り戻せるような気がしました。

岩瀬書店富久山店 吉田彩乃さま

#82 弱くて強いわたしたちに

無理をしたり誰かに合わせたり、正直になれなかったり。
自分に嘘をつくと体から警報が鳴る。
そんな経験した人、きっといると思う。
公園の片隅のアニマルライドの少し色褪せたカバのカバヒコ。
カバヒコはわたしだ。わたしを映す鏡だ。
情けない話も困り顔も不満気な顔も、どこか間違えて踏みとどまってしまった冴えないわたしだ。
だけど。
わたしがわたしを認めなくて誰が認めるのだ。
カバヒコを通して自分を見つめる。
時間はかかるかもしれないけど、ゆっくり傷口にかさぶたができるまで、カバヒコは急かしたりしない。
きっとみんな弱くてみんな強い。
青山さんのお話はいつだって情けない自分を情けないままにしておかない。
ほんの少しだけど、自分を好きになるきっかけをくれる。
誰かに褒められることを望むより、自分で自分を褒められる自分になろう。
心の中にカバヒコを。自分でリカバリーするのだ。 カバだけに!

水嶋書房くずは駅店 永嶋裕子さま

#83 何気ない日常を丁寧に生きたい

日の出公園にあるアニマルライドのカバヒコはリカバリー・カバヒコ(・・・カバだけに)と呼ばれ、自分の体の治したい部分と同じをところを触ると回復すると言う都市伝説がある。
カバヒコの元を訪れたのは、進学校の授業についていけず頭が悪くなったと思い悩む高校生。
ママ友とうまく話せなくなった主婦。
職場のストレスで耳が痛くなったウェディングプランナー。
マラソンを走ることが嫌で仮病を使ったら本当に足が痛くなった小学生。
老眼にはじまる加齢による不調に悩む雑誌編集長。
彼らは、公園のそばにあるアドヴァンス・ヒルという名の新築マンションに越してきた人たち。
日常の心の痛みが体に現れた時、カバヒコは静かに話を聞き、自分自身での気付きを促し、癒してくれる。
この物語、大好き!
にんまり顔のカバヒコに私も会いたいです。
各編、どれも素敵ですが、リカバリーが元通りに治すことではなく、前とは違う経験と記憶が身についた自分になることを意識させてくれる第4話の勇哉の足が特に好きです。
嫌なことを見ないように意識するんじゃなくて、目の前にある事に意識を集中させる。
そんな簡単で大切なことをすっかり忘れていたと気付かされました。
気を抜くと無為に過ごしてしまうような何気ない日常を丁寧に生きていきたいと思いました。
心が洗われたようなこんな気持ちは久しぶりで嬉しいです。
ありがとうございます!

ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さま

#84 青山さん作品で一番好き!

青山美智子さんの作品で一番好きかも。
心の最深部から身体全体に優しさや、思い出や、明日もまた頑張ろうって思える温かな力が行き渡るような作品でした。
カバヒコどこかに実在、もしくはモデルになったアニマルライド無いかなとググッてみたのですが見当たらず。
まぁ、探して見つけるより偶然出会った方が感動するだろうなと考え直し、いつかカバヒコと出会えることを期待しています。
シチュエーションとか全然違うんですが、私も小学生の頃長距離走が苦手で持久走大会が嫌で嫌でしかたなかったです。勇哉くんの気持ち分かるなー。
私は最後の大会で「最後ぐらいは良い順位で終わりたい」と練習から頑張り、ギリギリ入賞して賞状貰えた事を思い出しました。
勇哉くん、長距離走は呼吸が大事だよ。
あとペース配分考えて最初から後ろにいると落ちてくだけだから辛くても最初は前の方で走った方が良いよ!
長距離走嫌いだったオジサンからのアドバイス。
あと、最終第5話!この和彦の話で勝負ありというか、この作品が最高のものになりましたね。
カバヒコ誕生秘話、サンライズ・クリーニングのおばちゃん。
しっかり回収されました。
ホント、おばちゃんは息子の前では別人ですね。
最初いままでのクリーニング店のおばちゃんと同一人物か疑っちゃいましたよ。
息子に迷惑かけまいと本心を隠して壁を作っていたと。
全く不器用な親子だよ。
各話に込められた優しいエネルギーがきっとその言葉を、気付きを必要としている人達に届くと思います。

紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さま

#85 完璧じゃないからこそ

この本を読んで、私も癒された。
ひっそりとした公園にある古びたアニマルライドのカバヒコ。
塗装が剥げかかって、なんとも言えない愛嬌を醸し出すカバヒコだからこそ、傷付いた人たちの心が開かれリカバリーする力を与えてくれるのだろう。
素敵な登場人物たちも完璧ではない。
時に人を助け、そして助けられ、ここで生きている。
そうやって私たちも生きているのだろう。
P162「体と心はすぐそばにあるんだけど、頭だけ、ぽつんと遠くにあるんだよ」という言葉にハッとした。

東京旭屋書店 新越谷店 猪股宏美さま

#86 幸せへと導かれて

とても温かくて、とても愛おしくて。
カバヒコに触れる人たちが一人でも多く幸せに導かれるように。
カバヒコの向こう側に青山さんが見守ってくれるようなお話でした。

宮沢書店TSUTAYAイオンタウン館山店 新藤幸代さま

#87 カバヒコがくれる勇気

誰にも言えない心配事、不安な気持ち、このご時世みんなが抱えている。
誰にも言わずに、そっとカバヒコに触れられたら。
そしたらきっとほんの少し勇気も分けてもらえる気がする。
私もカバヒコに会いたい。
青山さんの物語はいつもあたたかい。じんわりと体に染み込んでくる本だ。

福岡金文堂志摩店 伊賀理江子さま

#88 本の上で心地よく玩ばれた

好いように作者に玩ばれた感じです

未来屋書店大阪ドーム店 石上達也さま

#89 立ち止まって、より素敵な私へ

青山さんの作品史上、個人的には一番泣きました。
カバヒコはいろんな人の悩みや痛みを受け止めてキズだらけになったけれど、きっとそれと同じ数だけみんなの一歩踏み出した勇気や力も見届けてきたのだろう。
元通りになんてなれなくてもいい。
私たちは立ち止まって、もう一度一歩踏み出した時、今までよりもきっともっと自分らしく素敵な姿になっているのだと、安心感と勇気をもらいました。

勝木書店二の宮本店 樋口麻衣さま

#90 大切なのは等身大でいること?

人々のあたたかさがじわっと染み渡った!
等身大な自分でいることって大切だと素直に思った。
カバヒコって、何者なんだ?

紀伊國屋書店セブンパークアリオ柏店 本多千春さま


いかがでしたか?
本日のカバヒコメントはここまで!
情熱的に感想を綴ってくださる書店員さんのひとつひとつの言葉に胸が熱くなります。
10日目もお楽しみに!


『リカバリー・カバヒコ』青山美智子智子

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