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2024/6/3-2024/6/9

・今週面白かったエンタメ①
ミッシング
色々宣伝されていて気になってはいたけど、こんなに涙するとは思わなかった(客席から鼻をすする音が聞こえていたので結構泣いている人がいたと思う)。
娘が失踪して、駅前でチラシを配ったりテレビの取材を受けるも手がかりが見つからない状態が続く沙織里と豊の夫婦が主人公だが、取材を続ける砂田がいるテレビ局の内情や思惑があったり、最後に娘の美羽と一緒にいた沙織里の弟・圭吾の謎もあったりと、人間の本質や悪意を炙り出すような𠮷田監督の脚本・演出が素晴らしい。きらきらしたみんなが憧れる美人女優みたいなイメージが強い石原さとみが、ほぼスッピンのボサボサの髪で表情を崩して泣き崩れるシーンが多くてびっくりしたし、この作品への覚悟を感じた。夫の豊も沙織里に比べて冷静で、沙織里からも冷静さをなじられるシーンがあったけど、ふとした瞬間に豊も美羽を思っているんだなとわかる瞬間があってグッときた。沙織里の弟の圭吾が思わぬダークホースで、登場時は怪しさがあったけど、その分後半の盛り返しがすごかった。みんなそれぞれのキャラクターに引いてしまう部分があったりするし、人の悪意に触れる時間も多かったが、ふとした善意に救われてとても感動した。たまーに差し込まれる笑える瞬間が効果的だし、全部笑ってしまった。𠮷田監督の作品はこれからも注目したい。

・今週面白かったエンタメ②
Winny
アマプラで視聴。毎週見ているAbemaのしくじり先生でウィニーが取り上げられていたので、このタイミングで観ておこうと思った。
ウィニーが世間を騒がせたことはあまり覚えていなくてどれほどの影響があったかはわからないが、金子勇という天才を警察が潰したことは映画に残しておくべきだと思った。プログラマーとしては天才だけど、警察の言われるままに罪を認める内容の文書を書き写しちゃったり、発言を撤回しちゃったりとプログラミングに全振りしたゆえなのか危なっかしいところもあるが、嬉々として裁判でプログラミングを熱く語ったり披露したりして憎めないキャラクターだなと思ったし、弁護士陣も粘り強くサポートしていてよかったし、2ちゃんねるのユーザーたちが弁護費用を応援メッセージの口座名義で振り込んでいるのが頼もしかった。
7年もかけて無罪を勝ち取ったのに、半年後に亡くなってしまったのは残念だし、警察が潰しに行かなかったら日本のITはどれほど発展できたのかと思う。最後に本人映像が出てきたのが切なかった。

・今週のお気に入り
松之助N.Y.のフルーツガーデンのパンケーキ、パッションフルーツソーダ
代官山に久しぶりに行ったので、ずっと気になっていた松之助N.Y.に行ってきた。少し入店まで待ったけど、数量限定のパンケーキがまだあったので、一番人気と聞いたフルーツガーデンにした。旬のフルーツが入っていて、切ったケーキをメープルシロップにつける食べ方だったが、パンケーキがふわふわでシロップを染み込ませてクリームやフルーツを乗せて食べるとおいしくて、甘すぎないから最後まで飽きずに一口一口を楽しめた。期間限定のパッションフルーツソーダも暑かったからこそ少し酸味がある感じがちょうどよかった。フルーツがおいしかったからそれを使った他のケーキもおいしいんだろうなと思ったので、他のも食べてみたい。

・今週の一曲
Nic Hessler / I Feel Again
先週、レコードを買ったのでレコードラックにあるレコードを改めて確認したところ、我ながらこのレコードをよくリリース時に買えていたなとうれしくなった。レコードを持っていたのを気づいたので、久しぶりに聴いてみたら疾走感と爽やかさのあるギターサウンドと浮遊感のあるボーカルでやっぱりよかったし、9年前とあって時の流れに引いてしまった。Captured Tracksは他にも好きなバンドいっぱいあって本当お世話になりました。最初だけ音量が小さいので要注意。

・今週のプライベート
土日で代官山蔦屋書店前にMIU MIUのSUMMER READSというイベントをやっていて、ワゴンが置かれていて二冊の書籍の中から一冊をもらえるというので行ってきた。ジェーン・オースティンの『説得』がほしかったので、スタッフの方に言って希望通りもらえました。洋書だったので、読むにはハードル高いけど本についた帯のカバーやしおり、ブックバンドがミュウミュウ仕様でかわいかった。あと、コレクションっぽくなっている靴下を少しは活用できるように、ユニクロで半パンを買ってきた。涼しげで靴下を見せられるので上手くコーディネートしていきたい。

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