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【刀剣】山鳥毛を追いかけて2021~バスツアー参加~

気がついたら参加して軽く数ヶ月以上経ってるのですが、今更ながら投稿しておこうと思います……2021年の山鳥毛追っかけ記事です。
ほんと年末も年末のギリギリになってしまった……。
ちなみに2020年版はこちらです↓ 超暇な時にでもどうぞ^^

本年はいろいろと話題となりました、クラブツーリズムさんの山鳥毛バスツアーに、もう本当に運良く参加してきた話となります。
発売日初日の数時間程度で売り切れとなるほどの大人気のツアーだったのですが、昨今の諸々の影響で道半ばで中止となってしまいました。。
そういう経緯もあって、参加してきた私がこうやってレポートを書くのは、果たしてどうなのか……?
と迷う部分もありましたが、せっかくなのでふんわりとシェアさせていただければと思います。

観光内容の蘊蓄徒然などはガバっと省きますが、コラボのネタバレ等は大いに含みますのでご注意くださいませ。
※記事の内容や写真等何か不備がありましたら削除・修正しますので、ご連絡ください

あと毎度のことながら、主観バリバリの文章が無駄に長い&写真が恐ろしく多いです……。
流石に今回は目次で分けさせて頂きます。。
ツアーレポすっとばして御刀の写真なら、4・5・6に直接どうぞ~。

今回、300枚くらい写真撮ってたので(数打ちゃ当たる方式)選別にエラい時間かかりました……特に山鳥毛はどの角度も捨てられんのや……。


1. バスとの遭遇(コラボネタバレあり)

去年山鳥毛に会いに行ってから、ほぼ1年ぶりとなった岡山への旅。
とはいえ諸般の事情から、今回はなんともゲリラ的と申しますか……完全に日帰りでの弾丸状態の旅でありました。
直行・ツアー参加・そして直帰です。
それでも、かなりギリギリのギリギリまで参加を悩みまして……何なら当日の朝方に電車のチケットを取ったくらい。。
と、言いますのも天候があまりよろしくなくて、そもそも電車が動くのか……荒天でツアー開催自体もするのかどうか、ハラハラだったのです。。
結局、運休もなくツアーの中止のお知らせも無かったので、えいッ……と始発の電車に飛び乗りました。

特急と新幹線を乗り継ぎスルッと三時間。
まだ三回目くらいなのに、既にお馴染み感があってほっとする岡山駅に到着です。
集合場所にはそんなには遠くないとはいえ、初めての所だったのでぐーぐる先生にナビしてもらったのですが、案の定やや遠回りになったもよう。。
とりあえず駅近くのイオンの沿いさえ歩いていれば着きました……。

真新しい待合所には、すでに参加者と思しき方たちが^^
宿泊するわけでもないのにまぁまぁデカい鞄を降ろして休憩しておりますと、待合室のガラス越しにチラリと動く青い車体が視界をかすめました。
すると一斉に立ち上がる待合所内
そして勢いよく待合所内を飛び出していく……。

出遅れた私は色々察し、いそいそと荷物の半分以上を占めていたNikon DFとおニューのズームレンズをセッティング。
この日のために……というわけでは無いけど、半分くらいは山鳥毛を撮りたいがために買ったレンズは、ほぼ山鳥毛の刀身と同じ重さ(約1kg強)
ちなみにDF本体はほぼ明石国行の刀身と同じ重さ(約750g強)
そう、今、私は山鳥毛と明石国行を二振佩刀しているようなもの!(重さだけ)という妄想で一日重量に耐えてました。後日きちんと筋肉痛になった()
まぁそれはともかく、ちゃっちゃとセッティング出来たので嬉々として待合所を出ましたらば、

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ありがとう!!!!おはようございます!!!!

雨予報なのを、日本一の晴れの国の気合でギリギリ曇天に押しとどめている岡山の空、青空なんて贅沢は言わない。
何なら真夏の炎天下じゃない分、気温的には楽だったとも言える。
こんなにも綺麗な、目が覚めるようなブルー……これに我々は乗るのだ……。

というわけで、本ツアーの目玉の一つでもあるコラボラッピングバスの登場です。
もちろんSNS等で事前にデザイン等知っていましたものの、実際目の前にリアルにあるっていうのは違います。発汗するする()
既にスマホやカメラ等で簡易撮影会が始まっている中に私も参戦。
"ぬい"や"もち"などの「小さいお連れ様」との記念撮影も楽しそうでした^^
小さいお連れ様……これは、長船ふれあい物産館さん発祥のワードという認識で良いのですかしら?優しくて良いですよね^^

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有識者にお聞きした所、クラツーさんが自社ロゴ入りでラッピングバスをされるというのは大変に気合が入っている事なのだとか。
ちなみにキャラクターの画像などが入っているのはこの面のみです。
所謂ラッピングバスとしてはかなりシンプルな部類、単純にデザイン的にも綺麗でカッコイイ!
全面プリント的なのだとちょっと抵抗感あるかな?とか思ってたけど、非常にその辺も上手いバランスで、乗車にも抵抗感はありませんでした。
お頭、出陣時の立ち絵なのも良きですね^^
持っている御刀が良く見える構図なので、こっちで正解だと思います。

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刀身本体もどバーンと^^
それにしてもピッカピカの車体でした。
汚れが全然無いの……きっちり手入れされてるんだろうなぁ……。

そうこうしている内に、クラツーさんの受付開始。
バスのおかげでテンションも体温も上がり、伴って発汗も凄かったので、検温大丈夫か心配でしたが、ちゃんとクリアした良かった……。
署名入りのチェックシートを提出して完了です。
このチェックシートは事前に印刷&記入して持ち込むスタイルなんですけど、やはり結構見落としている方が多いみたいなので、きちんと用意もされていました。
全部ネットでDLなので手軽なのは非常に良いですが、目がつるんつるん滑るので、見落とす気持ちは解らんでもない……。
旅程表も印刷して持参しましたが、こちらは紙媒体で当日貰えました。
紙媒体での当日配布はツアー最初の頃は無かったそうなので、参加者からのリクエストがツアー中に反映されていたようです^^

受付も済み、バスの運転手さんに手指消毒をしてもらってからいざ乗車!
一人での参加ですが、隣席には誰も座らないようになっています。
ペアで来る方も、一人での参加も同じくらいの割合いらっしゃったかなと。
座席制限を設けないといけない中、一人での参加のお客さんを大事にするスタイルはとても有難いです。
普通ツアーなどは二人以上からですものね。
でもこの手の……言ってしまえばニッチなツアーって一人で気の向くまま参加したいってのが本音……。
特に美術館や博物館には一人で行きたい派なので、ぜひ今後も続けて欲しいです。

そして、座席に着く前に目に飛び込むのがコレ!

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ヘッドが全くレスト出来ないと噂のヘッドレストカバー!
参加者のお土産の一つとして、ヘッドレストにはあえて接着せず、本当にふわっと乗せてあるだけです。
これは運転手さん、かなり気を使って運転されたのだろうという事が窺えます……。

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A3よりやや小さめくらいでしょうか?
先達のツアー参加者さんのツイート等で、大きさや持って帰り方などを詳しくシェアして頂いていたので、私も綺麗に持って帰る事ができました^^

その他、ツアー参加時の「こうした方が良い」というアドバイスも沢山SNS上で発信されていたので、事前に準備できたのは本当にありがたかったです。先達の皆様に感謝!
ちなみに私は100均で買った賞状用の丸筒で持って帰りました~^^
ワニ革のが一般的ですが、100均のはワニワニしてなくて良きです。

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というわけでネタバレですが、↑こちらが乗車時に頂いたノベルティたち。
ヘッドレストカバーとエコバッグです^^
おそらく今季限りのデザインになるのかな?と思われます。
後程知りましたが、開催が中止になってしまった参加者にもアンケート回答の返礼品として、こちらのエコバッグが送られたそうです~!
このアフターケアは優しい……。
ちなみに撥水性では無いっぽい?し、がっつりお買い物バッグとするには小さいですが、だいぶシンプルで使いやすいです。
(エコバッグの上の小さいお頭はツアー中のお供^^)


2. 備前福岡まちあるき

バスに乗り込んだ後、添乗員さんのお話などを聞いたり山鳥毛の紹介映像を見たりしながら、目的地まで小一時間くらい。
(途中でおさふねサービスエリアでの短時間休憩もありつつ)
最初は備前福岡のまちを散策です。
二つの班に分かれて、ガイドさんに案内してもらいながら歩きました^^
毎回決まったルートを歩くわけではないそうなので、行先の詳しいレポートは割愛いたします。
多分平日と土日でも歩くルートや立ち寄る施設は、開館日等の都合上違ってくるんじゃないかな~と。

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バスの駐車スペースから既に山鳥毛ののぼりが……!
着いた頃にはしとしとと雨が降っていました。
傘をさして、静かなまちを歩きます。
ガイドさんが大きな声を出さずに済むように、事前にイヤホンが渡されているので、解説が聞きづらいなどという心配はありませんでした。

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途中にあります福岡の街並みの看板。
今見て思ったのですが、駐車場もお手洗いスポットもしっかり確保されていらっしゃるようですね^^
あと、このまちは四辻が意図的に少ないのも特徴なのだそうですよ~!
理由を聞いて「おお~!」となりました。こういう歴史あるある大好き^^

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阿吽の像もいらっしゃる妙興寺さんの境内には、降っていた雨を遮るほどの大きなご神木の銀杏が。
そっと触れてパワーを頂いて参りました^^

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福岡一文字の石碑。
滞在時間が短かったので、ちゃんと看板の文章までは読めず。。

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福岡のまち。
雨だったのもあってなかなか写真が撮れなかったのですが(傘持ってるうえに片手で撮れる重量ではない)ぶらぶら歩いているだけでも結構楽しくて、何処か懐かしいような、でも北陸民の私の感覚だと「ああ、やはり南の地域だなぁ~」と感じる部分もあり。
晴れの日もっとゆっくり歩いてみたいなぁと、強く思いました。
色んな所に小鳥が居る↑ので、探してみるのもきっと楽しいです^^
やはりツアーという特性上、一か所一か所の滞在時間が超短いのでもっと掘り下げたかったのが本音ですかね~。。

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個人的に気になったのは、毎月第4日曜日に開かれているという備前福岡の市!
4月と11月は大市だそうで、この状況が落ち着いてきたあたりで是非市に行ってみたいな~と^^
一文字うどんさんも訪れてみたいし……、私がツアー参加したのは平日でしたので、やはりここは土日に色々開館しているスポットやイベントを回ってみたいです。
ちなみに山鳥毛案内マップはPDFでDL配布しているようですよ~!

これ観光に便利そう。三つ折りにすると持ち運びに良い感じでした^^


3. ホテルリマーニでおしゃれ飯(コラボネタバレあり)

備前福岡のまちを後にして、昼食会場に向かいました。
バスに揺られている間は、添乗員さんがお話している時はそちらに集中、それ以外は只管窓の外の景色を眺めていたり。

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そして突如として現れる、噂の「日本一のだがし売場」の看板!
この後スルッと店舗の前通り過ぎてしまったのですけど、ここも行ってみたいスポットの一つだったので、嗚呼~~通り過ぎちゃうの~~~~!
と、ちょっと切なく感じつつ、やはり一日で複数個所を回るというのは難しいものです。。

そうこうしている内に、昼食会場であるホテルリマーニさんに到着。
その日採れたお魚をメインにしたワンプレートのランチです^^
会場は1席ごとに前と側面にきっちりアクリル板が立てられており、スタッフさんがお料理の説明をしっかりしてくださいました。
が、なんか横文字の難しい名前のソースがかかってるくらいの認識で食べ始めてしまったスマン()

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食べ物を美味しそうに写すのへったくそなのが申し訳ないですが……ワンプレートで少なそうに見えて、女性だと結構お腹いっぱいになります!↑
なんかこう全体的に複雑でおしゃれな味がする……!(食レポも下手くそ)
地中海風料理というのでしょうか?普段食べ慣れていない系の味で新鮮でした。
パンもあるので、食べきる頃には「デザート入るかなぁ……」といった感じ。

ツアー参加者の皆さん、完全な黙食状態だったので安心して食事できましたが、結構な人数が黙って食事してるのってちょっと不思議でしたね。。
そういえば食後の飲み物の他に、お酒などの他のドリンク飲めるようだったのですが(スタッフさんが注文を取っていた)あれは別会計だったんでしょうか……?ちょっと未だに謎です。

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そしてこちらが、刀剣乱舞の山鳥毛をイメージしたコラボデザート!
詳細を書くのもアレなので省きますが、お好きな方はパッと見て色々察するのではないでしょうか~^^
ちなみにお皿はキンッキンに冷えており、アイスも冷凍具合が固めです。
これは撮影等楽しむために考慮されてのことだそうですが、それでもみるみるアイスは溶けていく~。。
デザインは結構洋風ですが、ちゃんと味に和要素を入れてくる所や、この色合いの絶妙さ加減は流石です。かわいい^^

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私の「小さいお連れ様」とも一枚^^基本ずっと雨合羽着てたお頭です。
普段キャラグッズ的なものを買わないのですが、シュガーポシェットさんのシリーズは持ちやすくて良き。
それはともかく、こちらの食後のコーヒーが美味しくてですね……多分ナッツ系のフレーバー?だったと思うんですけど、ホームページを参照したらばホテルオリジナルブレンドのハワイアンコーヒー(バニラマカデミア)とあったので、これがそうなんじゃないかなと。

香りが凄く良かったので、現地でお土産に買って来れば良かったな~。。

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ガラス張りの開放的なロビーから見えるプールや海、浮かぶ島々………………曇天(というか雨)なのが非常に惜しい~~!
晴天だと凄く綺麗なんだろうな~と思いつつ、横切る舟を押さえておくのでした。


4. 牛窓・オリーブ園と山鳥毛タクシーと

食事が終わり、バスに乗って高台にあるオリーブ園へ。
若干雨が強くなってきていたので、あまりオリーブ園の広い芝生部分を動き回ったり、高台からの景色などの写真は撮影できなかったのですが、例のタクシーこと噂の山鳥毛タクシーに遭遇できました~^^
必ずしも訪れた時間帯にタクシーがオリーブ園に居るわけではないらしいので、無事にお会いできて良かった良かった。
そして皆で囲んで写真を撮る撮る……。

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確かベースのお車はプリ●スさんでしたっけ??
初めて見た時は想像以上に派手なラッピングだな~~と思いましたが、実物見てもなかなかに派手~~!雨に濡れている御姿も良いものです^^
あえてナンバーは隠していないのですが、やはり皆様言われている通り「よいは(良い刃)」なんでしょうかね~。
車の中も見せて貰ったり、撮影させて頂く事が出来たのですが、まぁそこは実際乗車したわけではないので割愛いたします。

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バスとのツーショット^^
全く同じ色ではないと思うのですが、ペアみがあるというか兄弟感あるというか……ともかく、二台ともとっても綺麗なブルーです。

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そして再びチャンス!とばかりに、バスのお頭のどアップを撮るなど……。
本降りでは無いものの、しとしとと雨は降り続いておりましたので、いい具合に水もしたたるいい男(士)状態に……。
拡大しても耐えられる美麗さ……おめめ縦になってるのと眉毛の形と眉間の皺が好きです(早口)

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オリーブショップさんからの風景。
先ほどまで居た、ホテルリマーニさんが見えました。

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オリーブショップさんの方は一階以上は上がってないのですけど、何やら5階くらいまであるようです。ショップは食品やコスメが多かったかな。
私も丁度いいや~と髪用にオイル買いました^^
冬に向けてハンドクリームとかあれば欲しかったのだけど、見つけられなかったです。。スキンクリームを買っておけば良かったかも……。
また、ツアーのお土産の一部でサンプルも貰いました~!


5. 約1年ぶりの備前おさふね刀剣の里!

これまでかなりスムーズに進行してきたバスツアー。
スムーズすぎて逆にかなり巻きで進んでいたため、メインの備前おさふね刀剣の里での滞在時間も、予定より長めにとる事が出来ました^^
(当初予定は90分くらいでしたが、2時間強は居れたんじゃないかなぁという記憶)

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見出しにある通りですが、約1年ぶりの刀剣の里!
何故でしょう、まだ2回目だというのに既にちょっとほっとすると言うか、お馴染み感というか、謎の安心感と言うか……。
おそらくSNSなどで頻繁に画像を拝見していたのもあるからかもしれませんが、つい昨日も来たみたいな錯覚を覚えるほどに落ち着きます、ココ。
というか、今更だけど、看板↑ちゃんと刀剣のデザインしてるんだ~~(ほんと今更)

添乗員さんが、全員分の博物館チケットを買いに行ってる間バスの中で待機し(まさかの現地調達ww)チケットを配り終わった所で一度解散です。
滞在時間が伸びたとはいえ持ち時間は約2時間!
そのうち1時間はがっつり博物館内、と考えると(展示物見るのが基本的に遅い)モタモタしている時間はありません。

貴重品とカメラ、そして金沢の大加州刀展で調達した清光エコバッグを手に、まずは併設の長船ふれあい物産館さんへ……!
改修を終えて、去年よりも明るくなった店内、山鳥毛関連グッズも飲食関連もバージョンアップしておりました^^
しかしながら、やりたいことが盛沢山の身……買い物かごに素早く、もはや値段も見ずにどんどんどんどん商品を入れる私……。

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お酒にカップに重たい&嵩張るものばかりをチョイスしている有様でしたが、欲しかったんだから仕方ない!
豪快に買ったつもりだったけど、思ってたよりお布施できていなかったので、今度はもっと豪快に行きたいものです()
お会計をしてくれたスタッフさんの胸元には、さりげなく私が今日一日お供にしていたシュガーポシェットの山鳥毛チャームが^^
それにスタッフと書かれたシールを貼られているのが凄く可愛かったです^^

初っ端からなかなかの荷物になってしまったのですが、清光エコバッグの収納力が強かったのと(余裕で全部入った)
車内に荷物を置きに行くことが出来るのは、地味ながらバスツアーの利点だなと。

物産館さんでパワーアップした食方面もがっつり堪能したかったのですが、ホテル飯が結構お腹に残っていたので、今回全然食べられませんでした……。
うーん……甘い物は別腹みたいな人種だったら良かったのですが、私の胃袋にスペースは残ってなかった。。無念。。

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物産館さんのメインのショップ部分のお隣には小さいギャラリーがございまして、そちらではショーケースの中に入れた状態で御刀や鍔などを展示販売しています。
スタッフさんが常駐しているわけでは無く、出入りもフリーという感じ。
山鳥毛展示というお祭り期間だからなのか、普段からそうなのかは謎ですが、お客さんから寄贈された刀剣乱舞グッズがしっかりめに飾られていました^^ミニ畳、いいですよね~!

んで、個人的に気になっていたのがこちら↓
刀剣の里で作刀されている、大橋刀匠の短刀です!撮影可能でした^^

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吉野川」と呼ばれる流れる水に浮かぶ桜の花……みたいな絵画的な刃文です。
去年は菊水刃を見たけど、今年は吉野川!可愛らしくて素敵です。
武器としての側面より美術品としての側面が強く出ていて、パッと見て刀の刃文の多様さを知れるのが絵画的な刃文の良さだな~と思います^^
大橋刀匠は、猫の足跡の刃文なども焼かれているよう。
凄く今どき!是非生で見てみたいです^^
ちなみにこちらも当時販売されておりまして、もしも買いたい場合とか見たい場合はどうするのかな~~?
と、思っていたのですが、お隣のショップのスタッフさんにお声かけると、刀匠さんに直接連絡が行くのだそうです。

博物館に入場可能な時間は決まっているので、それまでどんどん刀剣の里内、特に鍛刀場や工房の方をめぐります。
……の前に、

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博物館と鍛刀場の間にある研修館(去年はここでコラボの物販等が行われていました)のガラス窓に、親切すぎる貼り紙が……。
そして既に見切れてるあのお方。

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お久しぶりです!!
というわけで、今年も無事にお会いできましたお頭パネル!
今回は室内なのに加えて、何か凄い、背景までついてる……。

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相変わらず、めちゃくちゃ脚がロングですこと……。
しかし、今年は被写体の背が高くても大丈夫なレンズを携えてきたので、きっちり一眼で写真撮る事が出来てうれしいです^^(去年はスマホでした)

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反射光が無いからイラストパネルもちゃんと撮れて良き良き^^

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凄い勢いで撮らせて貰ったんですが、謎な事に人が全くいなかったので、この所業です()まさかの二人きり空間を堪能させていただきました(合掌)

お頭と一通り戯れてから、工房方面へ。
前回はあんまり中まで入ったりできなかったのですが、今回はちょっと勇気を出して中の方まで。
作業中の彫金・金工師さんのお部屋にお邪魔させていただきました~!
と言いますのも、こちらの日本号倣い↓が展示公開されていたので、ぜひとも見たかったのです^^

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ケースの反射がきつかったのと、非常に縦に長いので、彫りの部分の接写状態になっております。
福岡で見た本歌の日本号そのままの写しではなく、かなり濃厚な彫りになっていてすんごい……!
正面からの写真しかありませんが、是非横からとか、斜め下から眺めて頂けると、彫りのがっつり感がより解るので、機会があればぜひ見て頂きたいです。
この展示ケースは写真撮るのは難しいですが、鑑賞するのには凄く良いです^^真上と真下以外の全方向見れる!

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↑これはスマホで撮った写真。うむ……こっちの方が解りやすいかも。。
ほんのりとケースの後ろに「小さいお連れ様」用の撮影ブースが設けてありました^^
すぐ横で装剣金工師の片山さんが超繊細な作業をなさってるのにも関わらず、普通にお話などもされているのがこれまた凄くて……撮影用の作りかけの鍔なども見せてもらいました。有難うございます^^

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実は丁度この日、「KATANA」でお馴染みの漫画家、かまたきみこ先生が撮影のため刀剣の里にいらっしゃっていまして……恐れ多くも、えーい☆とばかりに話しかけさせてもらった次第です。。
先生は現在関東にお住まいですが、出身は私と同じく福井……という事で謎の勢いが私を突き動かしました(ドキドキでしたが)
突然話しかけたのにも関わらず、色々お話してくださって本当にありがとうございます^^
しっかり新刊も買いました!(KATANAは現在21巻まで刊行しています
かまた先生が山鳥毛の魂魄を描かれたら、どんな姿にされるんだろうな~……人間に近い姿か、それとも鳥に近い姿でしょうか……。

時間は短かったですが、鍛刀場にも少し寄れまして、安藤刀匠とまたお話させて頂きました^^地味に覚えられてました……1年前なのに流石。
鍛刀場は去年は一切踏み込めませんでしたが、今年はある程度中まで入る事が出来たり、↑のようなブースで撮影なども可能でした~!
今回は無理でしたが、一度鞴(ふいご)を吹いてみたいんですよね……。
中に狸の皮が張ってある……というのも正しくKATANAで得た知識ですが、今どきの鞴はどうなんでしょう?


6. 刀剣博物館にて名品たちや山鳥毛との対面

さて、ここからが本番というかメインです。
前回と同じく時間帯指定での入場ということで、工房の方から博物館へ。
チケット(山鳥毛の一部がプリント)を片手に入場したのですが、予約確認も無く、ツアーの参加証(解りやすいように見える所につけている)をチラ見されただけで通されました。うーん、楽!

改修工事が終わった館内は、前回来た時と印象はそのままに所々「新しくなっとる!」と感じる部分が多々。
今回はセオリー通り1階部分から攻めて、二階で山鳥毛との対面を決めるスタンダードなコースで回りました。
前回もそうだったけど、今回も図録と無いかわりにほぼ全部写真の撮影がOKという太っ腹仕様です……。
で、まぁ脳筋なのでほぼ全部撮りましたよね(白目)いや、AF性能が高いレンズだったから成せた技でしたが……。

目録を見るに山鳥毛含めて全部で38点展示されていました。
とはいえ全部載せるわけにはいけないので、数点だけ(ここ選ぶの一番しんどかった……)
特別展のテーマが「武将・名家の品格」ということで、全体的にやんごとなきお品物です^^

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伊達家伝来の正家
重美ついてるのはこの御刀だけだったかなと思います(県指定というのはありましたが)直刃調でとっても好きなタイプの御刀と拵え^^
こういうのを匂口締まる……っていうのかしら?

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春日局が持ってたらしい伝来の短刀、国助
こちらも直刃調ですね^^今回ちょいちょい御刀が青っぽく写る印象。
照明のせいかな?ともかく、前回にも増して撮りやすいです、長船刀剣博物館。

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真田幸村伝来、村正の刀。持ち主も刀工も有名特盛パックのようだ……。
説明書きに箱刃と書かれていましたが、わりとゆるやかな感じ。

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今回観れて嬉しかったのが、この大般若長光写しです^^
オンライン配信で公開されていたのを観ていたので、実物観れて本当に良かった!
まだタイミング合わなくて東博の本歌は観れてないので、いずれ観たいなぁ……。

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お公家さんに伝来の康光。太刀拵えなのでゴージャス感あります、さすが公家^^
刃文、これは逆足になるのかな?(説明文覚えてない)
拡大しなくてもくっきり見えてると思います。

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鳥取池田家伝来の太刀、相州広正は展示されていた中で一番彫りがガッツリしてました。
御刀本体も結構派手めだけど、何より拵えの家紋の蝶尽くしっぷりが凄い。

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浅野家伝来の景光。一番撮るのが難しかった短刀です。。
結構いろんな角度で撮ってたのですが、どれも全部ピントがゆるくて悔しみ……。お肌が撮りたくてピント迷っちゃったのが敗因か……。
やっぱり御刀の撮影って難しいです。。

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こちらも浅野家伝来、太刀・信国です。拵えは打刀拵。
この太刀が打刀拵に入ってたりその逆もあったりで、たまに混乱します(白目)
それはともかく、この拵え可愛くて好き^^
太刀は擦り上げられてるためか、彫りの部分が茎側にまで来ちゃってますね。
小竜景光とかもそうだったような……。彫りの梵字と剣の間にある傷は、使われていた証かしら??

というわけで、ざーーっと掻い摘んだんですけど……もうこんなもんじゃ足りんぐらい見応えありました〜〜!
点数はめちゃくちゃ多いというわけじゃないんですけど、見やすいし、濃い。
しかし、メインディッシュはこれからです。これからよ……。


山鳥毛は去年と同じ専用のケース、警備員さんに守られて展示されていました。
今回違ったのは、1人約90秒の持ち時間でサシ鑑賞タイムが設けられていること!
時間制限はあるとはいえ、逆に考えると90秒は独り占めです。アリガット!!
タイミング次第では結構待ちますが、タイミング次第では周回も可能という感じでした(が、時間制限の都合上、次の回の事もあるのでそうそう多くは出来ません)

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待っている間に、遠くから狙い撃ちするの図。
ちょっと浮いているように見えるかも……。
今回は前回とライティングも違えば、御刀の角度もちょっと違います。
そして下の方に見えるのが鏡……そう、今回は佩き裏が見える&撮れるのが何といっても最大の違い!!!!

そして、ついに自分の番……1年ぶりの山鳥毛と会え……

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はい、毎度のことながら息せずシャッターをバシバシ切りました……。
今回はカメラとレンズが勝手に爆速でピントを合わせてくれるので、あんまり時間もかけずに、ズームなので全体も撮影できました^^
マクロほどの抜け感はないけど、十分です……買って、持って来て、よかった。。

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鏡の中に見える佩き裏の刃文。そして、

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かなり下からしゃがんで覗き込むようにして見上げると、佩き裏直接でも鑑賞できました。
初めて直接見た山鳥毛の佩き裏……ここまで見えるように調整してくださったの本当に有難いです。。すごいライティング大変だったんじゃないかと。。

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お背中こと棟部分。ちょびっとこの状態からも佩き裏の刃文が見えますね。

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個人的に山鳥毛の映りを頑張って撮ってみた写真。
私の映りの認識が間違いじゃなければ、多分写ってるハズ……。

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何度見ても美しい山鳥毛。
去年も「燃えているなぁ……」と思ったけれど、今年はさらに光が増してたような気がします。
対面していたのは短い時間だったかもしれないけれど、やはり大好きな美しい刀から貰えるパワーは絶大です。ドキドキした。
そしてやっぱりまた懲りずに、何度も、ここに来て山鳥毛に会おうと思ったのです。
だから、名残惜しくても大丈夫^^


7. 初めての靱負神社

あっという間に最後のスポット、「靱負神社」へのお参りです。
ふれあい物産館さんの前の広いスペースに集合し、そこからは添乗員さんの案内で靱負神社に歩いて行きました。
そういえば、最初は全然読めなかったのですよね、靱負(ゆきえ)が……。
でも、一度覚えると大丈夫。とても綺麗な響きのお名前です^^

靱負神社は刀剣の里から徒歩で約5分。
歩くまでは距離感の想像があまりついていなかったのですが、めっちゃ近かったです。
↑の方にある刀剣の里の看板の写真、にちょこっと見えている赤いポスト。
丁度施設の敷地の角にあるのですが、そこを曲がって、まーーーーっすぐ歩いていると到着します。とっても簡単。

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三叉路のゆるい突き当りに鳥居↑が見えるので、すぐ解ります。
ちなみに写真のカーブミラーの方の道を進むと、おさふねサービスエリアさんの方に行けるはず。
おさふねサービスエリアさんは、ツアーではお手洗い休憩程度でしたので、温泉とかもあるし……いずれは押さえたいスポットです。

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おさふねサービスエリア~靱負神社~刀剣の里のルートには↑みたいにちょいちょい看板があったりするので、迷わず行けそうな感じ。
Google Mapのストリートビューとかで辿ると結構面白いです^^
(ストリートビュー好きで、よくこれで歩き回ってます……)

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鳥居をくぐるとすぐに出迎えてくれるのは阿吽の狛犬……なんですが、見ての通り焼き物!備前焼なのです……!
岡山には多いのかもしれないけれど、私は初めて見ました。
(北陸は雪がめっちゃ降るので、焼き物は耐久力的に厳しそう)
雨にしっとりと濡れた焼き物の質感は、石造りの像とは一味違います^^
というか雨の神社自体が結構好きです……カラッと晴れているより、なんとなく湿度高い感じが神社らしい気がして。

普段は神職さんが常駐されているわけではないのですが、今回はツアーということもあり、平日ですが神職さん及び地元のスタッフさん達に出迎えて頂きました^^
本当地元の方のご協力で成り立っているツアーだなと……(拝)
そして、ツアー参加者全員で本殿の方に上がってお話を聞かせて貰うことに。
神殿の前の3振はもちろん撮影OKということで……

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ご存知かと思いますが、一番手前の山鳥毛写しは備前焼です。
焼き物でこんな長物を割らずに作るのがまず凄すぎるのですが……。
そしてここにも撮影用ちっさい畳が^^ この大らかさ本当好き!

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神前打ちの太刀・祐永は刃文もくっきり見えました。
普段はガラスケースの中で見ることの多い御刀ですが、こうやって神殿の前で抜き身の状態で見るというのはなかなか稀。
(っていうかケースごしではない刀を撮ったのは初めてかも?)

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そして中段にあった直刀、これはそもそも見ることが少ない形の御刀ですが、それも抜き身で見ることが出来ました^^
一応、真剣を持って鑑賞したことはあるので、抜き身の刀を見るのが初めてというわけではないのですが、流石に抜き身の直刀は初めて見たかも。

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こっちの角度からの備前焼・山鳥毛写しも^^
いやしかしながら凄いです……焼き物でこの反り具合とか樋とか刃文とか写してるんですよね……何がどうなっているのだろうか。。
はめ殺しの鎺は木製……?でしょうか、佩き裏側を前にしてありましたが、佩き表側も見てみたいです〜〜。
(ちなみに靱負神社さんのTwitterのトップ画像は佩き表側です)

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靱負神社では御朱印の他、オリジナルの御朱印帳とお守りを頂きました。
今まで貼るタイプの御朱印を集めていたのですが、この時までご朱印帳本体を持っていなかったので、ここぞとばかりに購入(笑)
帰ってきてから今までのものをペタペタ貼ったのですが、既に半分ほど埋まってしまいました……まぁでも最初の一冊は靱負神社さんのが出るのを待ってたので!

また、靱負神社さんは目の健康・眼病平癒に霊験のある神様を祀っておりますので、目を傷めることが多い刀工さん達からの信仰を集めているそうです。
正に日々の仕事で目をめちゃくちゃ酷使する私も信仰した方が良い神様……。
いや、本当最近視力の低下が著しく(しょぼしょぼ)お守り大事にします。。

土日など、イベントやお祭りをされている時もある靱負神社さん。
福岡のまちと同じく土日でイベント日にも足を運べたらな〜と思っております(なので2022年以降はもっと世の中落ち着きますように……!)


8. おつかれさまでした

靱負神社さんから、徒歩で刀剣の里まで戻り、バスに乗って岡山駅へ。
これにてツアーの全行程が終了です。

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車内で山鳥毛の御朱印ならぬ御刀印も頂きました^^
物産館さんで販売もしていたようですが、確か凄い人気でその日の分が売り切れてしまっていたりする場合もあるそうな……。

ツアーの時間が押す場合も想定して、帰りの電車はある程度余裕を持って押さえていましたが、時間ピッッッッタリに岡山駅に到着したので、何も心配要りませんでした。
さすが運転手さん、プロの技です。
何より、と〜っても全行程がスムーズに進んだのは、ツアー参加者さんの団体行動力の高さに恵まれていたお陰だと思います。
本当に有難うございました。

【ツアーのメリット】
Twitterでもちょろっと書きましたが、
本ツアーを一言で表現するなら「長船ダイジェスト!」です。
脚や荷物置きなどを気にすることなく、色んな長船のスポットを摘んでいけます。個人では難しい、特別なおもてなしもして頂けるのも大きなメリットです。

【ツアーのデメリット】
もちろんデメリットもあります。
それは、一箇所の滞在時間が短いのでめっちゃ忙しない……ということ。
まぁもうこれはどうしても仕方ないというか、何というか……。
だいたい一箇所1時間前後、メインの所で2時間弱という感じになっちゃうので、じっくり腰据えて一箇所を堪能したい方には物足りなく感じちゃうかも。
あと、団体行動なので一人の遅れが全体の行程に響くのもお忘れなく。

とはいえ今回は「モニターツアー」、もしも次があるようならブラッシュアップも行われると思いますし、日帰りではなく宿泊なども視野に入ってくるんじゃないかなと。
そう、その「」をこさえるのがツアー参加した身の責務だと勝手に思いましたので、帰りの電車内でさくさくとアンケートに回答しました。

私は次の山鳥毛公開の際はレンタカー挑戦!とか思ってますが、それはそれとして、ツアーがまたぜひ行われて欲しいと願ってますし、今回様々な事情で参加できなかった方にも、是非とも安心出来るような情勢の中で参加して貰えたらなと思ってやまないです。

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というわけで、超超超長くなりましたが、ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました!!!!
自分が忘れないためにと書いた、完全自己完結みたいな内容ですが、誰かの、何かの参考にちょ〜〜〜〜っとでもなったなら幸いです。


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