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【福井】初めてのホタル撮影

ずっと挑戦したい、挑戦したいと思っていた「ホタル撮影」
しかも地元福井には結構ホタル撮影スポットも多い!
ならもう、さっさと撮影行けば? と言われそうなんですが、私ずーーーーっと三脚を持っていなかったんですねこれが……。
APS-Cのカメラを使っていた時にはちゃちな三脚を持っておりましたが、フルサイズに変えてからは購入できておらず……。
三脚はピンからキリまで本当に色々あって、どれを購入するのが正解なのか決めかねてズルズルと5年強も手持ちで頑張っていたのですが、とうとう必要に迫られて、三脚を買うことに。

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で、時間も無かったので、某密林でたまたま見つけた大型三脚をフィーリングで購入。
カーボン製の割に3kgとなかなか重たいのですが、キャストドール担ぐのとそんなに変わらん!ということで選びました^^
あと値段が安かった(重要)
脚を一本外すと一脚にもなるみたいなのですが、使う機会はあるかしら?

なにはともあれ、おニューの三脚のデビュー戦として、今年とうとう念願のホタル撮影に行くことに〜!

他の地域がどうかはちょっと分かりませんが、だいたい6月頭から場所によっては7月の手前まで夜の限られた時間に光るよう。
さらに、蒸し暑くて風が無い日がベストだとか。
(さらに前日雨だとなお良し!)
そんな気象条件が揃った日、平日の仕事が終わった後に、ホタル撮影経験のある方におすすめスポットに連れて行ってもらいました^^
永平寺の松岡吉野地区にある、結構有名なホタル出没スポット「荒川」です。
ホタルの時期はホタル推しの看板や足元ライトなど、色々整備もされています。
だいたい夜7時頃に現地到着。6月だとこの時間帯でも明るいです。

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まずは明るいうちに場所と構図を決めてピントを合わせておきます。
荒川は小さい小川ですが、結構距離は長いので何処がベストかは博打です。。
なかなか条件の良い日の割に、最初から最後までカメラ持ちは私と同行者のみでした。
この時間帯だと本当に誰もおりませんでしたね。
上の写真は7時半くらいにテストで撮ったものです。

ホタルの撮影で直接必要なものは、カメラの他に三脚とレリーズ、そして一番迷ったのがどのレンズを持って行くか……。
事前にネットで色々調べましたが、とにかく明るいレンズということ以外は結構意見がまちまちで。。
もうその場の条件に合わせて頑張れ!という感じ。。
一応広角・58mm単焦点・中望遠マクロの3本を持っていったのですが、結局持ってるレンズで一番明るい58mm単焦点で最後まで撮影しました。

ホタルは人口の明かりを嫌うというのも聞いておりましたので、カメラの光る部分はテープで隠し、モニターも黒いタオルで隠し……あとはホタルが出てくれるのを祈るばかり……!


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8時になる数分前くらいだったでしょうか、案外街明かりで明るい中、ぼんやりと小川を眺めておりますと、ぽつりぽつりと葉っぱの裏側あたりから光らしきものが……!
ど田舎民族とはいえホタルを見るのは人生2度目。しかも1度目は昔住んでた家の裏手で二匹ほどの少ない数。
それが一つ光出したのを境に、どんどん光が増えていきます^^
静かに興奮しつつも、ちゃんと撮れるかテストテスト!

とりあえずF値は最小の1.4、ISOは800くらいから始めました。
シャッタースピードに関しては、我が愛機のNikon Df「4秒以上はバルブかタイム撮影で頼むわ」みたいなカメラなので……レリーズボタン押してる間だけシャッター開いてるバルブ撮影で対応。
上の写真は10秒くらいだったかな。
(ちなみに一度決めた構図以外撮れてないので、ずっと同じ構図が続きます。。)

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8時を過ぎますと、ばんばんホタルが飛び始めました!
これはどうやら思っていた以上に当たりの日だったよう^^
このあたりからシャッターを30〜40秒くらい開けてるので、F値は1.8くらいに、ISO感度は何でか125くらいにしてました。中途半端やな。。

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いや、ちょっと、思った以上にびゅんびゅんやな。。

ここまで全く合成はしていないんですけど、数が凄い……!
ここだけかと思いきや、割と小川の広範囲に渡って似たようなテンションで大乱舞しております。
ホタルの数が増えるのに合わせて、鑑賞するお客さんも増えてきました。

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折角なので、分かりやすい失敗写真なども(笑)
車道にほど近い小川でしたので、車通りがめちゃくちゃ激しく、長時間露光だと車のライトがガンガンに入ります。
また、一般鑑賞の方の足元ライトやフラッシュ撮影も……上の写真の左上のあたりがそうですね。
さらに、ここのホタルは割とガンガン人間に近寄ってくるのでレンズの前に光がドバッと(笑)
こちらがハラハラするくらいの距離までふよ〜〜〜〜っと寄ってきます。
飛ぶスピードも遅いので、なるほど、簡単に捕まえられそう……。
絶対ダメですけどね。

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最後にヘッダーに使ったこちらの写真。
これは所謂、比較明合成というやつで二枚写真を重ねて合成しています。
基本こうやってホタル写真を仕上げるのが一般的みたいです。
ただ、今回は本当にホタルの量がそもそも多くて、わざわざ合成しなくても良いくらいではありましたが。。

鑑賞客が増えてきたので、邪魔になってはマズイからと30分程で撮影終了。
しかし、肉眼でもものすごく楽しめましたので、本当に撮影来れてよかったなと思います^^
ホタルのゆっくりした光の動きは、幻想的でとても心が癒されました。
どことなく焚き火や薪の火のゆらぎに近い、自然の明るさだなと。
とにかくホタルの光を撮りたかったので、写真の構図がベタにもほどがあるのですが。。
なんとなく撮り方が解ったので、また是非チャレンジしたいなと思います!

気がつくとノート書くのが半年ぶりくらいになってました。。
去年の11月を最後に県内から一歩も出れない日々が続いておりまして、展示や観光地にもなかなか行けない状況です。
仕事もちょっと立て込んでいるので、県内でのお出かけもかなり少なめになっているのですが、GWあたりは少しだけ足をのばしてみたり^^
というわけで、ここからは完全におまけの近場観光写真。
あまりにホタルの写真がバラエティに欠けていたので賑やかしに……

おまけ:車で1時間の旅、越前大野


大野は最近観光に力入れているみたいで、新しい道の駅とかにも足を運びましたが、私の目的は武家屋敷の旧内山家^^

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こんな別荘で夏を過ごしたいわ……と思いながらバチバチ写真を撮りましたので、べたべた貼っておきます。

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旧内山家からは大野城が見えます。
大野城と言えば「天空の城」として有名です。

気象条件と鑑賞可能場所、時間帯などがホタル以上に鬼のような難易度なので、鑑賞や撮影には非常に気合と根性と根気が必要……。

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一時期ちらっと話題になったらしいご当地サイダー。
すこサイダー」で締め。
マジで「すこ」の味するんで、結構人を選ぶお味でした。。
「すこ」は福井県民以外はよく分からんと思いますが、所謂郷土料理。
里芋の特定の品種の茎かなんかの酢漬けです。
独特の甘酸っぱさがあります。
嫌いじゃないけど、ご飯のおかずにはあんまりならん味だと個人的には思ってます。。

そうそう、今回私が行ったのは別の地区ですが、大野にもホタルの鑑賞スポットは勿論あります。

やはり基本メインはゲンジボタルですが、大野のとあるキャンプ場ではヒメボタルも鑑賞できるんだとか……!
点の光で撮影できるヒメボタルもいつか鑑賞や撮影できたらなぁと思っています^^

以上、ここまで長々とありがとうございました……!





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