旧暦の七夕に寄せて 和歌
織姫も しずしず渡れ 赤い橋 天(あめ)の向こうに待つ人もがも
昔ながらの朱塗りの欄干。赤い橋を渡って天の川を越える織姫は、橋のたもとに待つ彦星に会いに行く──。
そんな歌です。
「もがも」は願望を表すので、「待つ人がいるといいな」というニュアンスです。
ベガとアルタイル。
今年はあいにくの雨ですが。
ちょうどお盆の時期でもあります。織姫と彦星でなくても、亡くなった愛するひと、愛する子供のところへ渡る橋もほしい夜です。
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