吟遊詩人K.

旅をして、詩をうたう。ともに。 「吟遊詩人K.の店」では、「詩をつくるお手伝い」をして…

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旅をして、詩をうたう。ともに。 「吟遊詩人K.の店」では、「詩をつくるお手伝い」をしています。ぎんゆうしじん・けー

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    自作の俳句と短歌です。自由律俳句や古風な和歌も交えて。

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    詩のやりとり

    お客さまが「詩をつくる」お手伝いをします。① 詩をつくる、仕上げをするお手伝い② 詩への感想がほしい③ 詩について質問したい①〜③ のどれかを選び、メールをください。おこたえいたします。ghinyu.k@gmail.com(吟遊詩人K.)* 3日以内、おそくても7日以内にご返信します。① はお客さまが詩を作りたい場合にえらんでください。詩のアイデアやラフ(ざっと書いたものや下書き)、詩にしたい経験やエピソードをいただけたら、「こんな詩はどうですか?」とご提案します。「詩」と呼ぶ自信がないという方は、「詩みたいなもの」「詩らしきもの」「詩っぽいもの」でも大丈夫です。また「十行くらいの詩にしたい」「短歌をつくりたい」などのご希望も受け付けします。完成前の、変化させられる形でご提案することもあります。もう7,8割できている詩でしたら、仕上げ方をご提案します。②はじぶんで作った詩に感想やコメントがほしい場合にえらんでください。身近な友人や家族、詩の仲間でも、じぶんの作品にコメントをくださいとたのむのは気がひけるときがあります。そんなときに使ってください。寄り添うことを大切に、肯定的(ポジティブ)に感想を書きます。③ は詩について考えていること、よくわからないと感じていることを質問する場合にえらんでください。たとえば…「季語がないと俳句とは呼びませんか」「短歌と和歌はどうちがう?」「こういうことを考えています、これも詩ですか」など、気になることをきいてください。上の ①〜③ のうち一つをえらんでいただき、1往復のやりとりをします。一度のメールの文字数は1200字以内におさめていただけるようお願いします。どうしても1200字を超える場合は、ご相談ください。よろしくお願いいたします。* みなさまの「詩のある生活」が豊かなものでありますように *吟遊詩人K.X(Twitter):https://twitter.com/Ghinyu_knote:https://note.com/ghinyu_k* このサービスは「ダウンロード商品」として登録しています。そのため、購入すると「詩のやりとり」の画像がダウンロードされますが、実際にはメールのやりとりがサービスの内容です。ご了承ください。* 1回のやりとりでは、1つの作品や質問におこたえします。「2つ以上の作品について感想がほしい」(②の場合)、「さらに質問をしたい」(③の場合)などの場合はもう一回、購入をお願いします。* みなさまからいただいたメールの内容については、お客さまの許可を得た場合をのぞき、秘密を保持します。* 詩やご質問の内容によってはお応えできない場合がございます。その時にはご購入をキャンセルさせていただきます。ご了承ください。以下の内容にはお応えできない場合がございます。・特定の個人や団体などを誹謗中傷するもの・攻撃的、暴力的、否定的な表現が強いもの・自殺や自傷行為をすることを強くほのめかすもの・個人情報を多く含むもの(他人、またはお客さまご自身の個人情報)・その他、お客さまや運営者の心身の安全がおびやかされる可能性を含むもの
    ¥500
    吟遊詩人K.の店

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長く職人的な仕事をされている方が、「一生をかけて、さらには子供の世代にも受け継いで、自分の仕事を続けたい」とおっしゃるのを聞きました。その時、「僕もそういう風に…

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神保町で「こどもの本 専門店」を見つける。家族で入れるカフェ付き。 旭川にあるこども富貴堂を思い出した。子どものための本屋さん。 「こんな本屋が、うちの街にもあ…

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ミーティング前

ミーティング前、早めに着いてしまった神保町を歩く。 ブックハウス。本の家。 ブックホテル。ホテルのリノベ物件で、今は泊まれません。12階くらいまで全フロア本屋さん…

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水の杜

水はどこからやってくるのか── 私は南の谷に生まれ育った。子どもの頃から川が好きで、「この川はどこから来るのだろう?」と思っていた。そこである日、上流に向かって…

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【エッセイ】おじさんライフ

僕がおじさんになって変わったこと。 おなら げっぷ くしゃみ の音が大きくなった。家に一人でいる時は良いけれど、外では気をつけよう。 体調や感情の浮き沈みは、若い…

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とくべつに洒落(しゃれ)てなくても
ジーパンに白Tシャツで待ち合わせよう
#現代短歌

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【詩】グレートソング

夜明け前に鳥たちが繁く鳴く 風は涼やかで 頭上を覆う雲もまた祝福されている 東の空は青とオレンジに染まり 光が歌い出す グレートソング すべてが落ち着いている * 日…

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【短歌】小手毬

小手毬のみどりの風に揺れている ひとひらずつの君のやさしさ 小さな花がたくさん集まって咲くコデマリ。ふわりとして枝ごと揺れる様子に、花びら一枚一枚の優しさを数え…

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20年くらい逆境だったけれど、そろそろ順境に変わるかな。
気のもちよう。

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大戸屋にて

お昼を食べに大戸屋に入る。満席に近いが、座れた。スーツ姿の人たち、スーツでなくてもお昼休憩かなというお客さん。外国人と思われる方も。 自分を労働者だと考える時、…

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【詩】湖の騎士

中世の騎士物語に心惹かれる なかでも、心惹かれるのは湖の騎士 ランスロット 森の奥、湖のほとりに住み アーサー王に呼ばれれば、円卓につく 昂ることなく驕ることなく …

17

自分のさだめに従うこと、世の中の求めに応じることが自由の意味であるように思うのです。

とても矛盾している言い方ですが…

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【詩】自由

ある日、自由は言った。 「私は力の源だ 自由からいろいろなものが生まれて来る 私はなににでもなれる なんでもできる」 「だが、私はやがてルールを覚えた ルールや型を…

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【短歌】ご飯を食べる

とにかくも茹でて炒めてレンジして 食事にありつくありがたさかも 今日も夕飯を無事に食べられました。地域の農家さん、惣菜屋さん、お米屋さんに感謝です。

吟遊詩人K.
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【詩】独り吟む詩

夏の夜に独り吟む詩 私は吟遊詩人として生まれた だから、旅をして詩をうたう この道をただ歩んでいこう もし、この仕事の実りを見ることなく ほとんどなにも持たずに 死…

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無縁の世界

網野善彦(あみの よしひこ)さんの『無縁・公界・楽』(むえん・くがい・らく)という名著がある。網野さんは20世紀の素晴らしい学者・日本史家だ。 この本を貫くテーマ…

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日本語を守りたい

長く職人的な仕事をされている方が、「一生をかけて、さらには子供の世代にも受け継いで、自分の仕事を続けたい」とおっしゃるのを聞きました。その時、「僕もそういう風にして日本語を守りたいです」と思わず言いました。 口をついて出た言葉で、言ってから自分でも驚きました。 しかし、執筆や編集の仕事を通して、日本語の豊かさを後の世代に伝える営みに参加したいのは本心でした。 日本文学は世界に通じる 春頃、『日本語が亡(ほろ)びるとき』という本を読みました。2008年に出版された当時、

理想とか…

神保町で「こどもの本 専門店」を見つける。家族で入れるカフェ付き。 旭川にあるこども富貴堂を思い出した。子どものための本屋さん。 「こんな本屋が、うちの街にもあったらいいな。私が作りたいな」などと思う。どの街にだってこどもの居場所や自分のペースで学べる場所が…etc. 理想とか、べき論はすぐに思いつく。それなら行動しよう。でも、行動して心を保つのはかんたんではない。少しずつ、積み重ねて。

ミーティング前

ミーティング前、早めに着いてしまった神保町を歩く。 ブックハウス。本の家。 ブックホテル。ホテルのリノベ物件で、今は泊まれません。12階くらいまで全フロア本屋さん。 こだわりの棚を作るブックカフェで一息。 まだまだ知らない場所がたくさんありそう。そもそもあまりくわしくないのですが… 鹿島茂さん(フランス文学者)のプロデュースする、みんなで棚を作る本屋さんも素敵です。 パサージュ。3店舗もあるんですね。

水の杜

水はどこからやってくるのか── 私は南の谷に生まれ育った。子どもの頃から川が好きで、「この川はどこから来るのだろう?」と思っていた。そこである日、上流に向かって歩いた。川は少しだけ細くなり、あるところで看板が立っていた。その板には「起点」と書いてあった。 「ここが川の始まりなのか」 だが、「起点」の看板の先にもずっと川は続いていた。変だな、と思ったが、その時は家に帰った。 やがて、成人してからまた川を遡った。その時はホメロスの本を一冊、脇に抱えて歩いた。叙事詩「イーリ

【エッセイ】おじさんライフ

僕がおじさんになって変わったこと。 おなら げっぷ くしゃみ の音が大きくなった。家に一人でいる時は良いけれど、外では気をつけよう。 体調や感情の浮き沈みは、若い頃より安定してきた。いい仕事ができるといいね。 がんばろう、おじさんライフ。 * あとで消すかも。(笑)

とくべつに洒落(しゃれ)てなくても ジーパンに白Tシャツで待ち合わせよう #現代短歌

【詩】グレートソング

夜明け前に鳥たちが繁く鳴く 風は涼やかで 頭上を覆う雲もまた祝福されている 東の空は青とオレンジに染まり 光が歌い出す グレートソング すべてが落ち着いている * 日の出の荘厳を歌いました。

【短歌】小手毬

小手毬のみどりの風に揺れている ひとひらずつの君のやさしさ 小さな花がたくさん集まって咲くコデマリ。ふわりとして枝ごと揺れる様子に、花びら一枚一枚の優しさを数えます。

20年くらい逆境だったけれど、そろそろ順境に変わるかな。 気のもちよう。

大戸屋にて

お昼を食べに大戸屋に入る。満席に近いが、座れた。スーツ姿の人たち、スーツでなくてもお昼休憩かなというお客さん。外国人と思われる方も。 自分を労働者だと考える時、労働者は10人いたら取り替えのきく10人分という気がして、落ち込むこともあるけれど、こうして定食屋に入ってみると、姿かたちは十人十色だと感じられて安心する。 実は、今日はめずらしく頭痛がしていて、周りを見渡す余裕はなかった。なんとなく人がいっぱいいる気配を感じながら、自分の内側に集中する。 今年はよく働いてもう少

【詩】湖の騎士

中世の騎士物語に心惹かれる なかでも、心惹かれるのは湖の騎士 ランスロット 森の奥、湖のほとりに住み アーサー王に呼ばれれば、円卓につく 昂ることなく驕ることなく 忠誠の心は厚い 心を静めて されど、この世から逃げることはない * ブルフィンチ『中世騎士物語』を読んで、一番印象的だったのがランスロットでした。

自分のさだめに従うこと、世の中の求めに応じることが自由の意味であるように思うのです。 とても矛盾している言い方ですが…

【詩】自由

ある日、自由は言った。 「私は力の源だ 自由からいろいろなものが生まれて来る 私はなににでもなれる なんでもできる」 「だが、私はやがてルールを覚えた ルールや型を覚え 自分を形作るようになった すると友達が増えた」 「それから、ひとつのことに心を傾けるようになった 私はひとつのことにつとめ もうほかのものであろうとは思わなくなった その時、変化が起こった」 「大きな力が、私の中に入り込むのがわかった それは私自身のものではなかった 大自然の、人々の、神々のもつ力だっ

【短歌】ご飯を食べる

とにかくも茹でて炒めてレンジして 食事にありつくありがたさかも 今日も夕飯を無事に食べられました。地域の農家さん、惣菜屋さん、お米屋さんに感謝です。

【詩】独り吟む詩

夏の夜に独り吟む詩 私は吟遊詩人として生まれた だから、旅をして詩をうたう この道をただ歩んでいこう もし、この仕事の実りを見ることなく ほとんどなにも持たずに 死ぬのだとしても よろこんでそこへ向かおう 悠たる心で大道を行こう 新しい文明の礎を築き この世界が再創造されるのを見届けるまで 旅と詩は止むことがない 行こう 明るく 陽気な足取りで この道を進もう 楽しく うたいながら * ビールか珈琲に酔ったように歌う、夏の夜の詩です。

無縁の世界

網野善彦(あみの よしひこ)さんの『無縁・公界・楽』(むえん・くがい・らく)という名著がある。網野さんは20世紀の素晴らしい学者・日本史家だ。 この本を貫くテーマは「無縁」と「自由」。主に日本の中世を眺めながら、そこに社会の中心的な組織とは別の「場所」を見つけていく。そこは社会のルールが適用されない「外」になる。 社会の中心というのは、荘園主、地主などに所有された土地と、法律と、税を取るシステムだ。人は土地に縛られて貢物を納めたり、法律で離婚をはばまれたり、関所の通行や売