ぎあちょ*et.Palla

皆違って皆いい。 ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。 個々人…

ぎあちょ*et.Palla

皆違って皆いい。 ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。 個々人にしかないパーソナルな特徴をお互いに尊重し合える、愛し合える そんな世の中を願う、拗らせミソジの一児母。 旦那(28) 私(30) 娘(1)

最近の記事

半フィクション⑥

同じ言語を使っていても驚くほど意思疎通が取れないと感じる時あるよね。 言葉はツールであって、 共有しているのは経験・体験の答え合わせ。 名詞は事実だけど形容詞は主観。 文脈の裏にある経験も主観。 そう考えるのと、現代文のテストがますます嫌いだわ。 作者の主観を第三者の私たちが多数決的に決めた暫定主観をテストにするなんて。 「まなかー。帰り新作フルーリー食べに行こー。」 「おっ。マンゴー今日からか。行こ行こ〜。」 文化祭準備もそろそろ折り返し地点。 毎月変わるマック

    • 半フィクション⑤

      周りの大人を穿った目で見て 値打ちをつけるようになったのは いつ頃からだろう。 小学校高学年の頃には殆どの大人が大したことないって思ってた。 嫌な子どもだ。 そう、知識の量=人の価値に思えてた頃が あった気がする。 知的好奇心が高くて、何でも知りたかった。 質問をして相手が答えを知らないとがっかりした。 私にとって大人は知識を与えてくれる存在で、 求める知識を持ち合わせない大人は皆、 怠け者か何かに見えていた。 高校に入って、今、私は自分が分からなくなっている。

      • 半フィクション④

        元来私は負けず嫌いであり、完璧主義である。 覚えればできる小テストは 小学校の頃から、完璧に覚えてテストに臨んだ。 そう、漢字100問書きテスト。 答えが書き込まれていないプリントを数枚コピーして 全問解けるまで何度も解いた。 答えを完璧に記入できると、両親はとても褒めてくれたし、自分も達成感を覚えていた。 中学まではこの方法でカバーできた。 高校受験の範囲はこの要領で全て詰め込んだ。 お陰様で偏差値72。 ところがところが。 高校に入学すると、テストの範囲は恐ろ

        • 半フィクション③

          「想像力」って、利己的な言葉だよな。 日曜日。 朝の情報番組をぼーっと見ていると、 コメンテーターが、迷惑行為をする若者に対して 「想像力が足りない。何故迷惑がかかる人がいる事を考えられないのか」 とか言ってる。 …そうなんだけど、何か違うんだよな…。 迷惑被る側のリスクとか心情を察しなさいって事だと思うんだけど、それって被る側の想像力を想像しろって事なんだよね。 経験してないものを想像する事はできないよね。 映画や読み物で擬似体験したり、似たような経験や感情を派生さ

        半フィクション⑥

          半フィクション②

          あー学力がなくてもお喋りが上手な方が生きやすくて、楽しそう。 お洒落のセンスがあったり、運動ができたり。 凄く気が利いたり、面白い返しができたり。 私はテスト勉強は得意だけど、多分地頭はバカなんだ。 いざ、テストが始まると脳の後の方の少し意識の遠いところで問題を解く。 記憶の反射で問いに対して答えを記入していく。 物凄い回転率でどんどん考えずに問いていく。 もちろんこの技を獲得するにはとんでもない時間をかけて、何度も何度も問題を解く。 問題集を何周もする。 そうすると反射

          半フィクション②

          半フィクション

          ポトン……………。 あ、入った。 今度はギュッと全身で受け止める。 もう、大丈夫。 朝。 どんよりした暗い雰囲気の外。 昨日のことがまだ頭から離れない。 何で私ってこんな何も出来ないんだろう…。 人間誰しも一つは何かしら得意な事があるもんじゃないの? こんなに何やっても駄目な人、私の周りに私しかいない。 あー学校行きたくない。 クラスの皆に会いたくない。 取り敢えずあと10分寝よう。 直ぐに10分後のスヌーズが鳴る。 早過ぎ。無理。後10分。 また直ぐに次の10分

          半フィクション

          落ち込んだりもしたけれど、私は元気です

          以前働いていた部署で 私は急所を曝け出しながら働き ガンガンにその急所をつかれ 自己肯定感が地に落ちた 自分に低い価値しかつけられないので 自分の発言にも自信が持てず 全身急所だらけで 相手にとってはまるで傷付けるつもりのない言葉を投げかけられては 勝手にHPをどんどん削っていた 何処にどんなボールを投げられても 当たるしかない 健全な状態だったら 子供でもキャッチできるボールも怖くなる そしてもう削るHPもない中 更にダメージを受けるのが怖くて ボールをまともに返す

          落ち込んだりもしたけれど、私は元気です

          私の経験値は私だけのもの

          "あなた"が生きてきた環境・体験の一つ一つを "私"が全て知ることはできない 例えばタイムマシーンがあったとして 30歳の"今の私" が "あなた" の産まれてからの人生を全てなぞったとしてもそれは別の経験値 例えば双子で全く同じスタートをきったとしても 全く同じ経験を積んで大人になるなんてできない "あなた"の性格や思考の癖は 今までの環境・教育・体験の蓄積の結果だから 積み上げてきた"あなた"の経験値は "あなた"の考え方は "あなた"の性格は "あなた"の選択の

          私の経験値は私だけのもの

          娘から見た父親像

          父親にとってこの世の中はとても生きづらく でも自分が自分らしく生きる道を追求した人生だったと思います(まだ生きてる) 現在古希手前の父親が生きてきた社会は 男性はサラリーマン街道をいくのが普通 そのレールからはみ出る人は社会不適合者 女性の社会進出が見られ始めたものの 家事・子育ては主に女性に任せて 自分は面舵いっぱい仕事に向かう 一言でいうと"パワー"に象徴される男性像 それが"正しい"男性の姿 "多様性"も"ADHD"も 今ほど認知されておらず サラリーマン街

          娘から見た父親像

          30歳母になり夫の不倫を経て今考える、愛の正体

          30歳の私が「今」辿り着いた愛の答えは… エゴを一切取り払って その人がその人らしくいられる選択を 尊重すること こうして欲しい こうして欲しくない というエゴよりも 相手を尊重したい=愛 なんではなかろうか そう思いました 但し決して ≠自己犠牲 それが自分を愛する選択でもあること それが何より大事なこと (それが難しい) 自分に今一番大切なことは何か 私の場合は 今ある日常 家族での生活 でした 娘と2人の生活も考えました 生活水準 心のゆとり 実父

          30歳母になり夫の不倫を経て今考える、愛の正体