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10月7日、僕がイスラエルで体験したこと。

 こんにちは、Johnnyです。今回は10月7日、イスラエルで私が体験したことを書きたいと思います。

空襲警報

 10月7日の朝6時29分、私の携帯が空襲を知らせるアラームが鳴り響いて目が覚めた。それと同時に外からも空襲警報が鳴り響く。寝ぼけていて何がなんだかわからぬままとりあえず携帯と財布、パスポート(これらは緊急事態に備えて寝る時も常に手に取れる場所に置いてある物)を持って急いで防空壕へ。

 サイレンがなり始めて30秒ほどたってから、上空から凄まじい爆音。ドーン!と言うよりはゴーン!という音。イスラエル国防軍のアイロンドームが上空でロケット弾を邀撃している音だ。それも15回かそれ以上。私が住んでいる地域の普段の空襲なら多くて5,6発。かなりの数が同時に撃ち込まれる「飽和攻撃」であることがすぐにわかった。
 爆音による衝撃波は、家の中にいても肌に感じるほど。振動によって窓ガラスがカタカタと音を立てていた。

地獄絵図と化すSNS

 空襲が続く中、情報収集のためにまずはイスラエル防衛省のサイトを確認。そこには「ハマスによる大量爆撃、およびハマス戦闘員侵入の疑い。」とだけ書かれていた。
 続いてSNS。開いた途端に恐ろしい画像や映像が飛び交っていた。想像しうる残酷な行為の全てが記録されていて、X (旧Twitter)は地獄絵図と化していた。イスラエル国内に侵入したハマス戦闘員が一般市民をありとあらゆる方法で拉致、拷問、レイプ、そして殺した。映像には、恐怖と絶望の顔をして逃げ惑う人、負傷して動けず絶望から死を覚悟をしている人、死体で遊び、己の戦果を自賛するハマス戦闘員。生まれて初めて「これは現実なのか?」と我が目を疑った。それもリアルタイムで起きているという。

自分の安全確保を最優先に行動

 まず、「私は今、戦争禍にいるんだ」ということを改めて認識した。SNSでの動画を観た時に学んだことは「あそこまで追い込まれると、我が身を守ろうと必死で、他人のことなど考えてられない。なのでいざというときは、己を最優先で守る」。なのでまず、いつでも逃げられるように最低限の荷物をまとめた。また、テロリスト(ハマス戦闘員)がイスラエル国内に侵入したということで、自分の部屋のセキュリティを改めて確認した。身近にテロに出くわす可能性もある、と考え外出は買い物以外はしないようにした(特に夜間は絶対に外出しない)。

そしてイスラエルに残ることを決意

 ここまで危ないと「お前日本に帰れば良いじゃん」と思うかもしれない。確かにそれが善策な気がする(笑)。しかし、激しい戦争禍の中でも私はイスラエルに残り続けることを希望する。なぜなら私はここイスラエルの安全保障について学んでおり、今回のことはまた無い学びのチャンスだと思うからだ。また世界中で注目されているその戦争を、生身で体験して学びたい、そしてこの戦争を現場で見届けたい、と思っている。
 この戦争は、状況次第で世界の安全保障を大きく揺るがす自体となりかねない。だからこそ、当事者となる機会を通して、自分なりの意見を持ち、日本そして世界に発信できる人間になりたいと思う。
 (デカいことをほざいているが、自分でもこの興奮状態は意味不明だ)

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