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【駅メモ攻略】東海ななと巡る!新幹線と特急列車の旅 ~ふじかわ・南紀編~ ②南紀の巻

2023年10月から2024年2月に行われたイベント「東海ななと巡る!新幹線と特急列車の旅 ~ふじかわ・南紀編~」の攻略の記録です。

前回は尾鷲への遠征がてら、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を使って長良川鉄道の鉄印をもらってきた話を書きました。今回はいよいよ特急南紀で尾鷲に向かいます。


2024年2月11日(日)8:30 名古屋駅近くのコメダ珈琲店

おはようございます。

いつか、名古屋のコメダで朝食モーニングを。

今や全国区のコメダ珈琲店だが、やはり本場で食べてこそ、だ。
店員さん同士の自然な名古屋弁に聞き耳を立てながら、雰囲気と共にモーニングをいただく。

甘めの小倉あんで今日1日のエネルギーを補給し、名古屋駅へ向かう。

好天に恵まれた。白い双塔が映える。

特急南紀に乗車

特急南紀が出発するホームへ向かうと、先に快速みえが停車していた。
昨日も乗ったキハ75形を使った快速列車だ。

「待ってましたよマスター!これが本物の快速みえです!」

…いや、乗るのはこの次の特急南紀なんですが。

「乗ってーーー!みえ゛ーーーーーッ!」

まぁ、参宮線は未制覇なので、いずれ乗ることになるでしょう。車内も結構席が埋まってたし、しばらくは安泰だと思うけどな。

快速みえを見送った後、特急南紀が入線してきた。

改めて今回のイベントの主役、ななさんと撮影。

使用されているHC85系は2022年デビューの真新しい車両。特急南紀では2023年7月から使用されている。まだ半年ちょっとしか経ってないということになる。

LEDの行先表示もカラフル。

進行方向向かって左、海側の窓側の指定席を確保していた。
席に着いてしばらくすると早速隣にご婦人が座る。どうやら中国の方らしい。通路を挟んで反対側に座った旦那さんと思われる方と時折中国語で話している。春節で来たのだろうか。
他にも車内はインバウンド客で賑わってるようだった。行先は伊勢か、それとも熊野古道か。

そんなことを考えていると、特急南紀3号はその名の通り南紀に向けて出発した。

特急南紀の旅

HC85系の「HC」は「Hybrid Car」とのこと。バッテリーの力を併用してモーターを動かす。
ブレーキをかける際はバッテリーへ充電を行う。

バッテリーの利用状況が分かるので、見ているだけで楽しい。とはいえそれだけで2時間以上の旅を過ごすわけにもいかないので、車窓に目をやる。

愛知から三重に繋がる関西本線。海沿いを期待してしまうが、意外と海まではかなり距離がある内陸の方を走る。
遠くに四日市のコンビナートの煙突を望む市街地の中を進むが、やがて直通する伊勢鉄道の鈴鹿駅に着く頃には周辺は一気に広大な田畑に変貌する。

高架を走るので見通しがとてもいい。広ーい土地が広がる。

ふと反対側に目をやると、鈴鹿山脈の山々が雪化粧していた。
しまった、こっちの方が景色いいじゃないか…
いや、いずれ海が見えるはず。それまで我慢我慢。

しかし…朝食をしっかりとったせいか、少し眠くなってきた…

駅に着いたようなのだが、駅名標が「?」になっている。これは…

…いや、違うな。「つ(津)」だ。

…茶番失礼。

この津駅の駅名標、隣にある近鉄のホーム辺りから遠目に見ると「?」に見える、と評判だ。

「つ」1文字の縦の駅名標もどこかシュール。

ちなみに近鉄特急の「ひのとり」で津に来ると、顔文字みたいなハングルで案内してくれる。

つ ^_^

津から先は再びJRに戻り、紀勢本線に入る。いよいよ単線区間だ。(実は四日市を過ぎた時点で単線なんだけど)

松阪の手前、近鉄の線路と交差する。新幹線か?と思うくらい立派な電線。
こちとら電線もなく、気動車の特急との行き違い交換で停車中。

そして、参宮線との分岐である多気たき駅に到着。
伊勢方面に乗り換える人たちは、近鉄が並行で走っている中、敢えてJRを選ぶ「猛者」の風格を漂わせていた。

目前に田んぼ。そして山。線路はどこに続く?

ここからが紀勢本線の真骨頂。山々の間を縫うように進んでいく。

遠くまで幾重にも連なる山々を見ながら走る。
唐突に現れる美しい渓谷。
澄んだ川の水が美しい。

この辺りに来ると、伊勢から熊野三山に繋がる、いわゆる「熊野古道」、伊勢路のエリアに入る。車内でも観光案内のアナウンスが流れ、旅情をかき立てる。

かと思うと、巨大な高速道路の橋脚がぬっと現れる。熊野の新道は山を突き抜ける。

ここまでの紀勢本線は大内山川という川に沿って進んでいたのであまりトンネルがなかったが、「荷坂峠」という峠に近づき、案内放送が流れると、トンネルが連続する地域に突入する。

トンネル地帯を抜けた先は…

海だ!

名古屋から実に2時間あまり。紀伊長島駅の手前でついに海を見ることができた。このために左側に座ったんだよぉ。

海岸のすぐそばも走る。
と思いきや再び山へ。チャンスタイムは意外と短かった。

と、ここで「まもなく尾鷲」のアナウンスが。隣の席のご婦人に中国語で声をかけ…るのはムリなので、ひとまずボディーランゲージ、手刀を切って失礼させていただいた。やはり目的地は熊野三山かな?

尾鷲に到着

名古屋を出てから2時間40分。ついに尾鷲駅に到着した。

「尾鷲にようこそ♪」の横断幕でお出迎え。
横断幕と共に。
巨大ポスターも。身延と比べるとこじんまりだけどねw
BIGパネルとポスターと。なな尽くし。

さて、駅に着いたところで、ノベルティを受け取るか、と思ったところ、

あ、駅で配布じゃないんですね。

駅を出て10分ほどの所にあるという、観光物産協会に向かう。

あら、どことなくレトロな雰囲気。
脇道もまた味わい深い。
(雰囲気的に)一見さんお断りの店。店…だよな?

敢えてレトロに作っているわけではないのだが、昭和からタイムスリップしてきたかのような懐かしい趣の通りを、海に向かってゆっくり下りながら歩いていく。

観光物産協会に到着。
中ではミニパネルでお迎え(痛恨のピンボケ
これは…ミニパネルではないな。
中ではどこから来たかのマップが貼られていた。
五所川原から!力が入っている。
…本当?海外では駅メモはまともにプレイできないはずだが…

事務所の方に声をかけて、90pt達成記念のアクスタをゲット。

これで今回のイベントのミッションコンプリート。

昼飯:魚処「豆狸」の海鮮ユッケ丼

さて、いい時間になったので昼飯にする。

観光物産協会でマップを入手。海鮮が食べられてすぐ近所にある魚処「豆狸まめだ」にした。

これまた雰囲気がいいんだ。
店の前にいけすを見せる店は高信頼の証。

中に入ると意外に広さがあり、開放的な雰囲気。奥に座敷もあるようだが、一人なのでカウンターに座る。
魚をいろいろ食べたい、ということで海鮮丼、店イチオシというユッケ丼でいただく。

来ました。
お、おぉ…

これユッケ丼でいいんですか(褒めている
いずれの魚も見てわかる通りハイクオリティ。しかもウニとイクラまで乗っている。そんな海鮮ユッケを君は食べたことがあるか。

特にブリが違うことに気づく。よくあるトロリとした食感ではなく、かなり歯ごたえがある。大将曰く、地元産のブリをその日のうちに使っているからこの食感が出せるとのこと。

隣では尾鷲弁丸出しのお父さんが昼から熱燗をあおっている。酒の肴はブリカマの塩焼きだ。
…またそれがめちゃめちゃうまそうに見えて、しまったー、そういうのもあったのか、と軽く後悔したw

ちなみに尾鷲市のホームページでもブリが食べられる店が紹介されていた。トップにこの店が出てくるので、我ながら良いチョイスだったようだw

ごちそうさまでした。

尾鷲をぶらり

今回、尾鷲からはさらに南に向かうことにしていた。

駅到着時点で撮影。普通列車で向かうので、ジャスト3時間後。

昼飯を食べて時間は14時過ぎ。まだ2時間弱ある。

豆狸の店員さんに聞いたところ、海洋深層水を使った温浴施設というのがあるらしい。

かなり距離があるので、乗合バスで行くのが良いのでは、とのこと。ただ、バスはあいにく時間が合わないようだった。

ところで、先ほど行った観光物産協会の前は熊野古道にあたるようで、ポールを突きながらウォーキングを楽しむ人たちを多く見かけた。

地面にはこんなプレートも。

さすがに山や峠まで行くのは無理だが、腹ごなしも兼ねて少し歩いてみるか、と思い立った。
ただし行先は夢古道おわせではなく、尾鷲港をブラブラと。

一本釣りの壁画。
切り立った崖が迫る、くねくねとした道を歩く。
漁船がずらっと並ぶ場所に出た。いいねぇ。漁師町だねぇ。
よく見ると、船の多くに小さな赤い旗が掲げられている。
風が吹いてきたタイミングで別の船を撮影。大漁旗だ!

「大漁旗」と聞いてイメージするようなド派手なものではないが、確かに大漁旗。これだけ沢山の船がつけてたということは、今日は本当に大漁だったんだろう。さっき食べた海鮮丼もこの大漁の成果だったのかも。嬉しいね。

さらにしばらく歩くと、大きな堤防が見えてきた。堤防の上に人影がいくつか見えたので、自分も上ってみる。

お待たせしました(?)。今回のパノラマ。

山々に囲まれた尾鷲湾の穏やかな海が一望できる。これはいい景色だ…

上空を旋回するトビの鳴き声も漁港らしくて良い。
…めっちゃいるけどw

程よく時間が潰せたところで、駅に戻ることにする。

帰り際、趣のある古民家を見かけた。

お、いいじゃない、と思ったら、なんと海鮮料理のお店だったらしい。土休日の3時間限定の営業ということで、午後3時過ぎには既に営業終了していた。どんな感じだったのかな。

行きに通った通りにも趣ある建物が。旅館だったらしい。泊まりたかった…
駅に戻ってきた。

尾鷲を発つ前に、イベント専用の駅ノートに書き込み。豆狸での感動を他の駅メモerに伝えるべく、「ブリを食べるんだ!」と書き込んだ。

他の人の書き込みを眺めていたら、「天文科学館から見る尾鷲湾の景色が良かった」という記述が。ほう…

向かってみた。

サクッと「向かってみた」とは書いたものの、この天文科学館、駅から徒歩15分かかる上に、中村山というちょっとした丘の上にある。駅からそこまでの道中も上りなので、ヒーヒー言いながら坂道を登る。

中村山、めっちゃ急勾配。
天文科学館の裏手から尾鷲湾を望む。確かに見晴らしはいいが…

もうちょっと尾鷲の街並みが見えるといいんだけどなぁ…科学館の中に入ればもっといい景色が見えるやつなのかな…
ただ、景色を見るためだけに中に入るのも微妙だし、なにげに列車の時間が迫ってきていたので、これにて撤退。

往復30分かけて行った価値はあったかと言われると…正直、うーん、って感じw でも中村山は桜の名所でもあるようなので、春先に行ったら違う感想だったかもしれない。

若干駆け足で駅に戻ってきた。

そうだね。次はしっかりブリを堪能したい。

南へ向かう各駅停車に乗り込み、尾鷲を後にした。

「恋浜みろく」も指さしている通り?後ろにそびえる山々の連なりも美しかった。

次回予告

イベントは尾鷲で終わりなのだが、そこからさらに南へ向かう自分。
その目的とは…?


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