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【駅メモ攻略?】東海ななと巡る!新幹線と特急列車の旅 ~ふじかわ・南紀編~ (1.5) 乗り鉄たびの巻
2023年10月から2024年2月に行われたイベント「東海ななと巡る!新幹線と特急列車の旅 ~ふじかわ・南紀編~」の攻略の記録です。
前回は特急ふじかわに乗って身延線を攻略。今度は特急南紀で紀勢本線…なんですが、ふじかわを前半戦、南紀を後半戦とするなら今回の記事はハーフタイム。南紀に乗る前に行った「乗り鉄たび」の思い出を記します。
ふじかわの旅の記事はこちら。
2024年2月10日(土)9:05 東京駅
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前回のふじかわの旅でゲットした「東海道新幹線制服のなな」でツーショット撮影。
さぁ、これで満を持してN700S系に乗り込んで…と行きたいんだが、ななさん、すみません。今回も乗車は見送りです。
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というのも理由があって、N700S系がメインで使われている「のぞみ」ではなく、「こだま」に乗って、今回の旅の相棒、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を購入するために途中駅で降りたかったからだ。
JR東海の全線と東海エリアを走る私鉄16社が2日間乗り放題という、その名の通り「乗り鉄」向けのきっぷだ。特急券を買えば特急や新幹線にも乗れる(新幹線は4回まで)。料金は8,620円(2024年2月現在)。
今回は静岡県の東端である熱海駅から三重県南部の尾鷲駅まで行く。まっすぐ向かうと乗車券料金は7,480円なので、少し寄り道して16私鉄のどれかに乗れば十分に元が取れる、というわけだ。
で、今回自分はこのきっぷで長良川鉄道に一部乗車し、鉄印を貰ってこようと考えた。せっかくの遠征だから有効に使わないとね。
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熱海駅では新幹線乗換口付近にあるきっぷ売り場でのみ販売されている。窓口の方に「乗り鉄たびきっぷください」と「乗り鉄」をカミングアウトさせられるのがちょっと恥ずかしいw そこまで後ろで待ってる人いなくてよかったよ…
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しまった、シャッタースピード短くしたので高速感がないw
熱海駅は基本30分に1本のこだましか停車しない。ホームで待っていると、熱海に停車しないのぞみやひかりが何本も駆け抜けていく。繁忙期には3分に1本ペースで走るというのだから、それでも定時運行できる技術力に感嘆するほかない。
やがて自分が乗る新幹線がゆっくりと入線してきた。通過列車と比べると圧倒的に速度が遅いのでなんか拍子抜けするくらいだw
幸運にもひかりが来てくれた。こだまだと何度も味わう駅での通過待ち合わせも少なく、名古屋にスムーズに向かうことができた。
昼飯:名古屋コーチンの親子丼
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さて、時刻はちょうど12時。昼飯時だ。
せっかくなので何か名古屋メシを食べたい。新幹線ホームにきしめんの店があったな、そこでサクッと食べるか、と思ったのだけど…
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時間は十分余裕があるし、こういう麺類の店は回転も早いだろうから、ここで待って食べても良かったのだが、とりあえずここはパスして、改札を出た先にある「名古屋うまいもん通り」に向かった。
その名に違わず、いくつか名古屋メシの店がある。どの店も混んではいたのだが、比較的混み具合が穏やかだった、名古屋コーチンの親子丼が食べられる店をチョイス。
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はー、上品なおだしが染みるわー。
名古屋メシというと全体的にコッテリしたものが多いという個人的印象だが、この優しい味わいならこの後の旅にも胃もたれせずに済むだろう。隣の味仙で台湾ラーメンとか食べてたらお腹に何らかのダメージを受けていたかもしれない。旅にはコンディション作りが必要なのだw
長良川鉄道へ
さて、ここからが乗り鉄タイム。長良川鉄道へ向かうため、まずは中央西線に乗り込む。
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新しい車両からしか得られない栄養素ってあるよね。
…いや、言ってみたかっただけだけど、汚れも少なくてどことなく明るい車内や、本当に新しい車両だと独特の匂いがあって、「いいなぁ」って思うことがある。
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UVカットのガラス越しに写真を撮るとなんか色が変わっちゃうんだよなぁ。最近各地でUVガラスが普及してきているので、車窓カメラマンの自分としてはちょっと厳しい。設定で簡単に回避できるといいんだけど。
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…あ、ちなみに、この風景は愛知県から岐阜県に入る直前、定光寺駅周辺。それまで普通に都市部を走っていたところに突如現れる秘境駅的雰囲気がとても良い。快速だと通過してしまうので、いつか下車してゆっくり散策したいところ。
岐阜県に入り、もう一つの秘境風の駅、古虎渓駅を過ぎると、目的の多治見駅に到着。
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太多線のホームに向かうと、2両編成の車両がディーゼルエンジンをうならせて待っていた。
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太多線は先ほどの中央西線の都市部とは打って変わって、2両編成の車両が似合うのどかな風景の中を走る。
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「はっ!?カニ!?」カニをライバル視する「海部なる」、突如現わる。
後半は「のどか」とは関係ないなw
カニ駅…じゃない、可児駅まで来ると、だいぶ周辺の景色も住宅が目立つようになってきた。
木曽川を渡り、左に大きくカーブしたところで美濃太田駅に到着。
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ここで長良川鉄道へ乗り換える。
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ちょうど列車が停まっていた。
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登場したのは、ナガラ300形が元ネタのでんこ「白鳥ハル」だ。
正確にはナガラ300形の中でも303号、304号が元ネタとのこと。その中の303号が2月末で引退、とのことで、今回の旅程に長良川鉄道を組み込んだ次第。ただし、実際に303号に会えるかどうかは分からないので、ひとまずこの306号でツーショット撮影。
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長良川鉄道、行ったり来たりの旅
長良川鉄道の鉄印は関駅と郡上八幡駅で販売している。郡上八幡まで行くとそこそこの時間がかかるので、今回は近い方の関駅で受け取ることにした。
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渓流沿いの景色が売りの長良川鉄道だが、そこまで届かず。また次回、路線完乗目的に来た時に持ち越し。
美濃太田駅を発車して早々、目の前に転車台が現れた。
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現在は使われていないが、蒸気機関車が走っていた時代に使われていたらしい。ちなみに終点の北濃駅にも転車台があるそうだ。
関駅までは比較的住宅の多い地域を走る。街と街の間に田んぼが広がる、そんな雰囲気の風景だ。
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美濃太田から一路西に向かっていた線路が北に90°カーブし、観光拠点「せきてらす」の前を通ると、関駅に到着だ。
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早速、駅の窓口で、鉄印と303号の引退記念乗車券を購入。
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さて、これで長良川鉄道に来た目的は果たせたんだけど…ここからどうするか決めていなかった。
さっき見た「せきてらす」に行ってみるのも…しかし関の刃物持って旅するわけにもいかんからなぁ…とあれこれ考えていると、ホームに車両が入線してきたのに気づいた。
…あれ?あの車両は…!
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2月に引退する303号がその姿を現してくれた!
ちょうどこの後、関から出発する列車に割り当てられていたらしい。
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いや、ホント、ここで303号を引いてくるとは。近年まれにみる幸運。郡上八幡で鉄印を貰っていたら会えなかったことになるし。
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この列車は、関駅から北上して美濃市駅へ向かい、そこで折り返して美濃太田に向かうようだ。
…よし、乗ってみるか。
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歴戦の兵感がすごい…
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車内の全体の写真も撮りたかったけど、他に客がいたのでさすがにそれは控える。とはいえ自分ともう1人しかいなかったんだけど…
しばらくして列車は乗客2人を乗せて出発。市街地からだんだん山に入って来たぞ…というところで、終点の美濃市駅に到着。
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折り返しの出発まで少し時間があったので、駅の外に出てみた。
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調べてみたら、昭和どころか大正時代の建造らしい。さすがの有形文化財。
美濃市には他にも様々な文化財が点在しているようだ。ゆっくり観光するのもありかも。今日はそのまま折り返すけど…
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さっきまで乗ってきた車両に改めて乗り込むと、いつの間にかカップルが2組乗っていた。観光帰りだろうか。
自分と同じく関駅から乗っていた客1名を含め、4組6人というなんか妙な組み合わせで列車は出発。
このまま終点まで行ったら気まずいな…と思っていたが、それは杞憂だった。関駅から先で客が乗車してきて、美濃太田に着く頃には何の違和感もない客層になっていた。良かった…
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岐阜経由で名古屋へ
ここからは再びJRに戻り、高山本線で岐阜まで行って名古屋に向かう。
けっこうホームで待ってる人多いな、大丈夫かな…と思ったら、これまた折よく美濃太田始発の車両がやってきた。おかげで席の確保に成功。303号といい、ラッキーが続く。
乗った車両は太多線でも乗ったキハ75形。新しめの車両だけあり、先ほどのナガラ300形と比べてかなり快適な乗り心地を味わいながら、この車両、どこかで見たことがあるな、と気づいた。
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関西本線などで走っている快速「みえ」が同じキハ75形だった。で、この子は快速「みえ」を元ネタにした「二見浦みえ」だ。
なるほど、それで一般車両なのに席種別のプレートがついてたのか。
岐阜からは東海道本線でまっすぐ名古屋に向かう…と思ったのだが、
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名鉄は乗り鉄たびきっぷの16私鉄の対象外だ。それでも乗ろうと思ったのは、まだ乗っていない路線があったので、少しでも完乗しておこう、という魂胆からだった。
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尾西線と津島線の完乗を狙ったのだが、その作戦は失敗に終わった。
尾西線に30分に1本のエリアがあるとは知らなかったんでな…
津島駅で降ろされて次の電車を待っている間、北西にある山々から吹き降ろしてくる冷たい風に晒され、気持ちがポッキリと折れてしまった。
あぁ、これはいかん。早く名古屋に向かおう。
血行不良と乾燥のダブルパンチで白くしわしわになった手を見ながら、強く思った。
ひとまず津島線だけ完乗。尾西線はまたいずれチャレンジしよう。
晩飯:矢場とんのわらじとんかつ
名古屋に向かう間、晩飯のことを考えていた。名古屋に来たからにはやはり矢場とんを食べたい。
しかし3連休の晩飯時、混んでいることは十分に予想できたので、一旦ホテルにチェックインして、ある程度ピーク時間から外れたところで改めて名古屋駅に戻ってくることにした。
店の前にはまだそこそこ行列ができていたが、ここで引き下がるわけにはいかない。30分ほど待って晩飯にありつけた。
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しまった、味噌だらけだ、と気づいたが、これが名古屋メシなんだ、と言い聞かせて食らいつく。
色はかなりどぎついが、意外と辛い感じがしないのが不思議。とんかつの脂がうまく中和してくれているんだろうか。
こんなでかい味噌かつが2枚…!と思ったが、あっという間に完食。大満足。
味噌カツで元気をもらったついでに、名古屋市営地下鉄の路線を1つ完乗してホテルに戻ったw
お疲れさまでした。
次回は本当のイベント攻略。特急南紀で尾鷲に向かいます。
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