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創立50周年を迎えるコタキナバルのトップ校、キナバル・インターナショナルスクール

こんにちは、Kanaです。

先日、久しぶりにコタキナバルに行ってきました。

私たち家族がマレーシアで2018年に教育移住を開始したサバ州コタキナバルの地を離れて、早一年が経ちました。

次男の進学先がクアラルンプールでなければ、私たちは今もなお住み続けていたかった大好きなコタキナバル。

今回は、そんなコタキナバルで来年で創立50周年を迎える伝統校、キナバル・インターナショナルスクールをご紹介します。

同校は、スペシャルエデュケーションニーズ(ADHD、ディスレクシア、自閉スペクトラムなど)のトレーニングを受けた専門の教師を揃えて、積極的に生徒を受け入れている点も大きな特徴です。


1. コタキナバルの位置

コタキナバルは世界で3番目に大きな島であるボルネオ島の北東部に位置するサバ州の州都で、東マレーシアでは最大の都市です。

気候はまさに亜熱帯気候で、日本で例えると沖縄のようなところです。大都会のクアラルンプールと比べると、海も空気もきれいで人も時間ものんびりしています。

雨季と乾季はありますが、終日雨が降ることは稀で、台風もありません。そして、プレート境界がないので、地震など天災リスクの低い地域とされています。

コタキナバルの詳細については、以下の記事をご覧ください。

コタキナバル中心部は、コタキナバル国際空港から車でわずか15分の距離で、コンパクトにまとまった街は非常に快適に暮らすことができます。

南シナ海に面したコタキナバルの特徴を一言で表すなら、まさに“リゾート都市”と言えるでしょう。

ウォーターアクティビティーが豊富な5つ星ホテルはもちろん、水上コテージや東南アジア最高峰で世界遺産のキナバル山(4,095.2m)のなど、雄大なボルネオ島の大自然を生かした遊びには事欠かないマレーシア屈指のリゾート地です。

そんなコタキナバルはかつて林業が盛んで、日系企業が多く進出していたため、今でも日本人学校があります。しかし、コタキナバル日本人学校は「母子留学できる唯一の日本人学校」として人気となり、最近は常に定員が満員で入学するのがかなり難しくなっています。

コタキナバル在住の日本人の数は最盛期に比べるとかなり減ったものの、今でも300人ほどの日本人が暮らしているようで、MM2Hビザを取得してセミリタイヤ生活を送っているご家族、駐在員のご家族、そして母子留学のご家族など様々です。

かつてコタキナバルに住んでいた私から見ると、コタキナバルを留学先に選ぶご家族は、私を含めかなりマニアックな嗜好の持ち主が多いという印象です。

どういうことかというと、学校やカリキュラムにこだわりがあるというよりは、《日本での暮らしと比べて生活クオリティをあげたい》《海外の環境の中で親子でサバイブしたい》《とにかく生活費を抑えて海外移住を果たしたい》《リゾート地に暮らしながら母子留学を実現したい》という方が多く、同じマレーシアでもクアラルンプールと比べるとまったく生活スタイルが違うのです。

このような嗜好を持つ親御さんにとっては、コタキナバルは最適の母子留学のディスティネーションと言えるのではないかと思います。

2. 学校概要

Kinabalu International School
https://www.kis.edu.my/

【カリキュラム】英国式
【学年】幼稚園、プライマリースクール(Year1〜6)、セカンダリースクール(Year7〜11)、シックスフォーム(Year12〜13)
【学費帯】安い
【学生寮】なし
【公式SNS】YouTubeFacebookInstagram
【進路】セカンダリースクールをYear11で修了後にシックスフォームに進みAレベルを学ぶか、他のカレッジのPre-Universityプログラムまたは大学のファウンデーションコースに進学

1973年に創立したキナバル・インターナショナルスクールは、来年で50周年を数える伝統校で、幼稚園からAレベルまで一貫して英国式カリキュラムの教育を提供しています。

コタキナバルで出会うローカルの友人は、キナバル・インターナショナルスクールの卒業生という世代も多く、長年、地元のインターナショナルスクールの教育を受けたい子供たちを支えてきました。

今でこそ日系企業は数社しかないコタキナバルですが、以前、林業が全盛期だった頃はクラスの半数が日本人だった時代もあるほどで、日本に限らず駐在員の方々が多い土地でした。

同校は、そんな駐在員の子供たちへの教育を提供することを目的に創立され、現在でもネイティブの先生の比率は70%をキープしています。

先生方同士も非常に仲良しで、おおらかで明るい雰囲気です。コタキナバルでの生活を楽しみながら、人生も充実させる“遊び心”のある先生が多いように感じます。

学校は古くからありますが、これまでに複数回のリノベーションや増築を繰り返し、今では幼稚園からAレベルまでの生徒を抱える規模のインターナショナルスクールへと成長を遂げました。

3. 学費

私たちの学費区分の定義によると、キナバル・インターナショナルスクールの学費は「安い」に位置付けられます。以下に今年度(2022-23年)の学費をご案内いたします。

※ すべて1RM=31円で計算

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