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[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.4(PEST分析/ペルソナ設定などとゴール設定、突撃ヒアリング)

こんにちは。
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。実証実験ローンチに向けて着々と準備が進んでおります。

製作中のホームページTOP画面です。

【monozuku/モノヅク】概要
製造業従事者のための副業支援サイトであり、製造業特化型の人材・スキルシェアマーケットです。
製造業従事者がタイムカードを切ってから、本業で使う機械や設備を間借りして副業を行う、というサービス。日本が世界に誇る製造業の職人たちが、勤務先の許可のもと専門の機械を使って活動します。
2022年5月にMVPによる実証実験がスタートする予定です。

vol.3からはMTGの内容を軸に書いています。

コウヘイくん_岐阜県の小さな町工場に従事。現場作業がメインだが、新規事業など非製造業務を兼務。図面通りに作ることより、クリエイティブな作業が好き。プロジェクトリーダー。

ぐっちょん_日系コンサルティングファームに従事。ECサイト構築、新規事業・サービス開発にも携わる。主に事業開発・サービス開発のディレクションとオペレーション担当。

にしやん_デジタル素材販売プラットフォーム企業に従事。アンテナの感度が高く、SNS運用やファンマーケティングにも強みを持つ。本業で新規事業にも携わる。主にマーケティング担当。

あいさん_NPO法人G-net所属。”人事部のない会社の人事”のようにサポートしてくれる「G-net」で、つながりや関係性を大事にするコーディネーター。今回のプロジェクトでの伴走者。

2021年11月9日(火)

この日より、MTGの役を「ファシリテーター」、「議事録」、「次回のアジェンダ作り」を持ちまわることにしました。今回のファシリテーターはコウヘイくん。

▼アジェンダ
1.)計画表の項目③ 取り組む課題と社会的意義
・製造業のPEST分析から導き出す課題
・課題の広さ、頻度、深刻度、継続性での議論深め
・課題の決定
(・検証の対象、方法、内容、期間の決定)
2.)計画表の項目④ 顧客(ペルソナ)・顧客ニーズ・市場規模
・ペルソナの設定 点から面への作業
・ニーズの仮説設定
・顧客セグメントの決定
(・検証の対象、方法、内容、期間の決定)
3.)4か月後のゴール再設定

PEST分析

前回のタスクより、にしやん謹製。残業代で稼ぐといわれた時代もあった製造業は、コロナ禍や働き方改革などの後押しもあって文化や背景が様変わりしてきています。

製造業はITとは遠くないのに、リテラシーが低い印象があります。

GコードやMコードといった機械言語(プログラム)を扱うことや、不具合を招く原因を探り、そこから解決策を導き出すプログラミング思考など、製造業はITとは遠くない気がします。なのに、職人気質がそうさせるのか、どこかリテラシーは低い印象が個人的にあります。そんな中、PEST分析で浮き彫りになったことは、製造業という業界自体が時代に適応しようと模索しているのだということ。

ペルソナ設定・顧客ニーズ・市場規模の考察


僕のタスクでしたが、中庸なイメージで作ってしまったため、的がずれてしまった印象。最初にイメージしたペルソナなど、点から面にするイメージで設定しなおし。

4か月後のゴール再設定

プロジェクト発足時点でゴールとして設定されたクラウドファンディング。その目的は、
・資金調達
・PR
・需要のマーケティング調査
の3点。

前回のMTGでビジネスコンテストなどの可能性も出されました。また、資金調達の点で、融資や補助金、助成金なども議論され、そのなかでぐっちょんがビジュアル化したものがこれ。

クラファンリリース等のイベント設定はマイルストーンとして大きな意味を持つけれど、そもそも我々は4か月後、何をしたくて、何ができて、何が足らないのか。その状態になるために必要なものは、資金調達なのか、PRなのか、エンジニアなのか。

スタートにおいてとても大切なことを学びました。
ゴールの設定は必要で、でも、決めすぎる必要もなくて、作業を進めながら少しずつ明確にして、じゃあ、ゴールなんか決めずに走りだせば良いじゃないかということは決してなくて…。
絵に描いた餅では、4か月後の空腹は満たせないけど、絵を描くことからギャップを埋めつつ食べられる餅を作っていく。食べられるようになった餅はその先で雑煮になっていくのか、はたまたお煎餅になっていくのか、そんなイメージ。(むしろ分からなくなりそうな比喩かな?w)

しかしながら、議論を進めつつも先がなかなか見えてこない。早くもチームがぐつぐつし始めました。

というより、僕がすべきことができていなかった。恥を覚悟で書きますが、僕はこうやってチームでプロジェクトを進めることが初めてで、プロジェクトリーダーとして決定すること、ファシリテーターとして統括すること、これらの認識が曖昧で、これらの機能をまるで理解していなかった。そして、能力の高いチームメンバーにどこか依存していること、また、彼らがチームから早々に離れることが怖かったのだと気づきました。早い段階でのこの気づきはとても運が良かった。

2021年11月13日(土) メッセ名古屋

その週に、メッセ名古屋にて異業種交流会がありました。様々な業種の方が出展。当然、製造業も多く、企業の規模感も様々でした。なので、ヒアリングをさせてもらおうと行ってまいりました。

アタック内容としては、金属加工業のブースに限って
・設備、規模、現場の人数、年齢と性別の構成、作業分担内容
・昨今の副業ブーム、クラウドワークスなどのサービスを利用したことはあるか?あるいは、利用できそうか?
・御社の従業員が副業をしたいと言ったら?
といったものを用意。

朝イチに到着し、vol.2に登場したH社長にご挨拶に。実はその方から招待状をいただいていたのです。が、いらっしゃらないので従業員の方にヒアリングを実施。さらに、一緒に出展されていたM社長(G-netイベントでお見掛けしていたので、一方的に存じておりましたが)と名刺交換をさせていただき、ヒアリングをさせていただきました。するとH社長、別のブースにも共同出展されているとのことで、そのブースにて共同出展者のT社長と名刺交換をさせていただきました。その後、10社ほど突撃ヒアリングを実施しました。本当はもっと数を取りたかったのですが、結構時間がかかるものですね。次の機会はもっと効率を考えないと。

帰宅してヒアリング結果をslackで共有しました。

企業の規模感が大きいと、作業を完全に分担しているのではと思っていましたが、実はそうでもなく「PCでのデータ作り」と「機械加工」はセットで作業する企業がほとんどでした。完全に分担した作業だとワーカーができる作業が限られてしまい、副業をするにもかなりスポット的になってしまう。その心配がほぼないことは大きな収穫でした。

別の収穫は、副業のニーズは一定程度あるということと、必ずしも収入を目的としないことを知ることができた、ということ。課題としての深刻さが低いため、ソリューション検討をするのではなく、提供価値に重きを置くアプローチが有効なのでは?という意見がでました。

次回のMTGでリアル共有することで、ペルソナ設定(改)の起点になり、アプローチ方法を決定づけていきます。