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[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.3(キックオフミーティング)

こんにちは。
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。ついにサービス名が決定しました。ゴーストファクトリー(仮)あらため、「monozuku/モノヅク」。やはりうれしいものですねぇ。

monozuku/モノヅク概要
製造業従事者のための副業支援サイトであり、製造業特化型の人材・スキルシェアマーケットです。
製造業従事者がタイムカードを切ってから、本業で使う機械や設備を間借りして副業を行う、というサービス。日本が世界に誇る製造業の職人たちが、勤務先の許可のもと専門の機械を使って活動します。
2022年5月にMVPによる実証実験がスタートする予定です。

vol.2は、プロジェクト始動までを書きました。

vol.3以降は、かなり実際的な話。主にミーティング(MTG)内容と実践をメインに記していく予定です。

キックオフミーティング

2021年10月31日(日) キックオフ
初回は3時間の長丁場MTGでした。

アジェンダ
 1.自己紹介と役割
 2.グランドルールの設定
 3.2021年10月時点でのmonozuku/モノヅクの概要
 4.事業化に向けての課題設定と優先順位づけ
 5.次回までのタスク

1.自己紹介と役割

まず、呼び名を決めました。まさかの愛称呼び!早い段階でメンバー間の距離を縮めたかったことと、良い意味で”お仕事感”を排除したかったことが狙いです。全員オトナなので、愛称呼びでも”なぁなぁ”にはならず、効果があったかなと思っています。あと、このnoteにも登場しやすいことはラッキーでした。
全員がmonozuku/モノヅクの実現と、プロジェクト進行から得られる経験を糧にすることを大きな目的とすることを確認しました。肩ひじ張らずに研鑽を積むことを当たり前とする彼らの姿勢は、本当に尊敬します。

コウヘイくん_岐阜県の小さな町工場に従事。現場作業がメインだが、新規事業など非製造業務を兼務。図面通りに作ることより、クリエイティブな作業が好き。プロジェクトリーダー。

ぐっちょん_日系コンサルティングファームに従事。ECサイト構築、新規事業・サービス開発にも携わる。主に事業開発・サービス開発のディレクションとオペレーション担当。

にしやん_デジタル素材販売プラットフォーム企業に従事。アンテナの感度が高く、SNS運用やファンマーケティングにも強みを持つ。本業で新規事業にも携わる。主にマーケティング担当。

あいさん_NPO法人G-net所属。”人事部のない会社の人事”のようにサポートしてくれる「G-net」で、つながりや関係性を大事にするコーディネーター。今回のプロジェクトでの伴走者。

2.グランドルールの設定

・週イチ2時間のオンラインMTG
・連絡ツールはslack
・Googleドライブにてファイル共有
などを決めました。

3.2021年10月時点でのmonozuku/モノヅクの概要

改めて、この事業の出発点から現時点での概要を共有しました。

monozuku/モノヅクの出発点
・副業などのパラレルワークは今後、当たり前のものとなってくるだろうこと
・製造業従事者が自分の技術やスキルを発揮するには、高額で大掛かりな機械が必要となること
・副業を通じて製造業従事者の働き方の選択肢が広がり、彼らの人生が豊かになること

2021年10月時点でのmonozuku/モノヅクの概要
・製造業従事者に特化した副業支援サイト
・タイムカードを切ってから、勤務先の設備を使って副業ができる
・想定コンテンツ1.「商品販売」
・想定コンテンツ2.「スキル販売」
・想定コンテンツ3.「ナレッジ販売」
・想定コンテンツ4.「マッチング」
・受け入れ企業に、(副業支援に関する)補助金や助成金のお知らせや申し込みフォーマット作成などのお手伝い

1.「商品販売」では、アイデアをカタチにしたい人や、町工場発の商品などに刺激を受けた人が製作、販売。
2.「スキル販売」では、バイクや車、DIY、家庭菜園の道具などをカスタマイズしたい人の需要に応える加工全般を請け負う。
3.「ナレッジ販売」では、加工ノウハウや機械メンテナンスの知識、製造業の経営相談などを請け負う。
4.「マッチング」ではアイデアをカタチにしたい人(to Bとしてデザイナー、to Cとしてアイデア商品を考える人)たちと製造業従事者たちとをマッチング。そして、そこで足りない技能者をさらにスキル販売で探してもらい、「商品販売」で売ってもらう。

これらが僕が構想していた内容。図にするとこんな感じでした。

コンテンツ

現状、製造業企業にとってのメリットが薄いので、副業支援などの補助金や助成金のお知らせやフォーマットの手配などを提供する予定。

といったことを共有しました。

4.事業化に向けての課題設定と優先順位づけ

サービス名、登場人物名を決定してスタートを切ろうと思っていましたが、ビジネスモデルの解像度を上げて”真の課題感”を見出してからの方が良いだろうということで、この時はサービス名決定はお預け。ゴーストファクトリー(仮)のままプロジェクトを進め、登場人物のみ呼び名を決めました。

■名前
・製造業従事者     :ワーカー
・お金を支払うお客さん
 ┗マッチングコンテンツ:デザイナー
 ┗その他       :お客さん
・製造業従事者の所属企業:オーナー
・サービス事業者    :我々・GF
・4つの想定コンテンツ
 ┗スキル販売
 ┗商品販売
 ┗マッチング
 ┗ナレッジ販売

真の課題は何か?
・副業希望者のニーズはどこなのか?ライフワークorライスワーク
・製造業に構造的な問題があって製造業従事者が困っているなどの外的要因はあるか?
まずは仮説を立て、その仮説を検証するためにヒアリングするという流れ。 

この事業は商品を売るわけではないので、モノを見せられません。よってヒアリングで提示するものとしてリーンキャンバスを基に、粗々の事業計画書を作ることに。

5.次回までのタスク

このプロジェクトは、4か月を第一ピリオドに設定して始まりました。資金調達とPRを兼ねてクラウドファンディングにリリースすることがゴールです。
・ゴールに向けて必要なタスクを確認、全体のスケジュールを把握すること。
・資金はクラファンだけでは調達できない可能性もあることから、補助金の活用を検討。

全体スケジュール

2021年11月2日(火)第1回目 MTG

キックオフからわずか2日後。第1回目のMTGを実施しました。
ぐっちょんが全体スケジュールを構成。さらに、ひとつひとつを分解してタスク化してくれたことにより、これらの処理でプロジェクトが進行できるように。

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実は、翌日11/1にはこのスケジュールが提出されています。「これが本職ですから(ぐっちょん談)」とはいうものの、改めてメンバーのすごさに度肝を抜かしました。

今回の議論では認識合わせに重きが置かれつつも、
・課題=広さ、頻度、深刻さ、継続性を軸に勧めること
・サービスの具体化は最初から深追いせずに、現時点では粗々で進めること
・「成功要因(KSF)」の説明はmustで必要であること
などを共有。

にしやんは、この時点でお金をかけずに最低限のプロダクト作りをすることを想定していました。僕もrunning leanを読んでいたのでかろうじてついていけました。

MVP(Minimum Viable Product)=顧客に価値を提供できる最小限のプロダクト

今回タスクの補助金関係のシェア。今年度は申請可能なものはもう多くなく、次回の「事業再構築補助金」か?という話と、選択肢の一つとしてコウヘイ個人であれば補助金の幅が広がる可能性も?という話。
また、出資や技術での協業者を募ったり融資という段になることも想定すると、ビジコン出場もありなのでは?という話。

可能性を探りつつ、いまだゴールが明確にならない…。

走り始めたプロジェクトチーム。
プロジェクトリーダーとは何なのか?ファシリテートとは何なのか?
手探りはまだまだ続きます。