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[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.14(ホームページ内製と名称決定)

こんにちは!
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。

前回はマーケティングプランとPRについて、購入者ペルソナについて書きました。2022年2~3月当時は、5月のMVPローンチに向けて、ランディングページをどうするかの議論が並行して行われていました。

【monozuku/モノヅク】概要
製造業者と製造業従事者のための副業支援と人材・スキルマーケット。
売り手である製造業に携わる人たちが、既存の販路や商品にとらわれず、自分の得意を活かしてものづくりの楽しさを表現・販売ができるマーケットプレイス。

買い手にとっては、製造に明るくない一般の方でも「製造で手伝ってほしい!」と思ったときに、製造業をより身近に手軽に活用できるマーケットを目指します。一点物の購入やオーダーメイドの購入やアイデア商品、プロトタイプ試作、部品加工の製造代行。イメージはホームセンターの ”プロユースコーナーのような場所”

描く未来は、
製造業で働く人たちとって、本業以外の経験で人間の幅を拡げ、より豊かな人生になること。
一般の人たちにとっても、製造業が暮らしと身近になり、誰でもその製造サービスを受けられるようになること。

コウヘイくん_岐阜県の小さな町工場に従事。現場作業がメインだが、新規事業など非製造業務を兼務。図面通りに作ることより、クリエイティブな作業が好き。プロジェクトリーダー。

ぐっちょん_日系コンサルティングファームに従事。ECサイト構築、新規事業・サービス開発にも携わる。主に事業開発・サービス開発のディレクションとオペレーション担当。

にしやん_デジタル素材販売プラットフォーム企業に従事。アンテナの感度が高く、SNS運用やファンマーケティングにも強みを持つ。本業で新規事業にも携わる。主にマーケティング担当。

ランディングページ

ランディングページ(LP)を作るにあたって上がった議題がこちら。
・LP制作を外注or内製
・無料サイトorドメイン取得
・SEO対策

まずはSEO対策について。5月から始めるのはMVPです。本格始動のフェーズに入ったとき、LPは使わなくなる可能性が高いので、SEOについてはあまり考える必要はないよね。内製ができるかの技術的な観点、予算観点を起点に判断しましょうということに。

プロジェクトが始まる前から、サイト作成は外注にするつもりでいたので、予算には組み込んでいました。とはいえ、潤沢にあるわけではないので、スキルマーケットであたりをつけていました。改めて探すと、ピンキリではありますが、2~3万円で作ってもらえそう。納期は1~2週間。早めに動かないと間に合わないけど、探せば作ってくれる人は見つかりそうです。

ドメイン取得も考慮していましたが、現時点でモノヅクは売り上げが上がっても収入にはなりません。ランニングコストがいずれ圧迫してくることは必至なので、ドメインは劣後にしました。

ランディングページ ラフデザイン

vol.8の「サービス深化」やvol.11の「ユーザーフロー」、にしやんが作ってくれたLPイメージのおかげで、LPに求めるものはメンバー間で共有できています。しかしながら、文章で外注先に説明するわけにもいかないので、ビジュアルや機能イメージを伝えるために、サンプルを作ってみました。コミュニケーションコストを下げるために必要なことです。

デザインはフライヤーデモを流用し、こんな風に遷移するというLP像を伝えます。

Canvaとmiroの合わせ技

見える形にすることによって、外注先との齟齬をなくし、コミュニケーションコストを下げます。
モノヅクは製造代行を請け負っています。図面があれば最高ですが、ポンチ絵でも良いので、必ず依頼者の方から頂きます。それと同じことですね。視覚共有の大切さ。

また、この作業は同時にLPに求めるものを整理する役割も果たしました。

「ワーカー登録はしつこいくらいにやった方が良いですよね」
「確かに。ただ、購入者はそれ見るとうっとおしくないですか?」
「そもそもこのLPは誰向けに作られてるんだろう?ここから”買える感”が弱い感じがします」
「じゃあ、ワーカー用と購入者用の2枚を作るとかどうですか?作成時期もずらせるのでスケジュール的には良いかも」
「あと、MVPであることは伝えた方が良いかもですね」

といったやり取りがされました。

ランディングページの内製

さて、外注に依頼したとしても、ローンチ後のメンテナンス問題があります。おそらく、運営している最中に変更したい箇所というのは山ほど出るでしょう。それよりも何よりも、新規出品者が滞ったときでも何らかの形でサイトに動きが欲しい
でないと、「よっしゃ、一丁やってやるか!」と闘志を燃やしたワーカーも、「作って欲しいものがあるけど、ワーカーが見つからない。また日をあけて見てみよう」と期待してくれる購入者も、気持ちが萎えてしまうと思うのです。手間こそかかりますが、大切なことだと思うのです。

素人丸出しのサイトは使いづらいかもだろうけど、ワタクシちょっと頑張ってみようと思いました。二人に相談すると、プログラミングスキルがなくても無料でLPが作れるサービスがあるので、いくつか紹介してもらいちょっと触ってみることにしました。Wix・Jimdoをまずは試して技術的に、時間的に厳しいようなら外注にすることになりました。

実際触ってみると、Wixの方が肌に合った感じがしました。しかも、ペライチのページではなく、階層がちゃんと分かれるので冗長になりません。

プロトタイプ

あとは、名前を決めて本格的にホームページ作りに入ります。

そして、[monozuku / モノヅク]へ

かつて、このサービスは「ゴーストファクトリー(仮)」という仮名称でした。

ゴーストレストラン、クラウドキッチン、シェアキッチン、間借りキッチン...最近、よくテレビやネットでこれらの言葉を目にすることはありませんか?これらは、飲食店の空き時間やスペースを利用して料理を作り、その場で提供したりデリバリーをする新しい飲食店のスタイルです。飲食店を開業するには、かなりの開業資金が必要になると言われています。これらの資金を極限まで抑える方法として注目されているのが、キッチンを「間借り」して料理を作る店舗を持たない形の飲食店です。 

https://www.spacemarket.com/topics/magari_kitchen 

コロナ以降、概念が変わってきましたが、2020年当時は稼働時間外に設備を間借りして営業するレストランを「ゴーストレストラン」と呼んでいました。そこから由来してアフターファイブに設備を間借りする「ゴーストファクトリー(仮)」です。

私は、サービスの本名称をプロジェクトチームが発足して一番最初に決めようと思っていました。コンテンツはだいたい決まっていましたし、メンバーにコンテンツの理解を深めてもらう機会にもなり、そのプロセスがチームの推進力にもなると思っていたからです。

ところが、課題やソリューションの輪郭をはっきりさせた上で決めるのが良いということに。で、2月に入った時点でそこに踏み込みました。その方針を出してくれたのはぐっちょんでしたが、結果、それは良かったと思っています。もし最初に決めていたら、サービスの深化の段階でごく狭い視野の範囲の中でこねくり回す結果になったと思います。

まずは案出しをslack上で各自が持ち寄り、商標登録のチェックをした上で、9案が出されました。slackを見返すと個人的に恥ずか死にそうなものもありますw。

2~4月はMVPローンチという明確なゴールができたことにより、決める事や実際に手を動かすことも明確になり、作業がぐっと増えた時期でした。かつ、メンバーの本業の繁忙も重なったため、2人の負担は大きかったと思います。そんな中、手も頭も使ってくれたメンバーには感謝しかありません。

ということで、名前の案出しは2月に開始したものの、MTGで議論する時間があまり持てないまま時間が過ぎ、そろそろホームページやフライヤーの発注に響くぞ、という時期にまできていました。

いよいよ火が付く3人。3案に絞り込んで、各自1位2位投票。ところが2案が横並び。サービスの全容を示すものが良いか、わかりやすさが良いか。最終的にはリーダーの私が決めてくださいとなり、後者の分かりやすさを選択。ゴーストファクトリーは、[monozuku / モノヅク] となりました。