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[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.9(廉価版MVPモデルと営業プレゼンテーション実施)

こんにちは!
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。

こうしてnoteを続けていると、思った以上に定期投稿が大変な作業だと実感しますね。10~14日での定期投稿を心がけていますが、投稿が終わってホッとするのもつかの間。7日後には焦る自分がいます。僕の場合は議事録や資料、slackの見直しなどの元ネタがあるので楽な方ですが、企業公式でやっている方たちの生みの苦しみ、心中お察しします。今日も頑張りましょうw。

とは言え、前回のvol.8の最後にも書きましたが、「何とかなるもんだ」とも思ったりもしています。

私がこの記事を読んでほしいと思っている 新規事業立ち上げに携わっている人は、もちろん全員思うでしょう。可能なら1週間に10日必要欲しいと。でも、1日が24時間のままでも、1週間が7日のままでも、「何とかなって」います。「自分の幅が拡がっているのかな?」と自分を認知しつつ、「こなすのがうまくなっているわけではないよな!?」とチラチラ自分で自分を横目に探りつつ、vol.9行ってみましょう!!

【monozuku/モノヅク】概要
製造業者と製造業従事者のための副業支援と人材・スキルマーケット。製造業に携わる人たちが自分の得意を活かして、ものづくりの楽しさを表現・販売ができるマーケットプレイスにするために奮闘中。
彼らが多角的に活躍できる場所、彼らの技術・作品が表現できる場所、そしてプロアマ問わず、技術を求める様々な人とつながることができる場所を目指しています。

「工作機械で作るアイデアや商品を思いついたから、表現や販売の場を探している!」
「自分の得意な技術を役立て、貢献したい!」

描く未来は、
製造業で働く人たちとって、本業以外の経験で人間の幅を拡げ、より豊かな人生になること。
一般の人たちにとって、製造業が普段の暮らしと身近になり、誰でもその製造サービスを受けられるようになること。

オーダーメイドの和柄を施したアクセサリーなどを、製造業従事者が販売しています
こんな技術を持った職人が、あなたの作りたいものを製造代行します


コウヘイくん_岐阜県の小さな町工場に従事。現場作業がメインだが、新規事業など非製造業務を兼務。図面通りに作ることより、クリエイティブな作業が好き。プロジェクトリーダー。

ぐっちょん_日系コンサルティングファームに従事。ECサイト構築、新規事業・サービス開発にも携わる。主に事業開発・サービス開発のディレクションとオペレーション担当。

にしやん_デジタル素材販売プラットフォーム企業に従事。アンテナの感度が高く、SNS運用やファンマーケティングにも強みを持つ。本業で新規事業にも携わる。主にマーケティング担当。

廉価版MVP

サービス設計の深化によって、ランディングページを窓口として既存サービスを使っての販売をする、廉価版MVPを作成することが決まりました。

実証実験モデル図

全ての機能を他に依存することで、もっとも金銭的コストをかけないで運用できる方法です。また、既存サービスからの逆流入も見込めることがメリットです。

MVP巻き込み計画

そこで次に考えなくてはいけないのが、MVP実証実験に協力してくれる企業(オーナー)と製造業従事者(ワーカー)を見つける事です。

ヒアリングを進める中で、面白い取り組みだと興味を持ってくださるオーナーやワーカーの方は少なからずいて、その将来性も含めて期待をして下さる方もいらっしゃいました。

対象と方法をリストアップして整理しました。広告を打つことも視野に入れつつ、順番としては、すでに話をさせてもらったインタビューイーから協力依頼をし少しずつ広げていくのが良さそうです。その中で商工会議所や自治体、すでに実績のあるG-netさんなどの協力をいただくことで、monozuku/モノヅクの信頼性の担保が欲しいですね、という話も。

miroは本当に便利。重いのがツライけど。

「協力したいオーナーと出会えてもワーカーが副業をしない可能性」、「副業がしたいワーカーを見つけてもオーナーに許可されない可能性」、ともにありますが、ワーカー→オーナーのパターンが打率が良いような気がします。会社から「君の成長のためにこれをしてみたら?」と言われて副業をするワーカーは少ないでしょうから。熱意あるワーカーに条件付きで副業を認める、みたいな形が多いのかな。完全に個人的な所感というか印象ですが。

ともあれ、オーナーに設備使用許可をもらうことが大前提となる以上、手を付けるのはオーナーへの説明が先、という事になります。

オーナー説明資料

そこでオーナーへの説明資料作りに着手しました。
ちょうどこのとき、友人を介してある信用金庫支店長(現監査)の方と繋がることができました。サービス概要のパンフを携えて、面談させていただきました。

当時はまだGF/ゴーストファクトリー(仮)でした。(ぐっちょん謹製)

結果、支店長の計らいで製造業オーナー数名の前でプレゼンをすることになりました。思えば、このタイミングでこの機会をもらえたことは大きかったですね。折しもオーナーへの説明資料作りに着手した段階で、第3者である支店長からご意見をいただいたことで、説明資料に取り入れる内容を精査できたのですから。

説明内容骨子は以下。
・社会背景と副業メリット
・monozuku/モノヅクの概要
・monozuku/モノヅクのサービス例
・ローンチ予定までのスケジュール
・実証実験方法と、具体的な取り組みのお願い

更に、これは第1ピリオドの成果物である「事業計画書」にも流用できるように作って下さいとぐっちょんからアドバイス。うーん、ぬかりなし。

色やハイライトの使い方も教えてもらいました
当時のフライヤー。現在とトーンが違います。
こんな使い方、とサービス実用例として提示

他にも、骨子案の他に
・サービス概要
・monozuku/モノヅクを利用してもらうメリット
・オーナーの懸念事項とその対策
・実証実験モデル図
・ミッションステートメント
・副業推しの他社の調査資料
など、もりもりに盛り込んだ資料を作成。

プレゼンや資料作りの本や記事を読むと、必ず「1スライド1メッセージ」と書いてある。あれ、意識しないと難しいからなんですね、それがよく分かりましたw(僕の資料は文字が多い!)

オーナーへの初プレゼン

当日、4名のオーナーと信用金庫関係者3名、プラス仲介してくれた僕の友人に対してプレゼンを敢行。

お集まりいただいたオーナーの方々に共通していることは、全員が中小製造業経営者としての危機感を持っていて、何か新しいことに挑戦する必要があると感じていること。現在の仕事の状況が良くても、(良いからこそ)次の手を考えている方たちでした。

”会議室で資料を配って見てもらいながらプレゼン”、という想定で伺うと、通されたのは大きめの会議室。しかも登壇席が用意されていて、脇にはペットボトルのお茶なんかも用意されていて、想定外すぎてちょっとどころではないくらいビビりました。何でもない顔していましたが、心中で「オレはジョブズだ」と言い聞かせてのプレゼンでしたw

さて、資料全部の話は重い上に、理解をしてもらうことも難しいだろうという判断で、サービス概要に重きを置いてのプレゼン。その後の質疑応答で副業メリットやオーナー懸念の払しょくの話をしつつ、他にもご意見をうかがうヒアリングも実施できました。

頂いたご意見
・オーナーの出品は良いのか?
・発展したら外注として使いたい
・副業のために管理者が残るのか?それはしんどい。
・残業中の社員の隣で副業されると不和を招く可能性がある

他にも頂きましたが、載せられるのはこのくらいです。セキュリティの問題など、我々が見落としている部分がまだまだあると気づかせていただきました。

お集まりいただいたオーナーの方々に共通していることは、全員が中小製造業経営者としての危機感を持っていて、何か新しいことに挑戦する必要があると感じていること。現在の仕事の状況が良くても、(良いからこそ)次の手を考えている方たちでした。

ヒアリングやプレゼン後にお話をしていて思ったのが、すでに作りたいものが明確にある人はまずいない事。スキル販売と言われても、自分が売れるものがピンときてイメージできる人も多くは無いことを確信しました。それは想定内だったのでそのためにフライヤーで事例を出しましたが、どうやらまだ足らないようです。