引き金の対処 認知的リフレーム
どーも、ゲッティです🍝
今回は平本式の「心理カウンセリング実践コース(以下:カウンセリング実践)」の第2期の7回目での学び、気づきをまとめたいと思います!
今回のテーマは「引き金の対処 認知的リフレーム」。前回のサブモダリティよりは理解できているので、スラスラ進みそうな予感(^^♪
分かったところに目を向けながらまとめていきます。
認知とは
「これは〇〇だ」≒信念、解釈、バイアス、自動思考…
様々な呼び方がありますが、今回は全部ひっくるめて「認知」という言葉で統一します。言葉や出来事に反応して「これは〇〇だ」と浮かんでくるものですね。意識できるものや無意識のうちにそう捉えているものもあります。
前回紹介した行動原理「きっかけ→行動→結果」でいうと、行動の結果を予測することが「認知」ですね。この「認知」、つまり予測が不適切な場合、不適切な行動につながってしまいます。心理療法の世界では「認知のゆがみ」なんて言われてますね。
例えば完璧主義。いいところがいくつあっても、1つダメなところがあったら全部ダメだと捉えてしまうことがありますね。
「認知が歪んでるから正しくとらえましょう!」と論理的に正しいことを言っても、クライアントが論理的に考えることが得意であればいいかもしれませんが、そうでなければクライアントの自己否定につながってしまいます。カウンセリングでは「正しい VS 間違っている」の二元論はNGです。
認知の引き金とは
認知の引き金とは「刺激、パターン化した認知、不適切行動の連鎖を自力で修正できない状態」のことをいい、「特定の刺激によってパターン化した認知が起こり、その認知にひもづいた思考感情行動をコントロールできずに悩んでいる」という特徴があります。
前回のサブモダリティの時は刺激→身体感覚→行動と結びついていました。
パターン化した認知の見え方ですが、以下の特徴があります。
例えば…
・挑戦するといつも失敗するから、今回も私は失敗する
・LINEが既読スルーされたから、僕は嫌われている
・男性/女性はこうあるべき
などなど…
僕の場合は
・上司は自分より仕事ができるべき
・店員に横柄な態度をとる人は思いやりがない人
とか思ってしまうことがありますね。
今はもうないですが、他人軸で生きていた昔は
・努力できない自分に価値はない
・行動にうつせないのはやる気のない人
という認知もありましたね😓
認知の引き金の要素は以下の4つ
この認知の引き金に対処して目指すゴールは、「刺激に対する『認知』のバリエーションを増やし、適切に行動できる状態」になることですね。
解決のポイント
解決のポイントは3つ
認知のバリエーションを追加する介入をします。うまい例えになるかわかりませんが、「そういえばあれも認知のバリエーションが増えたかも」と思い出した例を紹介します。僕が大学生の時、サークル活動の際に持っていた認知ですが、「ミーティングで発言しない人は自分の意見がない」というなかなかに尖った認知がありました。
僕や他の人が「何か意見感想ある人いますか?」と言ってシーンとした場面があると「みんな何のために出席してるんだろ?」と勝手にモヤモヤしてましたね。できないところが目に付くので、どんどんできない、何もしないところに目が行って「やる気ねぇな」とイライラしてきて、その雰囲気に委縮してさらに意見が出ないという悪循環。嫌な先輩でしたね😓
ここでもともともっている認知「ミーティングで発言しない人は自分の意見がない」をいじらずに例外を探したり、他者の貢献につながったりした認知を追加していきます。
例外でいうと、大勢の前では言えないけど3~4人グループで意見感想を話し合わせるとみんな自分の考えをしゃべってたんですよね。あとは会議の後にコメントを書いてもらうと意外とみんな意見を書いてくれてました。
発言をしないからといって、自分の考えを持っていないわけではないんだと新しい認知を獲得し、みんなの前ではなく、少人数のグループで話してもらえばいいんだと行動を変えて物事を進めやすくしたことがありました。
注意点としては、こちらが「こういう風に考えるのがいい」と押し付けるのではなく、クライアントが自分で選べるようにすることが大切ですね。
また、行動が変わらないと新しい認知の影響は薄れていくので、行動することで新しい認知の精度を高めていく必要がありますね。
認知と言葉は人によって違う
認知と言語の獲得の仕方について以下のことがわかっています。
言葉を発するときは、頭の中では言葉で考えてるというよりは、言葉と紐づいていた認知が起こっているようです。言葉そのものよりも認知の影響を受けているんですね!
そのため、言葉そのもの以上に相手の頭の中でどんな認知が起こっているのかに意識を向ける必要があります。そのため無理やりポジティブな言葉に置き換えても意味がないです。
言葉と認知はその人が人生で学んだものですし、外から見たら思い込みに見えたり、飛躍が起こっていたりしますが、本人にとってはそれだけ環境に適応しようと使って、生きるのに役立ててきたので、間違っている、歪んていると否定するものではありませんね。
終わりに
これを学んでから、カウンセリングとしてだけでなく、自分が他者とのかかわりの中で、モヤっとすることが減りましたね!
相手や自分が持っている認知を否定するのではなく、例外や誰かの貢献感につながっているところを探して認知のバリエーションを増やすかかわり方を大切にしたいですね✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?