見出し画像

引き金の対処 サブモダリティ

どーも、ゲッティです🍝
今回は平本式の「心理カウンセリング実践コース(以下:カウンセリング実践)」の第2期の6回目での学び、気づきをまとめたいと思います!

今回のテーマは「引き金の対処 サブモダリティ」。このサブモダリティが自分の中では「難しいなー」と感じていますが、「わからん」ばかり言っていると「わからん」だらけになってしまいます🤣
「わかった」ところに意識を向けて、少しでも理解を深めるためにまとめていきます(^^♪

引き金とは

引き金とは「特定の刺激によってパターン化した行動が引き起こされた状態」です。習慣化のために使う適切なものありますが、今回はカウンセリングで扱う悩みなので、主に不適切行動を扱います。

サブモダリティによる引き金とは「刺激、感覚、不適切行動の連鎖を自力で修正できない状態」のことをいい、「特定の刺激でパターン化した身体感覚が起こり、その感覚にひもづいた思考感情行動をコントロールできずに悩んでいる」という特徴があります。

ちなみにサブモダリティとは「感覚の構成要素・内容」のことです。

例えば…
・上司の大声や態度が苦手で、伝えたいことがあっても固まって伝えられない
・苦手な人の声を聞いているだけでイライラして集中できない
・特定の虫を見ると怖くて叫んでしまう
などですね。

僕の場合は
犬が近くにいると怖くて緊張感が出る
・食事中に周りにクチャクチャ音を立てて食べる人がいるとイライラする
とかですね!

サブモダリティの引き金の要素は以下の3つ

・特定の刺激→身体感覚→行動の強化ループ
・快を得る、または不快を避ける耐えがたい衝動
・わかっていても自力でコントロールできない

このサブモダリティによる引き金に対処して目指すゴールは、「刺激に対する『感覚または行動』のバリエーションを増やし、適切に行動できる状態」になることですね。違う感じ方を足したり、違う行動を足して選択肢を増やしていきます。

正直頭に「?」が浮かびますが、のちに自分の例を出して紹介するので進んでいきましょう笑

解決のポイント

自責の念や罪悪感があれば「メリット」の対処が必要ですが、なくなっても刺激に対する反応や行動が修正できなければ「引き金」のきっかけと行動結果に介入していく必要があります。

「メリット」についてはこちら。

解決のポイントは3つ

・特定の刺激→身体感覚→行動の強化ループの解除
・きっかけとなる刺激、不適切行動、得たい結果の特定
・臨場感のある快不快体験で感覚調整

強化ループの解除

快獲得の強化ループ(やめられない)の場合。例えば「ダイエット中に甘いものを食べてしまう」で考えると…

ストレスを感じる→快を得たい→甘いものを食べる→快を得られる→甘いものを食べてしまい、太ってしまうとストレスを感じる→最初に戻る

といった感じですね。

このケースでは、カウンセラーは「適切な行動【代替案】を増やす」、もしくは「不適切行動【止めたい行動】を減らす」介入をします。

・甘いものの代わりにナッツや野菜を食べたいだけ食べる
・甘いものを食べて体重が増えたときの写真を見る

といった代替案を増やしたり、不快なイメージを持って行動を減らしたりします。

不快回避の強化ループ(できない)の場合。この場合、ストレス状況は常にあるので、できないことを無理やりやらせるとストレスがさらに強くなります。さらに避けたくなってしまいますね。こちらは後程、セッションの練習をした際に扱った僕の例を紹介しますね!

きっかけとなる刺激、不適切行動、得たい結果の特定

この引き金の対処含め、カウンセリングでは曖昧なものを対処することは難しいです。そのため、しっかりと具体化して特定することが大切ですね。

・きっかけとなる刺激→何に反応してどう感じた?
・不適切行動と結果→それで何が起こってどう感じた?
・得たい結果→どうなったらいい?

臨場感の中で快不快を調整

人それぞれ優位な感覚があるので、しっかりと相手から引き出して快不快を調整します。

簡単な例を紹介すると、好きな食べ物を食べる時を想像してみてください。より美味しく感じるにはどうしたらいいでしょうか?炊き立てのご飯と一緒に食べるもよし、仲のいい友人たちと笑いながら食べるのもよし、焼き加減や食べる場所を変えてもよし…。自分にとってどんな感覚を足したり、変化させたりするといいかを調整します。

こちらも僕の練習についてお話します!

注意点

サブモダリティを扱う注意点としては、「具体的な幸せ像に向かうための必要最小限の介入に留めること」ですね。記憶を書き換えることができるほどのパワーがあるようです😧すごいですね…

目の前の人は直すところがあるのではなく、行きたい場所があり、そこに必要なものを足すという感覚が大切です!

現実をどう捉えているか

サブモダリティを扱うにあたって、脳がどのように現実を捉えているか紹介します!と、言いたいところですが、ここの話をちゃんと理解しようとするとめちゃくちゃ時間がかかるのでさらっと紹介笑

分かるところに目を向けていきましょう!

「現実」というのは脳の情報処理からすると…
・頭の中で合成された未来予測モデル(認知)
・予測モデルの材料(きっかけ、行動、結果)は蓄積された過去の経験
・予測を確かめるように意識が向く(注意)

過去の経験からこれから起こる事を予測して、その予測の証拠を集めることに意識が向くので、人それぞれ体験している現実が違います。

この予測モデルをサブモダリティを扱うことで調整していきます。

行動分析に基づく介入

適切な行動に導くためにどのように調整していくかについてですが、人間の行動原理をできるだけシンプルに表現すると以下の通りです。

「きっかけ→行動→結果」

きっかけに反応して結果を得るために行動が起こるという考え方です。つまり、行動というのはきっかけと結果の間で、その人の経験上自然に起こることですね。そのため、調整するのはきっかけの場面と結果の場面です。調整の仕方は以下の通りです。

行動を増やしたい場合:快+、不快-
行動を減らしたい場合:快-、不快+

例えば、勉強であれば「快+」を成長感や達成感を増やすと仮定して、できる問題からやる等工夫します「快-」をできない感覚を減らすと仮定して、わからない問題は教えてもらう等工夫します。

気を付けないといけないのは、できないことを叱る(不快+)と行動が減ります。つまり、勉強しなくなりますのでご注意を!

自分のケース

僕が実際に練習でサブモダリティを扱ったテーマを紹介します。
それは、「犬が怖い」です🐶

幼稚園か小学1年生のどちらかのときに近所の犬の頭を撫でたら、手を嚙まれかけて、それから犬が怖いです😭

犬がいる友達の家に遊びに行くのは拒否、ジョギング中に犬の散歩してる人がいればルートを変更したり、店の前で買い物中の飼い主を待っている犬がいれば、その店に入らなかったりするレベルで犬を避けてます笑
犬を視界にとらえなくても、鳴き声聞こえてもビビります笑
歩道が狭いところで犬の散歩した人がこちら側に向かってきて逃げ場がないとマジで嫌で、すれ違うまでの緊張感が半端ないです😭

ここで「犬とたくさん触れ合ってなれる」なんてことをしたら、さらに避けたくなりますね…

解決のポイントは以下の3つでしたね。
・特定の刺激→身体感覚→行動の強化ループの解除
・きっかけとなる刺激、不適切行動、得たい結果の特定
・臨場感のある快不快体験で感覚調整

犬を視界に入れるか吠えた声を聞く(特定の刺激)→身体が固くなる、ビビる(身体感覚)→逃げる(行動)というループを解除したいです。

不適切行動は「道を変える」、「店に入れない」、「すれ違う時にびくびくする」。得たい結果は「犬がいても気にせず通り過ぎる/店に入れる」ですね。

ここで犬を不快に感じないようにする感覚を調整します。僕は視覚優位なので、見え方を変えます。
どういうことかというと、僕が犬に噛まれかけたとき僕と同じくらいの大きさの犬だったので、たとえポメラニアンだろうがミニチュアダックスフンドだろうが自分より大きく感じることがあります。

実際の大きさに関係なく、自分が怖くないと思える大きさにイメージを変えます。猫は怖くないので、猫くらいの大きさですかね。

見た目の見え方のイメージも変えます。犬は犬でも怖くない犬がいます。自分の好きな配信者が飼っているポメラニアン「ハナちゃん」です🐶
小さくてかわいいですし、犬嫌いの僕でもナデナデできるのであれば、してみたいと思えるほどですね✨

自分が見る犬を全て「ハナちゃん」だと自分のイメージを調整します。

聴覚も調整していきましょう!鳴き声が大きいからびっくりするので小さくしましょう。別の声や音だと気持ち悪いので大きさだけ変えます。

文字だけ読んでると意味が分からないと思いますが、僕も説明が難しいです笑。セッションの練習や実際に体験すると、ちょっとずつわかってきます。

実際の日常で何度か犬とすれ違う時に、上記のようにサブモダリティを調整して以前よりビクビクせずにやり過ごしたり、人懐っこい犬が近づいてきても気にせず「かわいいですねー」とか飼い主とコミュニケーションも取れたりしてます✨

終わりに

「サブモダリティ」。説明するのは難しいですが、実際に体験することでちょっとずつわかってきました。

相手に原因があるというより、自分が「なんか嫌なんだよな」と感じる場合に有効ですね!

たくさん使うことで、知識もより身についてくるでしょうから、実際にアウトプットとインプットを繰り返していきたいです(^^♪




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?