無題

とある理由でピアニストになって7年半

たまには仕事の話をしても、いいもんでしょうか。

わたくし永田ジョージ、大学ではジャズとライブレストランの仕事とピアノと必要最低限以下の勉学に勤しんだ結果、2回留年しつつも這う這うの体で工学部学士として卒業し、24歳でIBMに入社し12年間は2足の草鞋でSE兼コンサル兼ピアニストを続けたものの、36歳で会社を辞めてミュージシャンになったのですが、その理由がこの人の歌、そしてこの人のギターでした。

"Piece of My Wish" (今井美樹)/ 永田ジョージ・ギラジルカ・小沼ようすけ

世の中には沢山のミュージシャンが居ます。毎年のように、高校から上京する者、音大を卒業する者、僕のように脱サラする者、パターンは色々ですが永田調べでは年間新たに1000人はミュージシャンがこの世に生まれ、そして5年もするとその数は100人に減ります。

いいんです、それで。いなくなった900人はミュージシャン以外の生き方を見つけて、生きていけいけます。

でも、この動画で今井美樹さんの"Piece of My Wish"を自身の英訳詞で歌っているギラジルカさんや、一緒にギターを弾いて全てを受け止めてくれている小沼ようすけ君にとって、音楽は水であり、空気であり、日常であり、心の一部です。

そんな人たちとライブを重ねるようになったころ、疑問に行き当たりました。このまま会社員として残業100時間越えで安定した収入の生活を保ちつつ、暇を作ってミュージシャンを続けるのか、いっそギラジルカさんや小沼ようすけ君のように、どっぷりとミュージシャンという終わりのない世界に入ってみるのか。

"Both Sides Now" (Joni Mitchell) / 永田ジョージ・小沼ようすけ・仙道さおり

2011年の震災後、安定した生活や生命すら保証されないことを感じ、会社員とミュージシャンの両方の生活を更に1年ほど続けつつ自問した結果が、独立でした。

"Look around you and feel that you're not alone,
Fiends and family are there to give you love. "

その一歩を踏み出す勇気を、ギラさんの歌詞に貰って、7年半。今も僕は、紆余曲折を乗り越えつつ、ピアニストとしての終わりのない旅を続けています。

「目標はあるの?」と、聞かれることもありますが、死ぬまでピアノを弾いていることが目標です。

(あと、いつか今井美樹さんとビルボードライブでDuoライブをするのも…いつぞやの代官山蔦屋で本人に伝えました)

先日、人生の勇者・ギラさんも50歳を機にユニバーサル・ミュージックからメジャーデビューをしました。ジャケットも、インタビュー内容も、生き様そのものがカッコよい。女性ファンが圧倒的に多いのも納得です。

ギラ・ジルカ「50」フィフティPV

ギラ・ジルカ、脊柱側湾症からバークリーでの挫折――音楽のルーツに迫る:インタビュー
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191211-00010004-musicv-musi

年内は12月26日にCDリリースライブを天王洲KIWAで開催するとのこと。

ギラ・ジルカ「アルバム完成&2019年忘れライブ」(2019/12/26)http://www.oasis-kiwa.com/schedule/view/564

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彼女が丹精込めて作った作品を聴いて、僕も45歳になるまでにギラさんと共に、何か形に残るものを作りたいと思いました。それまでは少しずついいライブを重ね、曲とインスピレーションをため込んでいきたいと思います。

まずは12月18日、そして来年1月23日。

Vocal Crossing - Route 23 Featuring ギラ・ジルカ、小森 剛、伊藤大輔 with 永田ジョージ (2019/12/18)
http://jzbrat.com/liveinfo/2019/12/#20191218

永田ジョージ 44th Birthday Live featuring Geila Zilkha (2019/1/23)
http://jzbrat.com/liveinfo/2020/01/#20200123

ギラさん&他の素晴らしいメンバーと、渋谷セルリアンタワーでお待ちしています。

"Just Smile"

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