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転職って悪いこと?

自己紹介

社会人経験6年目の若輩者Georgeです。
外資IT企業のみを渡り歩いている希有な経験が
皆様の酒の肴になればと幸いです。

今回は
「転職したいけど、」と悶々としているあなた
まずはこの記事をお届けします。

※外資ITに限らない内容です。
初投稿からブレブレですみません。(笑)


これまでのキャリア、これからのキャリア

転職って悪いこと?

度重なる転職、20代や30代前半の転職について
日本ではネガティブな印象を持つ方が
多いと思います。

その根底には戦後復興から続く
新卒を大量採用し、
定型業務を正確かつ早く多くこなし、
年功序列と終身雇用でスペシャリストを育成し、
GDPを世界トップクラスへ押し上げてきた
確固たる日本の経済史があります。

しかし製造業を中心としたこの成長戦略は
バブル崩壊とともに
負の遺産となっているのも事実です。

下記表は先進国における平均勤続年数を
性別と年齢に応じて数値化したものです。
特筆すべき点は3つ、

  1. 男女合計の勤続年数において世界2番目に長い

  2. 男性勤続年数は世界1位、13年以上は日本のみ

  3. 年を取るにつれて勤続年数が長くなる

世界的に見て
10年以上同じ職場で勤続することは珍しく、
転職することはグローバルスタンダードです。

データブック国際労働比較2018(P.123)


新しいキャリアの考え方

それでは何を指針として
自分のキャリアや転職を計画実行するのか
というのが次の議題です。

ここでひとつの書籍をご紹介いたします。
2016年発売「LIFE SHIFT」。

当書籍では
医学や社会福祉制度の進歩により
長寿化した人類が
AIなどの技術革新とともに
どのように生きていくかを示唆しています。

Life Shift Lynda Gratton

この中で著者は
「リスキリング」「ポートフォリオワーカー」の重要性を提言しています。
要約すると社会や経済は絶えず変化していき
その速度はさらに早まっている。
ひとつの企業に勤めていれば安全
という時代は終焉を迎えた。
時代やニーズに合わせて
知識と技術を絶えず学び、
複数の収入源やスキルを
持っていくべきという趣旨です。

ここで読者の皆様に質問です。
貴社の主力製品
新規市場は拡大していますか?
業界順位は上がりましたか?
売上成長率は鈍感していませんか?
そもそも給与水準は上昇していますか?
昇格や昇給には何年かかりますか?
最後に新しい知識やスキルを習得したのは
いつですか?

大切なのは数字を用いて考えることです。
なぜあなたは今の企業に勤めているのか。
なにをもって安心と思っているのか。



本当に転職しなければいけないか?

しかし!
誤解いただきたくないのは
転職がすべてではないということです。

人生をデザインする

仕事は人生の一部であり、
転職は人生をより良くするための
手段に過ぎないということです。
まずは人生における仕事の価値を
自分で定義しましょう。

スタンフォード大学で実際に行われている
2つのワークショップを紹介いたします。


スタンフォード式人生デザイン

1:ダッシュボード

まずは
仕事における理想と現実を
3軸で可視化しましょう。
0~100で書くとありますが、
私のお勧めは100点を3軸で分配する方法です。
(例:お金50、影響40、自己実現10)

時間は有限です、
全てを叶えることはできないのです。
自分のダッシュボードと
今の仕事はマッチしていますか?

Pivot Youtube:スタンフォード式人生デザイン

2:仕事の3つの欲求

次のワークショップは
仕事(働くこと)に関する
自分の価値観を深堀りする作業です。

自律性、関係性、有能感、
あなたの優先順位はなんですか?
今その期待値を達成できていますか?

Pivot Youtube:スタンフォード式人生デザイン

何が充足していて、何に不満を感じているのか?
どうしたら改善できるのか?
まずは自責で考え、
そして少しずつ改善を試みて
定点観測をしてみましょう。

転職したいという方の多くは
実はこの3つに起因していると私は考えています。


まとめ


まずは転職することは悪いことという
マインドセットを捨てましょう。

つぎに人生における仕事の価値観を
再定義しましょう。

最後に今の仕事を基に
自分の欲求を深堀りしましょう。

次回は具体的に
なぜIT?なぜ外資?について寄稿します。

ご精読誠にありがとうございました。


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