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勉強とは計画を立てることである


勉強、学生の皆さんはどのようにしていますか?

とりあえず宿題をやる、テスト範囲をテスト二週間前から何となくやる、気が向いたから参考書を開いてみる、など割と適当にやっている人が多いのではないかなと思います。

保護者の皆さんは、子供が勉強をしてる姿を見てどう思ってますか?

机に向かって集中しているとか、ぼーっとだらだら続けているとか、いろいろあると思います。

もしかしたら「勉強しなさい!」や、「今日は何時間勉強したの!?」などと、口を酸っぱくして喧嘩になってるかもしれません。

「うちは塾に行ってるし…」と思ってるそこのあなた、本当に塾に行かせてるだけで大丈夫でしょうか?塾に行って、成績が思うように上がりましたか?

もし上がったなら、それでいいと思います。塾の先生の腕がとてもよかったか、相性が良かったのだと思います。そのまま続けて下さい(笑)

もし、もしですよ?もし「塾に行かせてるのに成績が上がらない…」という問題があるとしたら、考えられる原因は複数あると思います。

①塾がすごくわるい

②そもそも勉強の習慣がないため塾に行く意味がない

③成績が頭打ちでこれ以上成績が上がる見込みがない

大体の人は、塾に行って成績が上がらないという場面に遭遇したときは①が原因だと考える人がとても多いと思います。(実際僕が塾に勤めているときにも、そういったクレームがありました)

はっきり言います。塾に通わせてるだけで成績が上がるなんて都合のいい話は100%ありません!!

よく、「テストの点数+20点保証!」とかありますが、大体上がらないです。上がらなかったことを塾に言っても「一ヶ月じゃ結果は出ないので最低一年は通わせてみてから判断してください」とか言われるのがオチです。

「ならどうすれば成績が上がるの!?」「塾でダメならどうすればいいの?」など、あるかと思いますが、結論から申し上げますと、タイトルにもある通り、”勉強とは計画を立てることである”ということが本質です。

計画とは何ぞや

そもそも、計画を立てるって言いますけど、計画ってどういうことでしょうか?

計画とは、一言で言いかえるとしたら”逆算”することです。

目標(ゴール)があって、それをいつまでに達成するかという期間が決められている。目標(ゴール)を達成するためにいつまでに何をしなければいけないか中間地点(マイルストーン)を細かく作っていく。このようにした目標までの逆算を行うことを、計画と(少なくとも僕は)考えています。

「よし、じゃあ計画を立ててから勉強をすれば成績が上がるわけだね!」となると思いますがちょっと待ってください。半分はあたりなのですが、半分はハズレです。

じゃあその残り半分とは何か?それは「そもそも計画が立てられるのか?」ということです。

計画を立てる→勉強をする→成績が上がる

というプロセスは単純明快ですが、そう簡単にはいきません。それぞれの地点でいくつか壁があるのでそれを紹介します。

①計画を立てる

・計画の立て方がわからない

・目標の立て方がわからない

・自分がどれくらいこなせるか、キャパがわからない

②勉強をする

・計画通りに勧められない

・計画通りに進めても、理解が追い付かない

③成績が上がる

・成績が上がらない

など、大雑把に上げましたが、簡単に見積もってもこれくらいの壁はあるということです。特に難しいのは、最初の計画を立てるというフェーズです。これが本当に厄介で、中学生でこれが一人でできるものなら大したものだと思います。普通の中学生・高校生にはおそらく難しいのがほとんどだと思いますが…

話は少し戻りますが、いい塾とは何でしょうか。いい塾の条件は二つあると思います。

①生徒のレベルと目標から適切な計画を立てられる

②学校のレベルでは扱えない難題を扱える

大体塾というものはこの二つの条件がキモだと思っています。塾というのはここでお金を取っているわけですよね?ですから、お金を取るということはそれぐらい難しいということでもあるわけです。

いわゆる予備校というものは、②に特化した場所であると私は考えています。自分で必要な授業を聞いて成績を上げる、というのがメインなわけですからね。①に特化した塾で有名なのは武田塾じゃないでしょうか?(詳しくはわからないですが…)授業をしなくても成績が上がるというのは、本質があくまでも計画を立てて実行するということを示していますね。

計画の立て方

「じゃあどうやって計画を立てていけばいいの?」と思うかもしれません。

それに関しては別の記事で細かく紹介したいので、ここでは簡単にまとめてそれぞれのセクションの詳細は次回にします

①いつまでに何を達成したいのか、目標と期間を”厳密”に決める

目標と期間は厳密に決めましょう。大体一ヶ月までにテストの点数を10点あげる、みたいなのはダメです。

②目標を達成するために必要なことをすべて洗い出す

数学の参考書を5周する、英単語帳を3周やる、など必要なタスクをすべて書き出していきます。「参考書を何周すればいいかわからない!」となると思いますが、それは別の記事で紹介します。

③書き出した必要なタスクを年、月、週、日ごとに分けて、一日でどれくらいやるべきかを計算する

一年で参考書を6周するから、半年で3周、一ヶ月で参考書を半分終わらせる、一週間で50ページやる必要があるから、一日7ページ… などのように大きい期間からだんだんと細かくしていきます。

④【重要】計画通りに進んでいるかを確認し、適宜修正する

一週間で50ページやる予定だったが、30ページしかできなかった。なので来週は50ページやるために他の科目をやる時間を調整する…など

主な進め方はこの四つです(特に4番目)

これができるようになるためには、とても時間がかかりますが、これができるようになれば勉強に限らず部活動や何か目標を達成するときにも応用が利くため、ぜひマスターしてもらいたいと思います。


では、次回詳細な計画の立て方などを説明していきたいと思います。

ここまで読んでくださった皆様。ありがとうございました。


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