京成佐倉「風流」「風車のひまわりガーデン」京成臼井「佐倉天然温泉 澄流 -すみれ-」「麺屋 青山 臼井店」
先週も佐倉市のユーカリが丘駅周辺をフラフラとしていたのだが、また懲りずに佐倉市に行ってしまった。
今回はラベンダーに続き、ひまわりガーデンだ。
京成佐倉駅で降りるとトボトボと最初の目的地である飲食店に向かった。
店は「風流」という名の居酒屋だ。
ランチは混むとの事前情報を得て、食通を気取り予約をしてしまった。
実際はそこまでの混雑ではなかったし1名ならすんなり入れそうだったけれど、「予約席」の札が置かれた席に通されるのは悪い気持ちじゃなかった。
銀だらつけ焼定食(1400円)にセット刺身(600円)を追加して注文した。
提供された定食は豪勢で、和食屋らしからぬ抹茶のムースなんてお洒落なデザートまで付いてきた。
食べてみると絶品!銀だらは柔らかく味もよく染み込んでおり素晴らしい味わいだ。
刺身も問答無用の美味しさだ。これで2000円なら安いとまで感じた。
あんまり美味しいので久しぶりに白飯1杯、丸々おかわりしたら腹がはち切れんばかりになってしまった。
食後のムースも美味しくて非の打ち所がなかった。
かなり満足して「ひまわりガーデン」まで歩こうかと思ったのだが、Google Mapを見たら徒歩45分とのことだった。
炎天下の日陰もなさそうな道だったので、駅に戻ってバスが来るのを待つことにした。
コミュニティバスに揺られて数分、風車のひまわりガーデンに着いた。
まずは一面のひまわりが広がり「すごい!」となったが、悠長にひまわりを見ている場合ではなかった。
実は公式HPで遊覧船が出ていることを知り、その遊覧船の最終時刻が14時半だと確認していたのだ。
「ひまわりガーデン」に到着したのは14時過ぎだったのでギリギリだったが間に合った。
入船券を買うとすぐに乗り場に向かった。
そもそも「ひまわりガーデン」から何故、遊覧船が出ているのかもよくわからなかったのだが、よくわからないことを試してみるのが面白いと個人的には思っていた。
そして目的もよくわからない遊覧船に乗り込んだ。前の席には親子連れが乗っていた。私は後ろの席に座った。
親子連れと中年1人であれば、当然親子の方に注力して船員さんがガイドをするわけだが、その声も風でかき消されてよく聞こえなかった。
しかし私が聞こえていないことを知ってか、船員さんが気を利かしてわざわざ後ろまで説明に来てくれたのは嬉しかった。
後で調べてみると印旛沼(いんばぬま)と呼ばれる沼を観光する船だった。
なんてことのない沼なのだが想像よりも広く、また猛暑の中で船に乗って沼を疾走するだけでも気持ちよかった。
空飛ぶ鳥を間近に見れたり飛び跳ねる魚を見れたり風情があった。
最初は1000円もして高いなぁと思っていたのだが、たっぷり40分も運転してくれたので値段以上に楽しめた。
知らない親子と一緒に乗り合わせるのは少し気まずかったが、想像以上に面白くて、乗ってよかったと心から思えた。
その後、岸に戻り「ひまわりガーデン」を見たのだが、ひまわりは綺麗とは言え、同じようなものが永遠に咲いているだけなので間が持たないなと思った。
それよりもオランダ式風車のインパクトが凄くて、実際に回転している羽を見て興奮した。
更には風車の中にも無料で入ることができて、これはひまわり以上に面白いものだなと風車の写真ばかり撮っていた。
ひまわりも風車も一通り見終わると、次の目的であるスーパー銭湯に行くことにした。
バスが出ていないかと思ったのだがGoogle Mapで調べても良い経路が見つからなかったので45分歩いて向かうことにした。
知らない民家の横を通りながら、ひたすら歩くと、気付いたら銭湯に着いた。
「佐倉天然温泉 澄流 -すみれ-」はちょっと温泉旅館のような高級感のあるスーパー銭湯だ。
男女で入れる着衣サウナなどの変わり種もあったが、別料金だったし、私は男性のお1人様だったので、彼女ができた機会に取っておくことにした。
通常の入浴料金を払うと銭湯スペースに入った。ちなみに銭湯スペースには裸で入る普通のサウナも用意されていた。
オートロウリュ機能付きの本格的なサウナと、低温の塩サウナの2種類があり、どちらも温度・湿度共に絶妙で居心地が良かった。
更には外気浴できるベンチがたくさんあり、温雑しているにも関わらず整い場所の確保が容易なのが嬉しかった。
竹林を眺めながら整うのは良い気持ちだった。
地方のスーパー銭湯に行くと大きな蜘蛛があたりに蜘蛛の巣を張っていて、都会者の私はいつも驚かされるのだが、自然と共存しているような感覚も持ててよかった。
銭湯を出ると京成臼井駅まで歩いて旅の締めにラーメンを食べることにした。
駅に着く頃には21時頃だったのでラーメン屋以外は開いていないというのもあった。
この日に入った「麺屋 青山 臼井店」は成田界隈では有名な系列店のようで、大勝軒系列のラーメンのようだ。
暑い日だったので、つけ麺を頼んだ。しかし灼熱のような熱さのつけ汁に、あつ盛りでもないのにアツアツの麺が提供された。
他のラーメン屋と比べても異常な熱さだったので何か熱さにこだわりを持った店なのだろう。
味は魚介系のスープだったが粉っぽい感じが好みだった。煮干しラーメンが好きな人には刺さりそうな味だ。
想像以上の美味しさにペロリと平らげた。
しかしスープ割りをお願いしたら割りスープまで激熱なのには閉口した。
何はともあれ今回の佐倉の旅はかなり面白かった。
ひまわりが目的だったが美味い魚介定食を食べられたり遊覧船に乗れたり、風車の中に入れたり、想定外の面白いことがたくさんあった。
また暇を見つけては出かけたいと感じた。
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