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講演プレゼンは事前には渡せない

年に何度か人前で話す機会をいただいているゲンヨウです。事例報告から始まって、人前で話す機会もかなりの回数になってきました。今日はその辺について書きます。

1.講演とか講師はなぜ依頼されるのか?

そもそも、講演とか講師の依頼はどうやってされるのでしょうか。普通の大学生でNPOを創業した兄ちゃん(当時25歳くらい)に依頼が来たのは鳥取大学の先生経由でした。

大学生が農村地域で活動している実例を地域の人向けに話してほしい

というのが最初のオファーだったと思います。鳥取県日南町役場で話したのを覚えています。僕の場合は大学の先生でしたし、新聞などで活動が掲載されて役場からなどです。

事例報告は他地域の見本や参考になることで依頼が来ます。講演依頼については、その仕組みや裏側について話してほしいということが多いです。

講師依頼の場合は研修内容など、知見+グループワークなどのパターンです。依頼主にノウハウがないので、それを教える・共有してほしいという流れです。

2.プレゼンは誰に届けたいのか

そこで資料を使って話をします。つまりプレゼンを作ります。最初の頃は自分の活動を話すだけでいただいた時間がちょうどよい感じだったので、精一杯話していたのですが、活動も長くなり、実績や経験などかなり幅広くなってきました。

そのため、最近では「誰に届けたい時間ですか?」というのをクライアントに聞いて中身を調整します。

例えば、僕らの活動だと「大学生×地域」の実践という切り口がよく頼まれるパターンです。ただ、受講生が大学生であれば、大学生側の動き方や気持ちの部分などを中心に話すことになりますし、地域側になれば地域の方の動き方や気持ちについて話すことになります。

大学生が卒業して、UターンやIターンで鳥取の地に来てくれるように徐々になってきています。そういう時間軸を積み重ねてできる話の場合は、歴史をかいつまみながら話すことになります。お客さんのオーダーをもらってから、素材を選び料理を作る感じなのかなと。

全部1から作るのも、時間がもったいないので過去のプレゼン資料も活用しながら一部新しいものを作ったりしていきます。

3.講演プレゼンを事前にチェックしたいという依頼

行政の依頼でよくあるのですが、事前にプレゼンをチェックしたいという話があります。配布資料が欲しいので、データを事前に入れてくださいというのはわかるので、配布用だけ先に作って送ったりはします。

最近は、本番→抜粋(配布資料)になるので、提携の配布資料を渡すようになってきました(ほぼ活動概要)。結果的に、全然配布資料にない話も出てきます(笑)。

チェックしたいという依頼があるたびに???となるのですが、僕は依頼主には無いノウハウや知見があるから、”講演”を頼まれているわけなので、依頼主がチェックしたところで、何か変わるわけでも新しい発見が生まれるわけでもないです。

ってか、何視点でチェックするんですか?

結論からいうと、配布資料バージョンを送って、それを印刷して配ってもらって、当日は変更した資料で話はします。僕は冒頭に「配布資料には載ってない情報もしゃべるので、前を見て欲しいです」ともお伝えします。

4.講演プレゼンは事前には渡せない

というわけで、厳密にいえば”講演プレゼン”は事前には渡せないです。直前まで作っている場合もありますし、配布資料とは役割が違うから。そして、事前にチェックもらう意味もないから。

僕もいろいろ経験しているので、その時の状況や地域の実情になるべく会うように話をしたりします。外部の人だからこそ言った方が良いことはいいますし、言わないほうが良いことは言いません。ヤバい話もしませんので、その辺は最低限の信頼のもとにやらせてもらえたらと思います。

5.講演・講座の事前プレゼンチェックはしないで

そういうわけで、この記事を読んだ方は、講演とか依頼したら事前にプレゼンチェックするとかやらないで欲しいです。僕は慣れてしまって、知れっと配布資料だけ渡すようにしてますが、講師側としては、もやっとする部分もあると思います。意味がわからないから。

そんなことを思った2月の昼でした。

今日のおまけページは、最近の嬉しかったこと1つと反省点1つです。

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