都市と鳥取の関係性をつくる
出張から帰ってきたゲンヨウです。鳥取県鳥取市で地域と若者のチャレンジを後押しするNPOを経営しています。
1.東京と大阪で
週末に大阪、東京でイベントを開催してきました。鳥取から地域で頑張っているプレイヤーに現場の話をしてもらい、都市部の興味ある方と一緒に関わり方を考える時間をつくってきました。
大阪では琴浦町で空き家を購入した地域おこし協力隊の久和さんに、東京では、南部町でゲストハウスを運営する井上さんをゲストに来場されてきた方とやり取りをしました。
2.移住だけじゃない関わり方
最初に僕の方から、移住以外の地域への関わり方の話と、地域には若手のキーマンが見え始めている話をさせてもらいました。
鳥取で20年近く地域系の動きを見ていると、SNSを多くの人が触れるようになったため、地方の活動者同士は繋がりやすくなっています。また活動内容もより詳しく知ることもできます。noteも一つそうですが、個人に媒体があること、更新が容易であること、媒体が人同士をつなぎやすくしています。
また、技術の向上により遠隔でも関わる方法が少しずつ出てきています。例えばzoomなどの会議ツールの発達によって、距離の離れたオンラインでの会議が可能になりました。都市部に住んでいても地域の会議に参加が技術的には可能です。
都市側の目線や仕事で培った技術なども、距離が離れても提供できるものがあり、smoutやふるさと兼業などの副業兼業マッチングサービスも始まっているので、つながりやすくなっています。
ボランティアやワーキングホリデー、ワーケーションという言葉も出てきていて地域への短期的な関わり方も生まれてきています。
3.地域側と直接意見交換をする機会
今回のように、地域の側の人が都市部まで出て行き話をする機会が有効だと感じました。地域おこし協力隊として赴任したとしても、住む時間が長くなることで、見落としている視点があったり。気づきはあります。
業務や職務の違いから見えること、お互いの興味の中で気づくことも結構あることがわかりました。また、地域側の悩みの部分にも触れてもらうことが良いです。出身者などはわかりやすいですが、多くが高校卒業を機に地元を離れているため、地域の現状とか課題とかあまり認識できてないまま出ています。そこについて考えてもらうのは良い機会です。
4.距離を超えた関係性を作っていく
同じテーマについて一緒に考えて、お互いにやれそうなこと、やってみたら面白そうなことをやり取りしました。
各自の能力的な関わりしろ(やれそうなこと)、モチベーションの関わりしろ(面白そうなこと)が、距離を超えた関係性をつくっていくと感じています。
能力的な関わりしろは場や組織、地域に対しての有用感を得ることができます。本人にとっては特筆すべきでない技術や能力であっても、地域にとっては貴重なスキルになったりします。誰かのためにを感じることができる瞬間です。
モチベーションの関わりしろは、期待値といえばわかりやすいですが、未来を一緒につくる、欲しい未来を手に入れる可能性やワクワク感であると思っています。海辺の綺麗な朝を散歩してみたいとか、古民家の一室で、地域の子供とご飯を一緒につくる。
今、役に立つこと。未来を一緒に考えること
この2点をハイブリッドさせていくのが、距離をこえた関係性を作っていくポイントになるのではないかと思っています。
大阪に来てくれた久和さんが関わるプロジェクトは、クラウドファンディングを実行中です。ふるさと納税を活用していますので、検討いただければ嬉しいです。
東京に来てくれた井上さんはゲストハウスを南部町(鳥取県西部)で運営されています。白鳥に会える宿という話もしていました。ぜひ、来ていただきたいです。
今日のおまけページは、東京出張で気づいたサシ飲みの大事さ3点です。
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