機会にはグラデーションがある
大学生×地域(企業・集落)のコーディネートを行っているゲンヨウです。大学生の相談を聞いていると、何か○○という経験をしたら自分がパワーアップすると勘違いしがちな場面に出合います。逆に△△は、自分にはハードルが高いみたいな話。○○や△△には、留学とかインターンシップとか学生団体などをあてはめてもらうとわかりやすいかと。
実は下記のイベントで、いろいろ大学生のチャレンジを聞いていて、一つのキーワードが留学でした。そこから動きに繋がったんですね。やって良かった。動いてくれた皆々様に感謝です。6月にまたやりたい。
その時にはトビタテ留学JAPANの経験者とかいろいろいたのですが、まずは飛び込んでみたいという話だったので(一年生)、鳥大卒業生でちょうど留学案内の事業を始めていた方をご案内しました。
彼女とは、起業時の相談を少し受けていて、大学生との接点が作れたらいいですよねーという話をしてました。本人の経験談からカナダのおススメ部分。もちろん、他の国を選択するのもありだし、留学と一言にはまとめられない現実的な部分などの話も聞けました。僕は留学経験者ではないので、他の選択肢もちゃんと提示しながら丁寧に話してくれる彼女のサービスは、一年生にはありだなと思ったのです。
留学の話でも出たのですが、チャレンジの機会にはグラデーションがあります。留学と言っても、休学してガッツリ課題解決までトライするぜってものから、夏休み期間限定の留学まで。インターンシップも同じで職場体験型のものから長期実践型まで。
幅があって、プログラムを通じて得られるものとか、実行するために必要な経験値とかいろいろ変わってきます。
その中で自分の現状にあったものを、取捨選択していくのが大事だと思います。うちの職員のM梨君は、大学休学して能登半島までインターンシップに在学中に行ってました(しかも大学四年次)。
一般的なタイミングとしては、なんで?って感じなのかもしれないですが、そこを考えて飛び込んだ彼には、経験を積んだもののみぞ知る世界があり、最近のつぶやきには独自の重みを感じます。
これ載せていいって聞いたら、下の句みたいな追加文章があるといわれたので追加掲載します。
「あなたの価値観が面接で伝わらないと、人事の人も採っていいものかどうか判断できない。結果、価値観がよく分からない人は採らない。人事の人もビビりながら面接している。一人雇うのってめちゃめちゃお金かかるから。 まつなし」
お互いが対等な立場でフェアに判断するには、「○○をやったら」ではなく、「なぜあなたは○○をやるのか?」それが重要になってくるよというお話しです。それを問う存在で僕らは常にありたいなと思います。めんどくさい集団かもしれないけど。
もちろん、話をしていてもっとチャレンジできるのでは?という学生にはネクストステップを提示しますし、やらねばならない焦りみたいな学生には、あったプログラム(インターンシップに限らない)を提示します。丁寧に話もします。
コーディネーター仲間の北海道エンブリッジの浜中さんが、すごくわかりやすい記事を書いてくれるのでシェアします。
==一部引用==
しかし、成長とともに「実践」と「対話」の
どちらかに偏りが出ます。
実践が得意な人は実践型。
対話が得意な人を対話型。
僕の勝手なイメージですが、実践型の人は面白いと思えば躊躇なく飛び込むことができ、ワクワク・ドキドキが大好き。未開なものに挑戦し、リーダーシップがあるように見えます。
一方で、小難しく理由を考えたり、日報を出すのが苦手だったりします。
対話型の人は、機会が巡って来てもすぐには手を上げず、一旦考えてから決断します。一歩引いて全体を見て、コツコツ改善するのが得意。
直感で行動したり、グイグイ前にでることが苦手です。
==ここまで==
実践型と対話型という分類がわかりやすいなー、さすが浜ちゃん。言語化できてて尊敬します。そして、両者は実践過多、対話過多になってしまうと。そこを行ったり来たりしていくのが良いのではという話でした。
就活の早期化とか、終身雇用がないとか、キーワードは不安にあふれるばかりの昨今ですが、「実践と対話」のバランスと自分のタイプをみながら、「自分にあった機会を自分で腹落ちして決める、やったことをちゃんと振り返る」ことを丁寧にやっていけば、例え他人と違う進路だったり、似たような進路だったとしても、不安やブレが減るんじゃないかなと。それが僕が思うしなやかに生きるってことです。
夏休みに向けて、ちょっといろいろ考えてみようかなって人がいると思います。気軽に声掛けください。今回の留学じゃないですけど、うちのサービス以外にも可能なものはご案内します。
M梨さんの企画もおススメします。
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