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喪女を卒業するための5つのカギ<後編>

草食系男子が増えつつある今、美人で性格が良くても、受け身だと彼氏が出来ない! そんな風に嘆いてらっしゃる皆さんに朗報です。

オクテ女子のための恋愛基礎講座』には、自称「挙動不審のブス」だった著者のアルテイシアさんが、体を張って発見した恋愛テクニックが満載。

前回に引き続き今回は、年齢=彼氏いない歴の女子でも今すぐ出来る、喪女脱出のハウツー、その3・4・5をご紹介します!

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3つめのカギは「単独行動」。口説かれる女子はバーでよく1人飲みとかしています。バーには女と話したい、女を口説きたい男性客が一定数いるため、練習場所にはもってこい。モテ系のコスプレでイイ女プレイのつもりでカクテルでも頼み「このお店よく来るんですか?」と男に話しかけて脳内で犯しまくる。これはオクテ女子にとって最高のエクササイズになります。

 ここで「1人でバーに行ったことないし」と女友達を誘っちゃいけませんよ。女友達の前だと、いつもの面白キャラになっちゃうから。私も女子校出身なので、女友達の前だと全力で笑いに走ります。イイ女ぶってる自分など「そんなみっともない姿、見せてたまるか!」とプライドが許さない。だから男女でカラオケに行っても「容赦はしないぜ~つっぱりとおすぜ~♪」と『土俵の英雄』を絶唱します、腰を落として張り手のポーズで。要するに、男にモテるより女に受ける方が嬉しいのです。そういう人は盛り上がりたい時は女だけで盛り上がって、恋愛面では単独行動した方がいい。

 とはいえつまらない会話に耐えられず、つい面白いことを言いたくなる。その時のカギは「テンション」です。面白い女はモテないと言われますが「テンション高すぎる女」がモテないのです。

 女同士の女子校ノリとは前のめりにトークして両手をバンバン叩いて笑う、ひな壇芸人的なノリ。自虐・毒舌・下ネタもぶっこんで、ギャースカ盛り上がるのは最高に楽しい。でもそれは場を選んでやるべきです。逆の立場で考えてください。コンパや飲み会で、やたらテンション高くて男同士の内輪ノリで盛り上がる男性陣に対して、冷めませんか? 「自分たちが盛り上がりたいだけで、こっちに興味ないんだな」と思いますよね。

 「俺は女に笑わせてほしいんじゃない、女を笑わせたいんだ」と言うのは肉食系のヤリチンです。ヤリチンじゃないマトモな男子は、女を笑わせるスキルなどないと自覚しているため「面白い女の子っていいよね」「笑わせてくれる彼女なんて最高だよ」という意見が実は多数派。よって面白さを隠すのではなく、芸風を広げましょう。

 私がお手本にしたのは、笑福亭仁鶴師匠のトークでした。淡々と落ち着いた口調で面白いことを言うのが仁鶴トーク。かつての私はひな壇芸人のようにワーッと早口でしゃべりまくり、戦慄するほどモテなかった。でも面白くてもモテる女子もいて、その違いは口調とテンションだと気づきました。また、親しくなる前に自虐・毒舌・下ネタをぶっこむと「卑屈・意地悪・デリカシーがない」と誤解されがちなので「くすっと笑えて共感できる面白エピソード」等で笑いをとれるようネタ帳を作るのもオススメ。女同士の場ではひな壇トーク、異性のいる場では仁鶴トークと使い分けられるよう、芸風を広げてください。

 最後に、5つめのカギは「アドバイザー」。

 初心者がピッタリのキノコを見つけるには、ベテランのキノコ狩り名人にアドバイスをもらうのが一番。というわけで、皆さんもアドバイザーを探しましょう。その際は、同世代だけじゃなく年上の既婚女性も候補に入れてください。

 既婚者は恋愛のリングから引退した身なので、サポート役に専念できます(既婚者主催のコンパや紹介の成功率が高い理由もこれ)。かつ引退した立場の方が、第三者的な視点で冷静に男を見極められる。私も自分が辛い恋をしていた時代は、女友達のだめんず相談に「好きならしかたないよね……」と答えてました。でも今は「腹ペコで餓死しそうなのはわかる、でもそれは食べたらあかんキノコや!」とズバッと言える。

 特にアラフォーの元ビッチはアドバイザーにピッタリです。数多の失敗を経験したうえでの意見をくれるし、そういう女は恋愛相談に乗るのも好きなもの。かつアラフォーになると、若い子が自分の産んだ子どもに見える現象が起こり、やたらと世話を焼きたくなる。私もアラフォーの友人たちと「最近、若い子を見てると可愛くて涙が出てくる」「母性を持て余してるのか?」「はたまた更年期?」と言い合ってます。「結婚したいけどご縁がなくて、相談に乗ってもらえませんか?」と言えば、世話焼き母さんのようにサポートしてくれますよ。

「独身女は女同士でいるのが楽しすぎて男を必要としないがゆえに独身なのだ」という指摘があるけど、女ネットワークを有効に活用することもできます。たとえば女子校育ちは幼なじみのように育つため、大人になっても喪女とビッチが仲良し。ビッチ組は異性交遊が得意なのでコンパや紹介もしてくれるし、恋愛相談にも乗ってくれます……と我田引水で恐縮ですが、私も過去に何組かカップルを成立させました。

 一例としては、彼氏いない歴=年齢だった女友達に大学の同級生を紹介しました。「マジメでいい奴だし会ってみる? 超巨根だけど」と。私がその巨根を入れたわけではなく、飲み会でザコ寝していた時に朝勃ちを目撃して「どえらいビッグマグナムや……!」と息を飲んだのです。その後二人は付き合うことになり、ビッチ組が集まってブレストが行われ「初めてがアレはキツいぞ、どうする?」「呼吸法で痛みを逃すのはどうだ」と案が出て、友人はそのアドバイスに従いヨガの呼吸法を研究しました。そして初体験の後「どうにか入った!」と報告メールがきて「ビッグマグナム作戦、大成功や~!」とハイタッチした友人一同。

 数年後、二人の結婚式で我々のテーブルは「うおーめでたい! マグナムワッショーイ!」と海賊の宴になっていました。ちなみに彼女は出産の際「痛みの逃し方が上手い」と看護師さんに褒められたんだとか。先日2人目も生まれて、こちらも天に宝を積んだ気分で幸せをわけてもらっています。

 オクテ女子はビッチに偏見や苦手意識があるかもしれませんが、一度話してみてください。キャラや属性は違っても話が合えば友達になれるのが、女同士の良さなのだから。





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