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ここまでわかった! 宇宙の謎、地球の不思議に迫った3冊

知的好奇心をそそられる、宇宙や地球に関する本。ところが、いざページをめくってみると、専門用語や数式ばかりで、途中で挫折してしまった経験のある人も多いでしょう。ここでは、文系の人にもとっつきやすい、平易なサイエンス本を厳選して紹介します。

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①「新書大賞」にも輝いたベストセラー

2011年の「新書大賞」に輝き、大ベストセラーとなった、物理学者・村山斉さんの『宇宙は何でできているのか』。「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という、人類永遠の疑問に挑んだ一冊です。

その疑問を解くカギとなるのが、ヒッグス粒子、ニュートリノ、暗黒物質、クォーク、超ひも理論といった、世界的に注目されているキーワード。本書では、これらが一体どういうものなのか、かみくだいて解説しています。

宇宙の謎はどこまで解明されているのか、最先端の知見に触れたい方は、ぜひこの本からどうぞ。

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②「海の神秘」をわかりやすく解説

広い宇宙の中で、なぜ地球は生命の存在する星になりえたのでしょうか? それは、地球には「海」があったからです。

世界中の海を調査してきた京都大学准教授、後藤忠徳さんの『海の授業』は、海の神秘をわかりやすく解説した本。「海はいつ、どのようにできたの?」「海が青く見えるのはなぜ?」「なぜ海の水はしょっぱい?」「深海にはどんな生き物がいる?」「なぜ津波は起きる?」「伝説のムー大陸は本当に存在した?」……。

こうした素朴な疑問に、徹底的にわかりやすく答えています。自分は海について、知っているようで何も知らなかった、と痛感する一冊です。

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③大地震から大切な人を守るために

自然は私たちを育む一方、ときに牙をむくこともあります。最近、また増えつつある地震もそのひとつでしょう。

ミリオンセラー『キッパリ!』で有名なイラストレーター、上大岡トメさんと、その実姉・上大岡アネさんによる『生き延びるための地震学入門』は、おそらく史上もっともわかりやすい「地震学」の本。「地震はどうして起こるの?」という初歩的な疑問から、「地震とどう向き合うか?」という対策まで、マンガと図解でとことんわかりやすく解説しています。

いつか訪れるであろう南海トラフ巨大地震、首都直下地震などにそなえるためにも、読んでおきたい一冊です。

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宇宙のこと、地球のことを知ることは、自分がどこからやって来たのか、自分は何者なのかを知ること。決して、遠い世界の話ではありません。これらの本をきっかけに、宇宙や地球のことを、ぜひ身近に感じてみてください!


(写真:iStock.com/NicoElNino)