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医師が本当にオススメする歯磨き剤は「アパガード」だった #5 糖尿病がイヤなら歯を磨きなさい

日本人の8割がかかっている「歯周病」。実は糖尿病をはじめ、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、肺炎など、命にかかわる病気の原因になることをご存じでしょうか? 医師・西田亙先生の『糖尿病がイヤなら歯を磨きなさい』は、歯周病と全身の病気の驚きの関係から、予防と改善に役立つお口ケアの方法まで、私たちが知らない健康の新常識を教えてくれる一冊。読んだらきっとすぐに歯を磨きたくなる、そんな本書の中身をご紹介します。

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歯の表面をツルツルに保つには

歯には象牙細管という、とても小さな穴がたくさん開いています。歯の中を貫通する微細なトンネルのようなものです。象牙細管の表面はエナメル質によりコーティングされています。

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「歯がしみる」のは、このエナメル質のコーティングが削られたり、むし歯によって破られることで穴が露出し、そこからいろいろなものが入って神経を刺激することで起こります。歯医者さんで歯を削られたあとにしみたり、むし歯の初期に歯がしみるのは、そのためです。

また、エナメル質のコーティングが取れてしまうと、歯の表面が凹凸になり、そこにバイ菌が付着しやすくなります。

寝ている間の歯ぎしりによっても、歯の表面に強い力がかかることでコーティングが割れ、傷つきます。こうして自分でも気づかないうちに、歯の表面が目に見えない小さな割れ目で覆われて、バイ菌の侵入を許してしまうのです。

このような仕組みから考えると、歯の表面をいつもツルツルでピカピカにしておけば、バイ菌は住みつけず、歯もしみないことがわかります。

バイ菌が歯に侵入したくても侵入できないようなツルツルの表面を保つこと。すなわち予防こそが最大の防御なのです。バイ菌を殺すことよりも、歯の表面をツルツルにしてバイ菌が取りつくしまがないようにする。これが私が考える「前向きの歯磨き」です。

ですから、歯磨き剤についても、むし歯菌や歯周病菌などの除菌・殺菌効果をうたう歯磨き剤よりも、歯の表面をコーティングし、滑らかさを保つ効能を持った歯磨き剤をおすすめします。

汚れを取るのでなく「汚れなくする」

私は現在、歯並びの矯正治療中なのですが、歯並びを良くするために一部の歯をわずかに削る処置を受けたことがありました。それ以来冷たい水が歯にしみるようになり、うがいをするのも怖くなるほどでした。一時的な知覚過敏症になってしまったわけです。

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知覚過敏症に効果のありそうな歯磨き剤を調べた末に出会ったのが、商品名で「アパガード」というシリーズの歯磨き剤です。「芸能人は歯が命!」という、かつてのCMコピーを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

歯のエナメル質は、主にハイドロキシアパタイトという成分からできています。「アパガード」シリーズには、NASAの特殊技術を応用して開発された薬用ハイドロキシアパタイトが配合されています。

薬用ハイドロキシアパタイトは、凹凸になった歯の表面を、パテで修復するように、きれいに埋めてくれます。そしてミネラルが溶け出した(脱灰と言います)初期むし歯も、再石灰化を通して元の丈夫な歯質に戻すことができます。さらには、むし歯菌や歯周病菌などのバイ菌を吸着し、除去する力も持っています。

薬用ハイドロキシアパタイトが持つ、歯の表面を修復する力を、私は自分の体で実感しました。

なんとツルツル感は使い始めの翌日から体感でき、知覚過敏症のほうも、さすがに少し時間がかかったものの、1カ月経った時点でほぼ消失してしまったのです。このツルツル感とお口のサッパリ感を一度味わってしまうと、もうほかの歯磨き剤は使えません。

現在市販されている歯磨き剤のほとんどは、「汚れを取る」ことと除菌・殺菌、そして爽快感に重点が置かれています。これに対して、「アパガード」は、歯の表面をツルツルにして「汚れが付かない」ようにする、唯一の「前向き」な製品と言えます。

お値段は高めですが、高級クリームなどの化粧品と比べれば、お安いものではないでしょうか。

人生100年時代を踏まえたとき、こうした歯をツルツルにする前向きのお口ケアが、40代以降はとくに必要となるでしょう。まさに「中高年こそ歯が命!」なのです。

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