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30.第18夜 キレイごとでは伝わらない! Girls & Boys(GB)がスマホで人生を壊さぬ為の楽しい言霊  いじめ特別編⑤いじめGBの大切 ?

🥺ゲームチェンジ(世の中と自分)を目指して書籍化希望です。
☆当作品の評価はスマホを持つ子供が自分を守る知恵を身につける事です。
「漫画化されて子供が読むイメージ」で感じてください

【どうしたい】
「やってはいけない」より「自分で自分を守る知識」へ
【伝えたい】
①人生に関わるスマホの危険の本質
②危険の既視感による地雷を避ける感覚
③地雷を踏んでも自分を見失わずに修正出来る感覚
【目標】
エンターテイメントで
最後まで楽しく読んでもらう
知らず知らずに頭の中にインプット
【その為に】
明るく・鋭く・なるほどー・馬鹿らしく・率直に・いいノリで・
⇒シンプルに独自の解決策を示す

(当文章は書籍化による漫画やイラストをつける想定のシナリオ仕立です)
◎主要登場人物
☆ヒロッチ(中二) 主人公 身長155㎝ 元気者 ショートヘア
☆ハピー スマホ学園のスマホティーチャー 異世界からの召喚能力をもつ 
チアダンスが好き。未来看護師的制服とゴーグル着用
☆マッサラン ハピーの先輩スマホティーチャー 普段はスーツ姿 長髪
よくハピーの厄介事を押し付けられる 
☆校長 ハピー・マッサの上司。二人からよく厄介事を押し付けられる。

当ストーリー用語解説
GB (GIRLS & BOYSの略称) 
ダブルY(わいせつ野郎の略称)

●あらすじ
スマホを買ってもらったばかりのヒロッチが偶然が重なって自分の夢の中の次元断層に「ズレたパラレルワールド」のスマホ教師であるハピーを召喚してしまった。ハピーを元の世界に戻すには「スマ地雷最短エスケープ講座」のコンプリートが必要だ。さてネットいじめのテーマになった時、①「ネットいじめ」の問題はいじめ全体を取り上げないと改善されない②ここまで触れてきた誹謗中傷、承認欲求、依存症(ドーパミン)と全て関連しあっているから深堀りせざるを得ない。という校長の熱い主張により「いじめ特別編」になだれこんだ。
そして今回はいじめを減らす重大局面に至った。

◎ハピー
「今回のテーマはいじめGBです。いじめ問題はいじめGBを抜きには語れません。勿論、この問題をなくすにはいじめない事につきますが、『いじめをやめましょう』と学校で言い続けても無くなっていません。先生間のイジメやパワハラ迄あるのだから当然ですよね。今回、いじめGB用の席を設けました。どんな話になるのやら ? ?」

イナレワ クスモレ ダトイナ レワクス ガナミハ クョキッケ

召喚№16 いじめGB達と人格者再来

今回のカリキュラムにはいわゆる『いじめっ子』をお招きしてスタジオでのやり取りとさせて頂きます。尚、今回の講師約はAIが今までの出演メンバーから一番の人格者を選抜させて頂きました。
AIが選んだのは ジャジャジャジャーーーー――ァーンッ ! ! 
Mrsフェイクが選ばれました。ちなみに他の全員は落選でした。
◎校長
「ワシもじゃ(涙)」
◎ハピー
「私もでぇぇーす」(笑)
◎Mrsフェイク(マリア)
「それではふつつか者ですがよろしくお願い致します。ちなみにファーストネームはマリアです。宜しくお願い致します。いじめGBちゃん達、身構えないで聞いて下さいね。今更、当り前のように『いじめないで』とは言いません。自分の事だけを考えてくださいね」

(いじめっ子席には約10人の男女がパイプ椅子に座っている)
◎いじめっ子席
(うんうんとうなずく)
◎マリア
(人差し指がフワッと光る)「この人差し指を見て感じてくださいね。勿論、イジメられている人は辛いんだけど、イジめる人も本当は悲しい存在なの。貴方達は知らず知らずの内に『貴方達が嫌っている残念な大人達』に近付いているのかもしれません」
◎いじめっ子席
(ピィィィィィィーーン)
(何人かが反応して視線を上に向ける)
◎マリア
「例えば、子供の話を全く聞こうとしない、気持ちを分かろうとしない、気に入らない事があれば当たり散らしたり、平気で他人を傷つけたり暴力をふるったり、『ありがとう』も『ごめんなさい』も言えなかったり、自己中で威張り散らしたり、自分は頑張らないのに期待だけ押し付けてくるとか」
◎いじめっ子達
(うんうん顔)
◎マリア
「でも、それは将来のあなた達の姿かもしれないの。今のあなた達が受け取れていない大切なものが、たくさんあります。人の優しさ、優しさを感じる心、美しいものを感じる心、通い合える気持、優しいラブソング、本当のあなたを愛してくれる人、素直に表現出来る感情、ドキドキする気持、感動して涙する気持・・・・・・それらの全ては貴方達から遠ざかっていき、その存在自体を気付けない、そして存在自体を忘れてしまった残念な大人になっていく・・・」
◎ヒロッチ
「それ。。。。悲しい」(涙)
◎いじめっ子 (皆、虚ろに遠くを見ている)
◎マリア
「あなた達が、本当に欲しい『何か』は、他の誰かに自分を認めてほしい気持、本当の自分を理解してほしい気持、優しく包み込まれたい居場所、なのかもしれません。でも、多くの人はそれに気付けないし、気が付いてもどうしていいかわからずに正面から向き合わなくなってしまう。意地や見栄を張って誰かをバカにしたり・えらそぷったり、自分を守る為に攻撃的になったり・貶めたり、素直に自分を表現出来なくなったり、居場所がほしくて悪いグループに入ったり・・・」
◎ヒロッチ
「依存症の講義の『無意識の不快』に似ていません?」
◎マリア
「そう。『いじめ』も『無意識の不快』を代替えする無意識の『逃避』の一つだと思います。更に『気持よさ』とつながると、依存症的傾向が傾向が強くなっていくの。知らず知らずに『明日はどうやってイジメてやろう』って思う事が気持よくなるの」
◎いじめっ子達
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
◎マリア

「イメージしてくださいね。。誰かをいじめて喜んでいる今の自分って好き?」
◎いじめっ子達
・・・・・・・・・・・・・・・(少しだけ顔を赤らめて下を向く)
◎マリア
「残念で嫌な大人になりたい ?」
◎いじめっ子達
「・・・・・・・・・・・・・・・(下を向いたまま)」
◎マリア
「実はあなた達の方が『いじめられGB』より『残念で嫌な大人』を嫌っていると思うの。なのに貴方達の方が『残念で嫌な大人』にどんどん近づいている事に気付いて下さいね」
◎いじめっ子席
「脅してるんですか? 少し強引過ぎませんか?」
◎マリア
「そうですね。少し強引ですね。でもね、いじめをして喜んでいる人が他の人から本気で愛されると思いますか ? 信頼されると思いますか ? 本当のいい友達が出来ると思いますか? 本当のあなたの気持ちが満たされると思いますか ? 全てが逆流しちゃうの。。求めれば求める程、遠ざかっていくの。結局、いじめるって行為は誰かを傷付けた分だけ未来のあなた達を傷付け続けるの」
◎いじめっ子席
(目を大きく見開く)
◎マリア
「本当の自分を大切にしようよ。だったら今の貴方達の何かが自然と変ってくよ。。。ぎごちなくても。。」
◎いじめっ子席
(皆、下をじっと見ている)
◎マリア
「難しい話はこんな感じにしておきましょう」
(いつの間にかレオタード姿)

◎全員
「何故、レオタード姿 ??????」
◎マリア
「今から私達が皆にいろんなアドバイスします。だからぁテンション上げますわよぉぉーーーじゃあ今から皆の未来の為にパァーーッと行くわよ ! !」
(何故か白鳥の湖のポーズ)
◎マリア
①自分自身を なぜなぜ探検しよう ! 
◎いじめっ子席
(皆、目を見開いて『いきなり唐突 ! !』 )
◎マリア
「自分の心の中を感じる事ってすごく大切だよ。『楽しい』とか『好き』とか『嬉しい』とか思ったら、後から思い起こしてみて。例えばこんな風に探検してみるの。
★『何で楽しいんだろ?』
★『何で好きなんだろ?』
「(私の楽しい理由って他の楽しい人と同じかな?)(他にも楽しい理由ってあるのかな ?)(好きな理由って他の人の理由と違うのかな? )(何が違うかな ?)  『いい記憶』ばかりを探検していいのよ。たまに気が向いたらやってみてね。寝る前とか移動時間とかいいかもしれませんね。それで思いついた事は例えば音声アプリに保存して溜めておきましょう」
◎いじめっ子席
「それで何が変わるの ?」
◎マリア
①自分の心の中を探検し続ける事で様々な自分に気付けるかもしれないの。探検中に必ずどこかで『何で悲しいんだろう』『何で嫌なんだろう』って感じる事にも出会うの。全ては自分の中でつながっているから。。。。いじめをしたくなった『自らの内側』に気付けるかもしれない。『悲しさ?』『寂しさ?』『劣等感?』。それは『イジメをする自分』と『イジメをしない自分』との気付く事に近づけるかもしれないの。
②自分を感じれば感じるほど『他人と自分は違う』のが当たり前な事に気付くの。そうなれば『アイツは他の人と違うからいじめよう』とは思いにくくなるの。『皆が同じであるべき』って考え方は『異質な人を排除する』『出る杭を打つ』という考えにつながるの。本当は皆、違う個性なのに上から管理しやすいように「同じ形」にまとめようとするのは大人の都合よ。「あいつは自分よりもこんな所がすごい。だけどこの部分は自分の方が素晴らしいな」って思えた方が絶対に素敵よ
③貴方達のスマホアプリに保存した答えが数週間前や数か月前と違ったりする事が普通にある筈なの。それは常に貴方達が様々な経験を吸収して変わり続けてるって事なの。その事を実感出来れば、貴方達が『今の小さな自分を守る為』に意地や見栄を張ったり、頑なになる事ってとても勿体ない事だと思えるかもしれない。大切なのは常に自分の何かをアップデートする意識を持つ事だと思いますよ。ついでに言うと、そんな前向きな人はいじめなんてしないの

◎全員
「ただの人格者だと思っていたらこの人すごいっ ! (校長の目だけ❤)」
◎いじめっ子席
「もっといろいろ話してっ ! 」
◎マリア
②もっと自分の心を揺さぶってみようよ
「優れた本や映画や音楽やドラマやアニメや美術品には心を揺さぶるものがあるの。そんな作品にどんどん触れて自分を揺さぶってみませんか ?揺さぶられた心は裸になって『今迄、気付かなかった貴方』や『これからの貴方自身』を感じ取れるかもしれない。多分、『いじめなんてつまんないな』とか『それどころじゃない』って思うかもね。そして、そんな気付きを話せる相手がいたらいいよね」
◎校長
「ワシにもジジ臭い事を言わしてくれぇぇぇぇ」
➂本当はマラソンランナーかもしれんのにのぉ
「生まれた時のスタート地点の違い」「成績の違い」「現状の勝った負けた」は人生という長いレースの中では常に逆転の可能性があるんじゃ。勿論、成功や満足の価値観は個人によって違うんじゃが、今、勉強が出来たから将来、決して成功するとは限らん。今、大した成績でなくても成功する人もいる。「厳しい環境で学んだ経験」が我慢強さや優しさや奥深さになって花開く人がいれば、逆に若い時に成功しても、チヤホヤされて自分を見失い、失敗する例も多い。いじめ行為をして誰からも叱られなかったり、親にもみ消してもらった人は世の中を甘く見て、大人になってから犯罪行為に加わったりしてしまう事もある。ワシのようなジジイに言わせてもらうと人生の成功は人生の終わりに近づかないとわからんという事じゃ。よくないのは今の劣勢を理由に世の中を憎んだり、何かに逃げたりして頑張るのをあきらめる事じゃ。勿体ないのぉ~本当はマラソンランナーかもしれんのにのぉ。大切なのは先行ランナーなど気にせずに毎日、コツコツと自分をアップデートし続ける事じゃ。
◎いじめっ子席
「でも、いくら勉強を頑張っても成績が上がらないのは辛いよ」
◎校長
「頑張ったけど学校の成績は上がらない。。。。だけど〇〇〇〇だったら頑張れるかもしれない。アート?数学?音楽センス? 演奏 ? 歴史?文章力?語学力?心理学?将棋 ? 粘り強さ? もっと他 ?学校の成績と才能は別モンじゃ。簡単に見つかるものではないし、色んな事にチャレンジする時期じゃから焦らずにやろうぞ」
◎いじめっ子席
「才能って何だと思いますか ?」
◎校長
「ワシの考え方じゃが、『才能』とは、ずっと飽きずに続けれる『何か』だと思うぞい。知らず知らずに頑張り続けれるから次の何かにつながる。逆にセンスがあっても継続出来なければ終わってしまう。よく『山を登り切ったら先に、はるかに高い山があった』という表現がある。それは逆に言うと『小さい山であっても登らないと次の山が見えない』。人であれば『小さな山であっても登り切れば次の自分に出会えるかもしれない』という事じゃ。但し必ず出会えるとは限らない。それに若い時に出会える人もおるし、山が大きい人は、たくさんの経験のパーツが揃わないと出会えない人もおる。おっと『ゲームを飽きずに頑張り続けれる』というのは(プロを除けば)ゲーム会社に『飽きず楽しみながら続ける』ように作られておるので誤解せぬように」
◎マリア
「『私(僕)の才能や長所って何だと思う ?』なんて家族に聞いてみても面白いかもね。先生でもいいし、友達でもいいかもね」
◎校長
「個人的な意見じゃが現在のGBはネットスキルを高める事が大きな成功への可能性につながっておるよのう。年寄りを飛び越えて世界でも戦えるジャンルじゃ。レールはなくても頑張れば頑張るだけ報われる可能性があるのでワシは羨ましい」
◎ハピー
「はいっ! ハピーのアドバイスです」
④イジメより楽しい事を見つけましょうよ
(校長と肩を組んで足を高く上げるポーズ)
ダンス?スケボー?よさこい?プログラミング?バンド?イラスト?作曲?創作?読書?料理 ?
⑤他人を羨ましがったり妬んだりするより、他人に幸せを与える役になれた方がいいよね。幸せの好循環が回りだすわよ。
⑥睡眠たくさんとる事ぉ~イライラしてたら流されるよ

◎マリア
さぁ、最後にアンケートをします。いじめっ子席の人、ゆっくり考えてくださいね ! !
A)やっぱり誰かをいじめてしまいそう
B)ダメもとで「なぜなぜ探検」をやってみる
C)いじめは悪い事だからやめる
D)このまま嫌な大人になりたくない
E)皆に優しくしてあげたい
F)いじめよりも楽しい事を見つけたい
G)いろんな人に自分について聞いてみたい
H)感動する本を読んだり映画を見たい
I)自分の為にいじめをやめたい
J)先ずは睡眠時間をたくさんとる
K)イジメなんてしない方が幸せかな ?
L)いじめをするような大人になりたくない
M)ネットについて勉強して専門知識を身につけたい
N)他にもいい答えがあるような気がするので考えたい

◎マリア
「それでは私は家族の食事を作る為に帰ります~。将来、残念な大人にならないでくださいね。貴方達は自分の未来の為にいじめなんてしてる場合じゃないの。いろんな事に出会ったり、経験したりしていろんな事に気付かなきゃあいけないんだから。今後、貴方達に好きな人が出来た時、過去にいじめなんてやってない、又は反省して謝る事が出来たような貴方でいてくれると嬉しいです。。。。あっ、そうだ。ひどいイジメをした人はネットで名前や顔写真やプロフィールをさらされたりしてる事例があるようなので大変なことになりますよー。いじめはよくないですよー。それではありがとうございました。失礼します。」
◎いじめっ子席
((ゾッ)最後に怖い事を言って帰った ! !)
「すぐには出来ないかもしれないし、どんなやり方をしたらいいかわかりませんが、先ずは考えます。自分の為に」

ハピーの挨拶

◎ハピー
「ところでヒロッチ。残念なお知らせがあります。とうとう明日の夜が最後のプログラムなの。コンプリートで次元断層から脱出出来るようになるの。ずっと夢の中にいさせてもらってありがとうね」
◎ヒロッチ
「えぇーガチで? 超残念 !」
◎ハピー
「ありがと。明日は二人で飛ぶよ。ズボン履いてきなよー」
◎ヒロッチ
「へ? なにそれ?」
◎ハピー
「お楽しみぃ―」

もう一つの謎の砂嵐の世界⑦(№25より続く)

【砂嵐編あらすじ】
父を幼少時に亡くした高校生のみゆきはネットで知り合った大学生のシンジと親しくなった。みゆきはシンジと会う事になるが、シンジはAIによるフェイクであり、シンジの名をかたった男たちに捕まってしまった。数か月後、みゆきは発見された。

ザザザ゛ザーーーーーーーヒロッチの夢の中に砂嵐がやってきた。

(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい。私のせいで皆に迷惑をかけてしまった。私はいない方がいいの。。。。)
体は回復しているもののみゆきは深層意識の中に深く潜り、精神的自殺ともいうべき状態になってしまった。それ故に明るく活発でダンス好きな彼女の生命力は彼女から分離されてしまった。何処かに消えてしまった。そして意識が戻らないまま数年の歳月が経った。

ザァァァァァァ~


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