劇的満塁弾でドジャースがWS先勝!
ドジャースとヤンキースによる頂上決戦がついに開幕し、延長戦の末にドジャースが勝利を収めてWSの第1戦を白星で飾ることに成功した。
ナンバーワンを決定付けるWSは第1戦から白熱した戦いを繰り広げる展開となっている。
レギュラーシーズンではこういった流れの勝負で大谷翔平が素晴らしい活躍を見せてチームを救うこともあったが、このゲームの救世主は大谷ではなかった。
ただ大谷も5打数1安打ながら重要な場面で痛烈なヒットを放ち、貴重な同点のチャンスを作り出すという働きを見せている。
[ドジャース2/ヤンキース2]
そこでドジャースは1点を返して同点に追いつくが延長10回にヤンキースに得点を許してしまい、1点のリードを奪われてしまう。
[ドジャース2/ヤンキース3]
そして迎えた10回のウラ、1アウト・ランナー1塁2塁のチャンスで大谷に打席が回ってくる。
大きく期待が高まる中、大谷はファウルフライに倒れてしまうが、これでランナーは塁を進んで2アウト2塁3塁とサヨナラのチャンスは拡大していくことになる。
大谷の次に控えているムーキー・ベッツは申告敬遠で勝負を回避されて出塁すると満塁に。
勝負は2アウト満塁の一打逆転のチャンスと、抑えれば勝ち切ることが出来るチャンスが転がる究極の展開となった。
ここでヤンキースは怪我を抱えながら奮闘するフレディ・フリーマンとの勝負を選択したのだ。
最高潮に到達した熱戦は史上初の結果を生む
お前の方が抑えやすい、そう言われたも同然なフリーマンは劇的な展開を生み出す場面で打席に立つ。
今シーズンのフリーマンは家族の体調や自身の怪我に向き合うという辛い時間を過ごしながらも、ベースボールプレイヤーとしてたくましい活躍を見せて来た。
そんなMVPトリオの一端を担うこのフレディ・フリーマンこそがWS第1戦の救世主だったのだ。
勝負を決める場面でフリーマンは初球をしっかりと捉えると、打球は大きなアーチを描いてそのままライトスタンドまで飛んでいった。
その瞬間スタジアムは大歓声に包まれる。
こうしてフリーマンが放った一発は劇的な勝利を生み出すサヨナラ満塁ホームランとなった。
また、大リーグのWSでサヨナラ満塁ホームランが出たのは史上初ということなので、今回の劇的な勝利は歴史の1ページに刻まれる素晴らしい記録にもなったことになる。
頂上決戦を最高の形でスタートすることが出来たドジャースは、シリーズ初戦という重要な戦いを制することになったが、まだまだ先は長くヤンキースもやり返す気満々の状態で次戦に臨んでくることだろう。
優勝を決めるシリーズの行方と大谷翔平の活躍、世界が注目する戦いはまだまだ続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?