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日本ボクシングの黄金期

7つの世界タイトル戦が行われるボクシングの大きなイベントが10月13・14と2日間に分けて開催されることになった。

これは軽量級における日本ボクシングの黄金期が到来したことによって生まれたビッグイベントである。

バンタム級を支配する日本人チャンピオン


引用元:The Sporting News l 時事/Naoki Fukuda

現在スーパーバンタム・バンタム級の王座は日本人が占拠していることに加えて、王座を狙うランカーの中にも比嘉大吾や那須川天心・堤聖也など有望な日本人ボクサーがいるため、層の厚さが感じられる状況となっており、異常なまでの活躍と強さを見せている状況だ。

また、ライトフライ・フライ級も寺地拳四朗やユーリ阿久井政悟が王者またはランカーとして活躍を見せ、岩田翔吉もチャンピオンを狙えるポジションにランクを持っている。

このように、現在軽量級では日本人が目覚ましい活躍を見せており、王者や挑戦者のポジションを広い範囲で抑えつつある。

この黄金期とも呼べる日本ボクシングの躍進が7大世界タイトル戦という大きなイベントを生み出し、そのほとんどに日本人選手が絡むという功績を作り出した。

それは同時に日本人ボクサーの成長によって「世界の軽量級市場」が日本へと移動したことを意味している。

これから軽量級で結果を出すためには日本人ボクサーを攻略しなければならないため、多くの海外選手が日本という舞台を目標に掲げて腕を磨いていくことになるのではないかと思う。

10月13日のタイトル戦


WBA世界バンタム級タイトルマッチ
(王者)井上拓真(20-1)VS.(3位)堤聖也(11-0-2)

WBC世界フライ級王座決定戦
(1位)寺地拳四朗(23-1)VS.(2位)クリストファー・ロサレス(29-5)

WBA世界フライ級タイトルマッチ
(王者)ユーリ阿久井政悟(20-2-1)VS.(15位)タナンチャイ・チャルンパック(25-1)

WBO世界ライトフライ級王座決定戦
(1位)岩田翔吉(13-1)VS.(2位)ハイロ・ノリエガ(14-0)



10月14日のタイトル戦


WBC世界バンタム級タイトルマッチ
(王者)中谷潤人(28-0)VS.(1位)ペッチ・ソー・チットパッタナ(76-1)

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
(王者)田中恒成(20-1)VS.(5位)プメレレ・カフ(10-0)

WBO世界フライ級タイトルマッチ
(王者)アンソニー・オラスクアガ(7-1)VS.(1位)ジョナサン・ゴンザレス(28-3-1-1)

WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦
(1位)那須川天心(4-0)VS.(2位)ジェルウィン・アシロ(9-0)


防衛・王座獲得によって大きな動きが出ることになる10月13・14のボクシングイベント。

日本史上最大級の祭典はどのような結末を迎えるのか。

日本人選手が多く出場するため緊張感や興奮が高まることもあって、ある意味負荷の高い大会となることが予想されるが、これだけ見応えのある国内のボクシングイベントを観戦・視聴できる機会はそう無いので、目一杯ボクシングを楽しむ時間にしたいと感じている。

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