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二本のヤリ

私は現役時代、どんな仕事に就いても、常に二本のヤリで仕事をしようと心がけていました。
それは、思いやりと、遣り甲斐のヤリです。
この二本のヤリは、密接に関係しています。

私にとって遣り甲斐のある仕事とは、儲けることでも、能力を発揮することでも、ライバルと競争することでもなく、人に思いやりを持って接することができる仕事であり、人に思いやりを持てれば持てるほど、遣り甲斐も出てくるというものでした。

二本のヤリで仕事をする。
ただし、三本目のヤリは使わない。
三本目のヤリとは、投げやりのヤリです。

これが、私の現役時代の仕事のモットーでした。

実は、退職した今も、この思いに変わりはありません。
仕事に限らず、人生を楽しむためには、この二本のヤリは大切です。

私は、これからの人生は余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加えていく「加生」だと考えています。
多くの人は、当たり前のように、明日も生きているだろうと思っていますが、本当は、人はいつ死ぬかわからないのです。
明日のことは、誰にもわかりません。

だからこそ、私は、今日という日を大切にし、今日という1日を人生に加えることができたことに感謝しながら、楽しく加生を重ねていこうと考えています。

私の「楽加生」というペンネームは、そうした思いからつけたものです。

仕事も人生も、思いやりと遣り甲斐の二本のヤリで楽しむ。

これが加生の真髄だと思っています。


思いやり遣り甲斐楽し加生かな


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