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【旅行hack】機内モードのGoogle mapでサバイバル(公共Wi‐fiしばりの旅)

投稿:017
【記事の要約】
最初に断っておきますが、
この旅行hackは貧乏性と挑戦を掛け合わせた遊びです。

海外旅行する際、数千円支払えばモバイルWi-Fiを借りられたり、
ahamoなど一部のキャリアでは月額料金¥3000ほどで日本国外の主立った地域でも通信ができるようになりました。
便利な時代にあえて機内モードを解除せず、空港などの公共Wi-FiとホテルのWi-Fiだけで海外に滞在する。
そんな時、電波のない状態でも使えるGoogle mapは頼りになるんです。

記事の文量が多めなので目次から必要な部分だけ読んでくださいませ〜

本記事のポイントは以下の通り。
・機内モードを起動させたまま海外の街を歩ける
・Googleマップの不思議な特性
・旅に出る前の準備を怠らなければ何とかなる


海外でインターネットに接続する前に

海外に着陸した飛行機の機内で「電波を発する電子機器を使用できます」って聞いたり、空港のなかで何気なく機内モードを解いてしまった経験ありませんか?
一部の対応キャリアなら問題ありませんが、未対応のままモバイルデータ通信を行うと高額な通信費が発生します。それが原因で苦い経験を味わい、海外では絶対に機内モードを解除しないと誓った過去がある私。かと言って、モバイルWi-Fiのルーターを借りてもそこまで使い勝手が良くない時もある。ないよりはましって感じ。
それならいっそのこと、渡航先では公共Wi-Fiだけを頼りに旅しようって思った。そんな時、家族から「Google mapなら現在地だけは電波がなくてもわかるんだよ」と教えてもらったことがとても役に立ちました。

Google mapでサバイバル

日本でモバイルデータ通信を使っている時のように、
その場で経路を調べたり、食事のメニューや口コミをみたり、わからない言語の翻訳機能を使うことはできない。
スマホの機能を活かしきれず、不便極まりないのは確かです。
でも、Google mapは機内モードでWi-Fiにつながっていなくても、
現在地だけは示してくれるんです!
(例外はあります。飛行機のなかとかだと、アフリカの西沿岸の海上に放り出された位置に現在地が示される……不思議)

海外の街歩きはGoogle mapのこの特性だけを頼りに旅行する。
これがなかなかスリリングで面白いんです。
地図上の自分の位置だけがほぼ正確に表示されるだけで、インターネットは使えない。一見不便なんだけど、割と何とかなります。
むしろサバイバル能力を高めつつ、異国の地を旅できる妙な高揚感と緊張感が面白いとさえ感じます。

基本的に英語は自分自身のもてる力で何とかする。
翻訳アプリに頼れないから、発音やリスニングも含め、真摯に相手の話す言葉に耳を傾け、たどたどしい自分の英語で格闘するから鍛えられる。
何より一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿勢って相手にも伝わるような気がします。
翻訳アプリが身近になった今でも、その人自身が自分の言葉で話せることって大切なんだなぁとしみじみ感じます。

少し話せるのはせいぜい英語だけど、他の言語でも挨拶ぐらい覚えて併用すると相手も心を開いてくれる。
挨拶一言でも軽んじない。言語に対するリスペクトは、そのまま相手の背負っている文化に対するリスペクトに直結するんじゃないんでしょうか。
私は海外の人から日本語を聞くと安心するような、嬉しいような気持ちになるのですが、きっとこちらが現地の言葉を話せば相手も同じような感覚でいてくれるのではないかと淡い期待を抱いています。

肝心なのは丁寧な準備

言語の話はこのぐらいにして、Google mapで海外の街を巡る際に心がけていることに話題を移しましょう。
それは事前準備と下調べをできる限り丁寧にしておくこと。
よほど大らかな文化圏でない限り、大抵のことはインターネット上に掲載されています。
博物館や商業施設の開館時間、現地ツアーの催行日時と条件。必要な経費などをあらかじめ調べておく。自分のスマホをオーディオガイドとして使う博物館や美術館を利用する場合も、あらかじめデータをダウンロードしておくことで対応できます。

旅慣れている方にとっては当たり前かもしれませんが、
旅をどれだけ充実させられるかは、準備をどれだけ丁寧に進めてきたかにかかっていると思います。感覚的な話ですが、旅行の成否を決める要素は7割ぐらい事前準備が占めているんじゃないかと。後は天候やどんな人と巡り会うかも含めて運次第かな。

とにかくできる限り準備を怠らないことが、
機内モードでGoogle mapを頼りに海外旅行をするコツだと思います。
というか、何も調べないで機内モードで街歩きはさすがに無理かな。
タイパもコスパも許容範囲を超えてしまいます。

ちなみに、写真の場所データは機内モードにしていても、Wi-Fiをオンにしておけば記録されるので問題なし。

とはいえ、不測の事態に備えておく必要も

フランスでモン・サン・ミッシェルのバスツアーに参加した帰りのこと。
エッフェル塔が見えるトロカデロ広場がバスの発着場でした。
そこで同行した日本人観光客の方から
「携帯の充電が切れてしまい帰り道がわからないので、ホテルの最寄り駅を調べてもらえないでしょうか」とお願いされたのですが、
生憎、私は機内モードにしてGoogle mapだけでツアーを過ごしていました。
事情をお伝えしたところ、その方は絶句したまま駅の方に向かわれました。
意地悪してるとか、嘘ついてるとかじゃないんです。
本当にインターネットを使えない環境なんです。
私自身はホテルの最寄り駅までは移動できるように、
もっと言えばその日の移動手段と時間、金額については
あらかじめ調べてメモ帳に入力しておきます。
後から見返した時に旅の記録にもなりますし。

と、まあこんな調子でフランス、イギリス、イタリア、オランダ、ベルギー、タイ、ベトナム、シンガポール、アメリカ本土などを巡ってました。
滞在日数は最短4日、最長14日で、平均は1週間ぐらいかな。

「わざわざそんな自分を責めやつすようなことしなくていいのに」と思われた方、その通りです。それに、旅に出発する前のスケジュールが詰まっていて準備を十分にできない方や、旅慣れていない土地に足を運ぶ場合はおすすめできる方法ではありません(私は行きますけどね)。
そこは素直に文明の利器に頼りましょう。楽しめるのが一番ですから。

以上、Google mapの優秀な特性と旅の準備の大切さについてシェアしました。皆さんは何か自分に制約をかけたり、チャレンジしながら旅することはありますか?

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